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72話 準備完了

王都へ帰還しダンジョンに潜る準備の状況を訊くため姉上達の所在を尋ねると、『闘技場』に居るとの事だったので僕もそちらへ移動する。


この『闘技場』は魔大陸に幾つもある施設で、施設起動後に場内での戦いで負傷しても痛みはあるが傷から血は流れず、致命傷を負って倒れてもしばらく気絶するだけで元に戻るというSSSランク魔道具指定の(誰が作ったかは不明な)施設になっている。

ここにある施設は『炎と氷の国』に次いで大きく、空間を最大まで拡張すると師団同士で戦闘演習出来る程広く出来る。


そんな施設の一角…軍の訓練や演習に使うエリアで姉上とアルの分体とヴァレシルとイルミーナ、グレンディルの分体が2対3で戦いを繰り広げ、それを姉上とアルが見ていた。


僕が近づくと2人は振り向き、

「「フレッド(兄上)、お帰りなさい」」

微笑みと共に声をかけてくれる。


「ただいま。3人の調子はどう?見た感じはだいぶ良さそうだけど」

「ええそうね。さすがというか、もう最大4割近くは分体でも力が出せる様になっているわよ」

僕が習熟具合を訊くと、姉上が及第点に達していると答えた。


「そう、じゃあいよいよ…」

「ダンジョンに潜れるね!」

僕が言おうとした事を、食い気味にアルが満面の笑みで言った。よほど嬉しいらしい。

そんなアルに苦笑しながら2人を伴って執務室へ戻ると、分体を解除した3人が待っていた。


「ようフレッド、お疲れさん。さっき見た通り大体仕上がったぞ。

それで、いつから潜るんだ?」

入るや否や、ヴァレシルが開口一番で訊いてくる。


「そうですね…イルミーナさん、急ぎの事とかありますか?」

漸次(ぜんじ)例の箱で書類を送っていたからあまり溜まってないし、周辺国に不穏な動きも無いみたいだし、大丈夫じゃないかしら?」

僕の問いにイルミーナは肩を(すく)めて答えた。


「じゃあ、僕とイルミーナさんで明日冒険者ギルドに転移陣を設置しに行って、その間に分体の方でダンジョンに入りましょう」

「御意。腕が鳴りますな!ではギルドにそう伝えておきましょう」

グレンディルが連絡を請け負って執務室を出て行く。


その後、明日の為に色々準備や片付けを行い、朝を迎えた。


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