case5 HOT&COOL
私達をこの異世界に連れてきた張本人…多分神様か何かだと思う。最後えらいスピードで天に昇ってったし、こんな状況それ意外は考えられないし。
「うーんどうしましょう。唯一の頼りはどっかに行っちゃったし、街ったってどこなんです…」
「おっ、これがお金か、ほい君の分。そうだなぁー、君から好きな方角選んで良いよ」
好きな方角かぁー、こういう時は太陽のある方向ってのが定石かな?と言うわけで…
「任せて下さい!私の勘が告げている…そう、こっちです!」
「了解、じゃあ……そうだな、俺はこっち行くわ」
「へっ?」
思わず変な声をあげてしまいました…。だってこの人私が言ったのと見当違いな方向を指してるんですもの!
「それじゃ」
「えっ?あっ、ちょっと!待ってくださいよぅ!何でそっち行くんですか、私あっちの太陽のある方指しましたよね!?そもそも何で別れる流れになってるんですか!」
「えぇー?だってあの神様っぽい人西へって言ってたし。第一君と一緒だと面倒そうだもん」
は、はあぁぁーー!?面倒って!確かに私のこの素晴らしい力が恐ろしいのは分かるけど!てゆーか西へってなら、なんで太陽のある方じゃないの?もう少し傾いてるから沈んじゃうよ?
「私達この世界救わなきゃいけないんだから、一緒に行かなきゃ駄目です!それに西ならあっちでしょ?」
「いや…俺がさっき起きた時は、太陽はあそこの林に隠れてたから多分今は頂点、でこっちへ沈んでくんだと思う。」
うぅ…、確かに中学の理科でそんなことをやったような…やってなかったような。
要するに、さっきはあそこの林の方にあって、今太陽があるあっちの斜め上を通過して、この人が指す方へ沈むと。確かにそれなら理屈が通りますね……
「分かって無いな?ちなみに地球は真夏でだったけど、丁度良い気温だから今は春なんだと思うぞ、だから太陽は真上を通らない。まぁどれも地球ならの話だから確実ではないけど」
痛い所を突かれました…でも進むべき方角が分かりました!
「それじゃ、西へ向かって行きますよ!」
「お、おい!手を引くな!俺は気ままに生きてくんだから、救いたいなら君がやれば良いじゃない」
「だーめーでーすーっ。さっ、一緒に行きますよ!この世の魔と悪を退治る為に、いざ往かん!」
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どうして俺が、この世界を救うなんて勇者紛いの事をしなきゃならんのか……
「あっ、そう言えばお互いのこと何も知りませんね、名前すら。と言うわけで私は桐峰夏海、華のJK二年17歳です!で、この右腕に封印されし……」
「あぁーはいはい、そっちは良いから。俺は崇科秋斗19歳、大学生だ」
「ちょっと!人の自己紹介の途中で……」
連日うだるような暑い真夏の日が続くなか、たまたま大学とバイトが無く丸一日休みだったから、前日深夜まで友人と遊んだりゲームをして過ごしていた。
今日は昼過ぎまで寝るつもりでゲームをし、寝落ちしたつもりだったんだが…気付いたらこんなところへ、全く人の気も考えないで世界救えとか傍迷惑なことを…大学とバイトどうなるんだろ、家族はどうしようかなぁ。
「…ねぇってば!人の話聞いてる!?」
「ん?あぁ勿論聞いてないぞ」
「ちょ、聞いてないって!くっ…まぁいい、どうせ低レベルな人間には私の力など到底理解出来ぬのだろう!」
はぁ、面倒くさい…。やっぱり中二病だなこいつ、しかも重症…いやもう末期、手遅れですね。関わらないのが一番だったんだ…
「それにしても遠いです…かれこれ二時間ほどは歩いてる筈ですが」
「でもまぁ、あと一時間と掛からずに着くと思うぞ」
「えっ?どうして分かるんです?」
あの時居た場所は小高い丘になっていて、下ると今歩いている道に出たんだか、そこに[この先祈りの丘]と[←ハイドランシア王国王都ハイドラ]と言う立札が建っていた。さっき通った所には[王都ハイドラ迄一刻、祈りの丘迄二刻]とあったので1/3は来たのだろう。
祈りの丘は周りより多少高かったし見晴らしも良かったから、そこから見えないと言うことはそう言うことなんだろう。
「意外と見るところは見てるんですねぇ…」
「意外ととは心外だな。てゆーかあんな立札見逃すとか、単純に君が馬鹿なだけでしょ」
「なっ!?馬鹿とはなんですか馬鹿とは!失礼な!あと君じゃありません、私はなつみです。自己紹介したじゃないですか」
こい…なつみはやっぱり馬鹿だ、そして中二病…面倒くさいなぁー
まだ決まった訳じゃないが、なつみと一緒に行くと考えると…苦労が絶えなそうだ。
ここ六日間運動らしい運動をしておらず、今日はようやくバスケが出来ました(*´∇`)
二時間半程やって帰宅し、これを書いていたのですが…
しばらく寝転んで書いたあと、首跳ね起きで飛び起きたら唐突に左足腿の裏がつり、10分程引かず激痛で妙な体勢で立ったまま悶絶してました(´・ω・`)
久しぶりにバスケ出来て良かったけど、痛かったなぁ……




