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【本編完結】とある(残念)イケメン観察…しない残念令嬢  作者: 泉ヶ森 密筑


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本日は男装。最後はやっぱり朝食がオチなの、だ!

数ある作品から拙作をお選びくださり、ありがとう(^人^)ございます


アリサ復活は如何に? 的な回m(_ _)m




 明朝、アリサは珍しく馬車で学園に訪れた。

 何故馬車であったかは後程判明するが、それはそれとして降りて来たのは男装のアリサ一人であった。まさか御者が従者や付き添いの代わりという訳でもあるまい。貴族令嬢としては、まずあり得ない状況ではある。

 迎えたジオラス達は昨夕彼女の泣き顔を最後に別れてしまったので、一人のアリサを見て、普段は過保護である兄(たまに父親)は何処に居るのだ!? と理不尽を承知で腹を立ててしまう。


 本日の出待ち要員は、まずジオラス。そしてその兄が()()。相変わらず警務の人間が三人。この三人の顔触れは都度変わる。さ、ら、に、魔法騎士が二人と、最後に魔法のオジサンこと魔導師長。


 この(特に最後が)錚々たる顔触れにアリサがたじろぐ──とまでは行かない迄も、複雑そうな表情を見せた。


「皆様お早うございますのね。斯様(かよう)な場所にこのような大所帯で如何いたしましたの?」

「アリサおはよう。私は弟子としていつもの見学。今朝は兄上達がオマケでついて来てるけど、いいよね?」

「魔法のオジちゃん達も見学させてくれ。警務隊はいつもくっ付いて歩いてるんだろ? 気にすんな」


 ジオラスと魔導師長にそれぞれ言われて、アリサは何か言いたそうにしながらも結局は頷いた。




 その日の朝は何事も無く観測を終え、アリサは一度帰宅するとなった。しかしそれに待ったをかけるのが、お約束の警務の面々である。一応は彼等にも職務という物があり、現在のアリサは王城預かり扱いとなっているので仕方がない。


「分かりましたわ。けれどわたくし、朝食がまだですの」

「いつものように用意させます」

「父をはじめ、家の者が待っておりますの。食事を済ませて後、登城致しますわ」


 そのように言われてしまっては、一時帰宅を許さない訳にもいかない。だが魔導師長が元気良く手を上げた。


「はいハイはいハイ! 魔法のオジサンがお邪魔させてもらいます!」

「それはアリシア家にお邪魔して、あわよくば朝食を(たか)ろうという宣言でしょうか?」

「おう、警務の! あんた等は付いて来なくて良いぞ。他は付いて行くよな?」


 何故あんたがアリサの意思を無視して指揮を取っているのだという突っ込みは、アリサ以外その身分を知っているのでできない。唯一阻止できる可能性を持つアリサはとうに諦念を纏っている。

 結局、警務隊を含めて丸っと団体様でアリシア宅に早朝訪問となった。


「本日はタウンハウスではなく、郊外の屋敷ですの。皆様宜しいですわね?」

「郊外?」

「ああ、アリシア家はタウンハウス以外に、国の要請で郊外にも屋敷を持ってたな。ハリシア領はドラゴン便やワイバーン便を持ってるからな。それ用の土地を国から指定されてる。郊外の屋敷ってのは、そこだろ?」


 いま一つピンときていないジオラスの為だろう説明が魔導師長から成された。

 何はともあれ、それが為にアリサは馬車であったのかと一堂納得したのである。




 因みにその日の朝食は、焼きたての食パン。色とりどりのジャム数々。ふわとろ半熟オムレツ。採れたて各種野菜の彩り塩揉み。スープは無いが、温かな珈琲。

 この全て、押し掛け部隊には初めての献立であった事実を、アリサだけが気付いていないの、だ!








前回やっと第二王子に名前がついたので、魔導師長にも名前が必要かどうか考えてみる。

そして本作の分野を「異世界」から「ファンタジー」へお引っ越しするべきかどうかも悩ましい( ̄~ ̄;)

しかし「ハイファンタジー」と「ローファンタジー」の区別がハッキリ理解できていない作者。本作は、アリサ的には中世ヨーロッパ風となっていますが、作者的にはゲーム調。この場合、「ハイ」なの?「ロー」なの?どちらかと言うと、やっぱり「ハイ」ですか?


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