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謎の刺客襲来!

 ~二月目中盤~


『全員用意は良いか? 文献通りなら5分後にお出ましだぞ!』


 今日は先日ホテイが言っていたこの国を何かが攻めてくるという日で、俺たちSGFは何かが出てくるワープホールが出現するとされる地点に散らばらされた。ただその地点は五ヵ所だそうで、オオグロはフクロウと、俺はミサと組まされている。ジュロはこんな日に無断欠勤らしい。


「こっちはオッケーだよー! ねっ! エビちゃん!」


「あ、あぁ」


『エビスさん! そっち誰か居るんですか!?』


「ミサだよ、芸能科だった」


『あー、あの人もSGF入ってたんですかー。くれぐれもうつつを抜かさないように!』


「抜かさねーわ!」


 疑いをかけられているようだが、こんな裏の多いアイドルはごめんだ。それはともかくホテイとの連絡はミサに任せて俺は子供たちを任せてきたテトラと繋がるトランシーバーで会話している。


『……来るぞ!』


「来るらしいぞ!」


「りょ!」


 ホテイの言葉が俺に伝わる前にもうワープホールが顕現し始めていた。悪い意味で喉が鳴る。


「何あれ!? キモくない!?」


「そうだな」


 現れたのは人外だということは分かる二足歩行の生き物、見た目は何とも例え難い化け物で、気持ち悪いというのも同感だ。


「わたしキモいのはちょっとなー……」


「俺一人でやれってことか!? 冗談じゃねーぞ!? ……っと、擦(なす)り付けあう必要はないみたいだな」


 このやり取りの間に一体目の化け物に続いて型違いのような二体目が出てきていた。


「とりあえず俺があいつら引き留めとくからワープホールを潰してくれ!」


「オッケーい!」


 性別どうこう言いたくないが、女子にこっちを任せるのは気が引ける。しょうがないんであれの相手をしてやるか。


「何のために出てきたかは知らんが好きにされるわけにはいかんのでな、遊んでもらおうか!」


 敵意のないらしい化け物二匹がどこかへ向かおうとする道を塞ぐように俺が対峙する。


「―――――――?」


「―――――――」


 目の前の化け物に二匹は謎の言語で会話しているらしい。俺を倒す算段だとすればそれは無駄だぞ?


「……は? 待ちやがれ!」


 化け物どもは顔を見合わせて頷くなりダッシュで何処かへと向かい始めた。移動に足を使うということはさっきのワープホールはこいつらのものではないらしい。しかしこの方向は……


「ミサ! もしかするとあいつらの目的は城かもしれん!」


「みんなもお城に向かってるみたい!」


 ストレートに国の頭を取りに行ったって訳か……ならば選択肢はひとつしかないだろ!


「潰し終わったよー」


「よし! さっさと行くぞ! テトラ! そっちに敵は行かないみたいだ!」


『分かりました! ……ってちょっと待ってくださいエビスさん! こっちにも何か……』


 うちの学校は町の外れに位置するため城からは距離がある。それに他のペアにも一、二個のワープホールが出現して城に誘導されているとすれば安全だと思ったのだが、突如テトラとの連絡が途絶えた。


「何かってなんだ!? おい!」


 何事もなければ会話ができなくなることはない。つまり何かに攻撃されたかもしくはトランシーバーを壊されたってことだろう。


「悪いミサ! 先に行っててくれ! 学校でなんかあったらしい!」


「分かった! ホテイちゃんたちに会ったら何とか言っとくよ!」


「助かる!」


 あんな愛想振り撒き系もなのに以外と気が利くんだな。それより今はとにかく何があったか確かめるしかない! トランシーバーの故障だと考えたいが……考えれば考えるほどどつぼにはまる、一刻も早く戻るしかないな……

どうも!ロカクです!

さて、七月末二本目の今回からバトルフェーズに突入です!面白くなりそうですね!

では、また来週!

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