3話 遠雷、静寂を崩す
ある夕方、兵士たちは廃ビルの屋上で煙草を吹かしていた。
兵士A「あのビル、一瞬で蒸発したよな、、、、なんというか、綺麗だった。」
兵士B「ああ、信じられねえよ、みんな炎で死んだと思ってた。まさか不死鳥の炎、、」
兵士C「息を吹き返したんだもんな、みんな、、、あの、炎の織英雄、、、まだ12だとさ。」
兵士A「はあ⁉︎、、、まだ、ガキじゃあ、、、とにかく感謝しなきゃな。」
兵士B「なんかやり切れねえなぁ、、、」
(ピシャ!、、ゴロゴロ、、、)
兵士C「嫌な雷だなぁ、、、」
無線「ザザ!、、、緊急入電、先ほど織英雄が独断で戦闘を開始、屋外に展開中の各員は撤退を開始せよ」
兵士B「ああ⁉︎、、おいおい“神怨”出てんのかよ、、」
言い終わらないうちに、激しい雷光がかれらの目を裂いた。
兵士A「なんだ今の光!」
激しい、爆発音が響く。(バチバチ!)
仙龍「カッカッカ!これはいささか、厄介じゃのぉ、、、ん?お主ら避難しておらんのか?」
兵士B「じ、爺さん⁉︎」
彼、いやこの白髪の老人は「鳴神 仙龍」「織英雄」の1人である。
彼も幻獣の力を持っているのだ。
響「仙龍、畳み掛けないのか?」
出てきた、この雷龍こそが彼の幻獣、「響」だ。
仙龍「まあ、待て。お主ら、あの坊やのとこの兵隊かね?」
兵士C「坊やって、、まさか指揮官⁉︎」
そう、仙龍は先の“戦争”に参加した、“織英雄”の最古参だ。
仙龍「さあ、さっさと倒してしまうかのぉ、、」
響「仙龍、やはり先ほど畳み掛けた方がよかったようだ。」
仙龍「んあ?」
突如としてビルの間から閃光が走った。
“神怨”が突如として活性化したのだ。なお理由は不明、、、
仙龍「まあ、大丈夫じゃろ、、、」
響「おいおい、まあわしらなら、、、」
仙龍は目を瞑った。
背中、、、仙龍の背中
ぼんやりと紫の光、、、光?
いや、、、閃りだ。
雷龍、、、バチバチと音をたてて昇る。
仙龍はニヤリと笑い刀を構えた。
仙龍「百雷の構え、、、紫電一体、、、」
響「無茶はやめろよ?」
仙龍「わかっておる、、、」
突然だが雷を見たことがあるだろうか?(多分ある)
雷は光が先だ、、、音はついてやってくる。
だが、、、
仙龍「、、、はァァ!」
刀の鍔から持ち手にかけて、光、、、閃りが、、収束して行く。
まるで、空気が雷光に置き換わったような、、、そんな、、
空間が避ける。
「バリッ!」
仙龍は、音が先、、、
「ドッシャァン!、、バチバチ」
仙龍「ちと、やりすぎたかのw、カッカッカ!」
響「敵の圧は消えたようだぞ?、、仙龍、刀が焦げ付いているぞ?」
仙龍「んあ⁉︎、、、またやっちまったw、、」




