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合同演習その1

モンスターとの戦闘。

描写難しかったけど頑張って書いてみた

 アインが目覚めると日付は変わっていた。

 現在の時刻は八時二十五分。

 朝のホームルームまであと五分。

 そして、教室まで走って五分。

 アインは焦りながら着替えて教室まで走った。

 そして何とか間に合った。


「遅かったなアイン」


 教室に入ったアインを迎えたのはドナルドだった。

 身体に所々包帯を巻いている。

 やっぱり昨日の怪我がそれなりにひどいらしかった。

 アインもかなりの怪我だったのだが起きたら治っていた。


「あ、ああ。起きるのが遅かったんだ」


「知ってるさ。ミーナに聞いたら起こしても起きなかったって言ってたからな」


 そうかと相づちを入れる。

 そして、アインの頭によぎるのは忌神が言った言葉『なぜ俺の力を使わない‼︎』だった。

 アインはその力を使わなくても済むようにこの学園に来た。

 魔法も今は使えないが使おうと思えば使える。

 魔法=忌神の力ではない。

 魔法色が灰色になるという影響はあるにしろ忌神の力ではない。

 アイン自身も忌神の力自体を使ったことはなかった。


「俺は何がしたいんだ……何を守りたい……なぜ強さを求める……」


 アインは誰も聞こえない声で呟く。

 俺は漠然とここに来た。

 お父さんに学校へ行けと言われてただ目的も無くここに来たんだ。

 アインは何故ここに来たのかがわからなくなっていた。

 そして、考えているうちにいつの間にかホームルームは終わっていた。

 アインたちは武術専攻、略して「武専」なわけだが一般教養も受ける。

 しかしアインは家で魔法の勉強や一般教養も学んでいたので授業ははっきり言って寝ていても大丈夫なくらいだった。

 そもそもアインは授業など右耳から左耳、左耳から右耳へと聞き流していた。

 そして、一週間、二週間経っても元の調子には戻れない。

 ルームメイトのミーナも時々心配そうに話しかけるが返事も「ああ」「そうだな」とまともなものはなく生返事であった。

 アインが廊下を歩いていると二人の人と鉢合わせになった。

 サバイバルマッチの相手リアスとリアナだ。

 目が合ったのでアインがお辞儀をするとリアスもお辞儀をした。

 一方リアナは「ふんっ」と鼻を鳴らし、その小さな体躯をできるだけ大きくみせようと踏ん反り返っている。

(こいつらも俺が守る対象なのか?)

 そんなリアナをスルーしてリアスリアナの横を歩いていった。


「ち、ちょっと!何か言いますよね普通⁉︎」


 後ろの方で喚いているリアナだがアインは反応せず自室へと向かい横になった。

 ここ最近の日課は睡眠だった。

 理由は忌神ともう一度話すため。

 何故かはわからなかった。

 自分でもあの言葉の答えが見つからないと思っているのだろう。

 といっても忌神とはあの日以来会うことができなかった。

 今日は午後から武専の授業があるのだがアインは出なかった。

 時が流れること数ヶ月。

 アインは未だにウジウジしている。

 成績は全て優秀。

 しかし精神状態が上でも中でもなく下だった。

 時折魔法を使おうと物陰に行くがやっぱり使うことができない。

 そして今日は魔法専攻略して魔専の生徒たちと合同演習の日。

 内容は魔物の倒し方。

 何故魔専と合同かというと連携をさせるため。

 生徒の中には将来戦場に立つ者がいるかもしれないので魔法と武術の連携が取れないと結構困るというのだ。

 担当教師は新任のゾディアック=ラヴェル専攻は召喚魔法。

 これが中々のイケメンで女子に人気があるらしい。

 そして合同演習の相手はメーアとフィアのクラス。

 アインはめんどくさいと思い、魔物を適当に倒してさっさと休むつもりであった。


「アインくんよろしくね」


 メーアがパートナーらしくぺこりと頭を下げて挨拶した。


「ああよろしく」


 アイン本人は普通に言葉を返したはずなのだがやっぱり声に力が篭っていなかった。

 メーアは気になって声をかけようとしたが近くにいたフィアにやめた方がいいと言われた。


「どうしたのかな……」


「今日の合同演習は魔物を倒してもらいます。その魔物はドラゴンです」


 その言葉を聞いて生徒たちがざわつく。

 なぜならドラゴンとは魔物の中でも強力な種であり倒すには最低四人で当たらねばならないのだ。

 そして、種の中には神と同等の力を持つかもしれない覇龍種と呼ばれるものたちがいる。

 その龍たちは王と称されていた。

 一番有名な例をあげると覇龍王ヴァルギリウス。

 龍の中でも一二位を争うほどの力を持つ龍だ。

 そいつが現れたが最後周りの土地は一瞬にして焼け野原になると言われている。


「そんなに怖がらないで。

 演習で使うドラゴンは下位種のドラゴンですから」


 にこやかに笑いながら言った。


「では初めにアインくんとメーアさん出てきてください」


 その二名を指名しこちらへと手招きする。

 アインとメーアは二人並んでゾディアックの下まで歩く。


「来ましたね。しばしお待ちを」


 そう言うとゾディアックは一歩前に出て深く呼吸をし右手を突き出す。

 するとゾディアックの前に魔法陣が描かれてゆく。

 大きさは直径三メートルほど。

 魔力が蛇のように地面を這い円を描く。

 そして、魔法陣を描き終わると言葉を話す。


「我、契約せしは龍の血族…我に従い姿を現せ‼︎……『ワイバーン』‼︎」


 魔法陣から象ほどの大きさを持つ翼龍が現れた。


「いきなりかよ」


 アインは真っ黒い剣を構える。

 メーアも杖を構えた。


「すぅぅ……行きます!詠唱破棄……コールドランス‼︎」


 最初にモーションを起こしたのはメーア。

 詠唱破棄した魔法を使う。

 メーアの頭上に氷でできた槍のようなものが出現しワイバーン目掛けて飛んでゆく。

 しかしそれはワイバーンには刺さらず、龍特有の硬い鱗に弾かれた。


「だったら俺が行く」


 とアインが切り込む。


「グルァァァァァア‼︎」


 切り込む寸前でワイバーンによる咆哮で身体が硬直してしまったアイン。

 ワイバーンは両翼に付いたその鋭い鉤爪でアインを切り裂こうと翼を振り下ろた。


「やらせないです‼︎」


 だがメーアがやらせまいとアインとワイバーンの間に氷の壁を造った。

 それでもワイバーンの力は強力らしく氷を物ともせず砕くがその一瞬でアインはメーアの所まで逃げていた。


「ちっ、こいつ案外素早いな……」


「アインくんわたしがあれの動き止めるからその時に切ってくれる?」


 妙に自信ありげなメーアにアインはわかったとうなづく。


「範囲魔法……X軸Y軸Z軸指定完了……発動……フリージング‼︎」


 メーアが魔法を発動するとワイバーンの両足が凍りつき、両翼に氷の柱が突き刺さる。

 動きが封じられたワイバーンはひたすら氷を壊そうと足掻く。

 そこにアインが走り込んだ。

 そして跳躍しワイバーンの首を落とそうと剣を振り下ろす。

 黒狼石で造られた刃はドラゴンの鱗さえも紙のように切り伏せた。

 首を失ったワイバーンの身体は灰へと姿を変え首も土へと還る。

 誰も見てないことを確認しゾディアックは密やかに何かを呟いた。

 すると突然地面が盛り上がりさっきとは違うモノが姿を現した。

 見た目は常に炎を纏っている巨人。

 そして生徒の中から声があがる。

 危険度Sランクのイフリートだと。




次回予告

メーア:次はわたしなんですね頑張って番宣します!

作者:メーアちゃんこれ番組違うから番宣じゃないよ

メーア:はっ⁉︎そうでしたか!

とりあえず次回予告です!

作者さんの描写力の無さはどうしよう もないので諦めてくださいね

地面から出てきたイフリートは演習場 を大暴れ!

その光景を見てアインは何を思うのか


で、できれば次も読んでほしいですっ

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