ギルドでテンプレ
朝、ギルドに行くため早く起きる。宿の食堂には数人しかいない。朝に出されるパンを食べる。
「旨い!」
日本のパンよりも旨いかもしれない。その後もパンを数個食べてギルドに向かった。
ギルドの行き方は昨日教えてもらったのですぐについた。
ギルドに入ると予想以上に人がいた。俺が入るとローブを着たまま入るのが、珍しいのか何人かがじっと見てくる。しかし、そのまま気にせず受付に向かう。
「おはようございます。本日のご用件はなんでしょうか?」
受付の人はとても美人のお姉さんだった。しかも、営業スマイルだとわかっていても美人のスマイルは俺のライフを削る。
「先日受け渡した盗賊の報酬を受け取りに来たのと、ギルドに冒険者登録をしに来ました。」
「すいません。お名前はなんでしょうか?」
「ビャクヤさんでしたか。報酬の金額は金貨8枚となっています。」
驚いた。あの程度の盗賊を倒しただけで、金貨8枚が貰えるなんて。
「ありがとうございます。」
「それで冒険者の登録ですね。冒険者についての説明は必要ですか?」
「はい。お願いいたします。」
「冒険者は基本的誰でもなれます。しかし、犯罪を犯したものは登録出来ません。あと、奴隷は主人と一緒でしか登録出来ません。また、冒険者にはランクがあり、上からSSS、SS、S、A、B、C、D、E、F、G、Hとなっております。依頼は自分のランクか一つ上しか受けられません。Cランク以上からは指名依頼があります。そして、ギルドの召集に必ず応じなければなりません。召集に応じない場合はランクを下げられるか最悪の場合はギルドに追放されます。余り言いたくありませんが、冒険者どうしの争いにギルドは干渉しません。本当は起きて欲しくないのですが。以上が冒険者についての説明です。よろしいですか?」
「はい。大丈夫です。あと、ステータスについて教えて貰ってもいいですか?」
「はい、ステータスは自分の強さを表し、運によってステータスの上がりかたが変わります。そして、運はレベルが上がっても上がりません。」
ん?俺チートじゃね。まぁ、強いことに悪いことはないな。
「それでは次にこの玉に触れてください。犯罪を犯したかどうか確かめるので。」
「はい。」
そう言って玉に触れると玉が白色に光った。
「犯罪履歴は有りませんね。次に、自分の名前と年齢とジョブを書いて下さい。文字の書きはできますか?できないのであれば、私が書きますが?」
「いえ、大丈夫です。」
いままで会って来た人たちがみんな日本語を話していて、出された紙に書いてあった文字で納得する。ここの文字は全て日本語だと。名前と年齢を書きジョブを書こうとして疑問に思ったことを聞く。
「すいません。ジョブで魔法剣士って書いて大丈夫ですか?」
「魔法剣士ですか?はい大丈夫ですけど他者に見下されますよ。」
「何故ですか?」
「魔法剣士は魔法と剣士どちらとも極められない人が多いですから。」
「そうですか。」
大丈夫だとわかったので、ジョブの欄に魔法剣士と書く。見下させてもいいのかと思った君、テンプレができなくなってしまうだろ。そのまま紙を出す。
「これで大丈夫ですか?」
「えっ……はい大丈夫です。冒険者登録ができました。そして盗賊を倒した報酬の金貨8枚です。」
俺が魔法剣士と書いてあったことに驚いていたがすぐに営業スマイルに戻る。
「俺のローブ姿についてなにも言わないですね。」
「冒険者になるかたはいろんな人がいますからね。」
そう言われ安心する。金貨8枚を受け取り外に出ようとしたところ声をかけられた。
「おい、ローブの新人、今貰った報酬俺によこせ。」
テンプレきたー。
「俺のことですか?」
振り返ると体格が俺の2倍以上ありそうな人に話しかけられる。見た目的にジョブは剣士だろうか?とりあえず<鑑定>
レベル:12
種族:人間
職業:冒険者
やっぱり、レベルと種族と職業しか見れないか。ジョブを見れたらよかったんだか。
「あ~お前のことだよ、魔法剣士君。」
ニタニタした笑みで言われイライラしたので、挑発をする。
「すいませ~ん。冒険者どうしの争いで相手をけがさせた場合はどうなるですか?」
受付のお姉さんは心配した目を俺に向けているが、ギルドは干渉できないので、しぶしぶ答えていた。
「殺したりしない限り大丈夫です。」
「おい、新人俺にけがを負わせる。笑わせるな、俺のランクはDだぞ。」
そう言いながら、剣を降ってくる。盗賊の親分のレベルより低いとわかっていたが想像以上に剣の降ろすスピードが遅い。そういえば、ステータスどうなっているのか気になるが今ここで開く訳はいけないので、回避して、ジャンプして回し蹴りを食らわす。ファイヤー○ルネードをしている気分だ。そのまま回し蹴りを食らった剣士はものすごい勢いで壁に体をぶつける。さすがに壁を破壊するまではいかないが頭をぶつけ、気絶している。受付のお姉さんを含む回りの人が驚いている中何事もなかったかのように、外に出た。




