まぁ、そうなりますよね。
目を開けると膝枕をされていた。そこの君、今うらやましいと思っただろ。しかし、考えてくれ、いきなり目を開けると膝枕だぞ。しかも、ケモミミ娘にだ。久しぶりにしっかり話すのに、膝枕された後、どうやって話したらいいか教えろよ。調子に乗りました。教えてください。お願いいたします。
《スキル》
<精神安定>を入手しました。
おい、俺の精神は安定してるぞ。えっ、それはスキルを手に入れた後じゃないかって、そんなことは気にするな。今が重要なのだよ。今が。
スキルを手に入れて精神が安定した後、この状況を理解するため、話しかける。
「あの~、すいません。この状況はどういう状態なのでしょうか?」
と言いながら、膝枕から離れたくないが膝枕から離れる。
「あっ、起きましたかな旅人殿」
そう言って馬の上に乗ってる商人らしき人が話しかけてくる。
「私の名前はグロンと言います。もう、きずいてるかも知れませんが、奴隷商人をしております。」
そういえば、膝枕をしてくれた子に首輪がついていたな。あれが奴隷の首輪なのか。小説とかで読むが実際に見るといいものではないな。
「えっと、俺の名前はビャクヤです。」
テンプレだと姓がある人は貴族に分類される。しかも、グロンさんは、名前しか言っていない。
「あっそういえば、盗賊たちはどうしましたか?」
「後ろの荷台に奴隷と一緒に新たに縄で拘束し乗せてあります。ところであなたは勇者なのですか?」
「えっ違いますが。どうしてそんなこと聞くのですか?」
お決まりの黒髪と黒目が原因だと思うがな。
「数百年前に召喚された勇者様のと同じ黒髪、黒目だからです。」
「この黒髪、黒目は勇者と間違われますか?そして珍しいですか?」
「はい。黒髪、黒目は珍しく、勇者と間違われるでしょう。」
マジかよ。勇者と間違われるとかごめんだよ。何か隠す方法はないのかよ。よし、この世界のことは、この世界の人に聞こう。
「すいません。これを隠す方法はありませんか?」
「あ~あ、それでしたら、ローブがありますので、それで隠してください。」
そう言って、何も無いところからローブが出てくる。
「あの~、それは何円ですか?今はお金持ってませんが、働いて返しますので、そのローブをもらってもいいですか?」
「いえいえ、命の恩人にお金をとるなんて出来ません。このローブは差し上げます。」
「ありがとうございます。」
そのローブをもらって、ローブを身につける。滅茶苦茶怪しく見える。しかし、ばれるよりはマシだな。
「それでこの馬車はどこに向かってるのですか?」
「防衛都市エリスタだよ。」
「防衛都市って何ですか?」
「ビャクヤ殿あなたは本当に勇者ではないでしょうかな?まぁ、防衛都市と言うのは、魔王が攻めてきたとき最初に攻められるからですよ。」
「ははっ、冗談を。それで、魔王って今もいるんですか」
「もういないよ。復活するときは信託で言われ他にも勇者が召喚されるよ。」
そう言って会話が途切れる。




