↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/32

サバイバルマッチ開戦‼

小説の書き方がわからなくなってきたこの頃

 アインの目覚めは最悪であった。理由は、眠っていた間に見た悪夢、幼少時の忘れることのない、決して忘れることのできない記憶。

 人の記憶というものは、良いことより良くないことの方を鮮烈に記録する。

 アインのそれは誰かの記憶よりも一際酷いものだ。

 寝汗でびっしょりになった服とシーツに不快感を覚えたアインは即座にベッドから降りた。

 二段ベッドの下ではまだミーナが眠っている。

 アインは時計を見る。

 時刻はまだ午前三時ほど、アインは家にいた場合いつも二度寝していたのだが、濡れたシーツに戻りたくはなくかつ服も濡れていたため二度寝はせずに汗を流すことを選択した。


「朝風呂もいいな」


 アインはぽつりと言葉を零した。

 ふいに昨日の夜のことを思い出す。あの唐突すぎる告白のこと。

 アインは湯船に入るとお湯に顔を入れて、ブクブクと泡を立てた。

 そしてアインは風呂から出て制服へと着替える。

 アインがベッドを見るとミーナはまだ寝ていて、寝返りを打っていた。


 ……改めて見ると、ミーナの耳ってフサフサしてそうだよな。

 いや、してそうじゃなくてフサフサしてるのか。


 アインは唾を飲み何となくミーナの耳を触ってみたいという衝動が出てきていた。

 そろりそろりと抜き足差し足ゆっくりとミーナの下に近づき、耳へとアインは手を伸ばす。

 その手はゆっくりとミーナの耳へと近づく、あと数センチといったところでミーナの「んっ」という息づかいが聞こえたのでアインはびっくりし飛び退く、するとミーナの方からくすっと笑い声が聞こえてきた。

 ミーナはアインが自分とは反対を向いている隙にベッドから降りてすり足で音もなくアインの背後に忍び寄った。

「いや、俺は何をやっていたんだ。女の子の然も獣人の耳を触ろうとしていたなんて、だがしかしあのもふもふには一度触れてみっ……うおっ⁉」

 いきなりの感触にアインは驚く。

 感触の正体はミーナ。

 ミーナが後ろから抱きついていた。

 そして、ミーナの姿は寝間着ゆえに薄い。身体が透けて見えないのが幸いかもしれないが。

 身体は見えないといっても身体同士は密着しているわけで特にミーナの胸の自己主張は選挙の激戦区でアピールする人並みの激しさだ。

 アインは口を開けたり閉じたりさせ狼狽の色を隠すこともできず赤面している。


「ねぇアイン。寝ている人の耳を勝手に触ろうなんて……いけないよね?」


 アインはおっしゃる通りですと頭を何度も上下に動かし反省の色をできるだけ伝えようとしている。

 ミーナは面白く思ったのか顔をアインの耳元に近づけ言葉を囁く。

「ふふ、でも触りたいなら触ってもいいよ。別に減るもんじゃないし」

 艶やかかつ色っぽい声でアインに話しかける。

「ほぉら、触らないならあたしが触らしてあげるよ」

 硬直状態のアインの手をミーナが持ち、自らの耳へと持っていき触らせた。

 ……ああ、いいわ。フサフサしてる。くせになりそうだ……って違う‼

 正気に戻ったアインはミーナから離れて距離を置き彼女の方を向いた。

「ミーナ、怖いぞ。そんな怖い顔するなよ」

「へぇ、今私そんな怖い顔してるんだぁ~。でもさ、こうなったのは誰のせいかな?」

 さっきまでの色っぽい声はどこへやらトーンが低くなったドスの効いた声で言う。

 顔には影ができていっそう怖く感じているアインだった。


「えっと皆さんちゃんといますかー?逃げてるおバカさんはいませんか?……ん、いなさそうですね先生安心しました!

 では早速始めましょうか。

 それでは皆さん指定された場所まで散ってください。

 始まりの合図は私が魔法で合図するので」


 朝の九時一年F組の生徒達は演習場に来ていた。

 生徒達の手には木製で多種多様の武器が握られている。

 オーソドックスな剣やコアなトンファーまでよりどりみどり。

 グレアが言っていた指定された場所というのは事前にサバイバルマッチのスタート位置が決まっているため、その位置を伝えた場所のこと。

 アインミーナペアも指定された場所に移動する。

 どの生徒も足取りは軽い。なぜならこのサバイバルマッチは命のやり取りをしないから。

 命のやり取りをしないなら、別に死なないなら負けてもいいという生徒が多いことを示す。

 まあ、それだからといってわざと負けるような生徒はいないし、まして本気でやらない生徒もいない。

 アインミーナペアを含むその他のペアも指定された場所へと着く。

 ……そろそろか。

「アイン。絶対最後まで残ろうね!」

 ミーナがアインに向けて言う。


「ああ、最初からそのつもりだ!」


 アインはニヤリと笑い木剣を強く握る。

 そして、ついにグレアがいる方向から眩いばかりの光が見え、これがサバイバルマッチの幕開けだということを生徒達が理解し、一気に演習場の空気が変わった。

 アインミーナペアは二人とも深呼吸すると会ってから一週間とは思えない息の合いようで言う。


「「それじゃ、行きますか‼」」

次は頑張って戦闘書くよ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。