オーク亜種
ギルドに向かい。声をかける。
「買い取りをお願いいたします。」
「はい。それで買い取りをしたいモンスターは…」
「あっ、今出しますね。」
そう言って、イベントリーからゴブリンを出す。
『えっ!』
その場にいた、全員が驚いた顔でこちらを見てくる。
「えっと…何かしましたか?」
「いえ、空間魔法をもっているのは数百年で一人と言われていますから、驚いてしまって。」
まずいことをしたかもしれない。空間魔法はもっていないがイベントリーを使ったら空間魔法に分類されるのかよ。
「それで買い取りをお願いいたします。」
「はっ、はい」
買い取り金額は素材が傷んでなかったので、金貨3枚になった。この世界の素材どんだけ傷んでるのか気になる。
そのままギルドボードを見る。ギルドボードにはオークの討伐がある。それを取りギルドに提出する。
「オークの討伐ですね。確認しました。オークの耳を提出して下さい。オーク一匹につき、銀貨20枚です。」
「わかりました。」
ギルドを出て、オークのいる、魔女の森と言うところに向かう。
魔女の森でさっそく<気配察知>を使うと、すぐに反応があった。オークかわからないがそこに向かう。向かった先にいたのはたぶんオークだ。
「<鑑定>」
オーク:体長は160cm~180cm。武器を使い基本的に単独で行動する。二足歩行で移動。
オークだった。オークの見た目は豚と牛が混ざったような感じだ。オークに構えをとり、<身体強化>を使う。オークに斬るが短剣なのでなかなか奥を斬れない。オークの一撃一撃はあたるとレベルが上がった俺でも吹き飛ばされそうだ。なかなか奥を斬れないので、手が汚くなるが斬りつけた場所を何度も何度も斬る。そうすることで、オークの脂肪の奥を斬ることができる。オークを何度も何度も同じ場所を斬っているうちに動かなくなった。
オークをイベントリーに入れ、次のオークを捜す。
おかしい、オークは普通単独行動じゃなかったのかよ。今相手にしているのは、20匹前後、その中に周りのオークより小さいが引き締まった筋肉をもつオークがいる。そのオークは後ろでずっと戦いを見ている。
「<鑑定>」
オーク亜種:普通のオークより小柄だが、ステータスは何段階か上。その数が少なく、オーク亜種の存在はあまり知られていない。
クソ、今普通のオークを相手にするのが精一杯の俺にオーク亜種も一緒に来るのは、殺される。魔法を使い水蒸気爆発を複数使うが1、2匹しか、倒せない。この際仕方がない、そう思い、すぐに周りの木に魔法で火をつけて行く。つけ終わったあとは魔法で自分の周り以外の酸素を減らしていく。酸素が残り少しになったところで火に魔法で酸素を与える。次の瞬間大きな音と爆発が起きる。<身体強化>を強くしていたのに、かなりのダメージを負った。辺りを見渡すとオーク全員が燃え死んでいる。しかし、オーク亜種は違った。周りのオークを盾にして、無傷で立っている。
オーク亜種に構えを取る。魔法はさっきかなり使ってしまって少しだるさがあるので身体強化を維持するだけでつらい。もう魔法が使えないことがわかる。
オーク亜種に剣を振るが剣で受け流されてしまう。オークが斬りかかってくる。剣術を持っているのに、防戦一方になってしまう。しかも、徐々に押され傷の数が増えてくる。いや、押されいるのではない。オーク亜種が俺がギリギリ防げるペースで剣を振るってくるのだ。オーク亜種は完全に遊んでいる。俺は遊ばれている。この関係を打破したいがなかなか打破できない。俺はもう防げるかどうか怪しいところまで来ているのに、オーク亜種はまだ、全力ではない。俺は自分の限界を突破する勢いで防ぐ。
《スキル》
<限界突破>を入手しました。
その声が聞こえすぐにスキルを使う<限界突破>。いままで防戦一方だったのに、互角の勝負ができている。しかし、剣術にレベルでもあるのかと思うくらい剣術の差がある。このままではこの状況が打破できないので、一か八かの賭けに出る。
「<ウィンド> <ファイア> <ウォーター> <サンダー> <サンダー>」
オーク亜種の周りの温度を急激に下げる。そのことで霧が発生する。そして、火と水で霧をつくり霧を深くして雲をつくる。そこに電気で静電気を起こし電気を貯める。電気が貯まったところで、一気に電気を放射する。物凄い雷が起こる。
激しい光が出たあと一息つく、もう魔法を使いすぎて意識が飛びそうだ。だが、そこにはまだ、生きているオークがいる。オークは感電こそしたものの死んだオークを盾にまだ生きている。
もう意識が飛びそうな中、オーク亜種が武器を振って──血花が完成した。




