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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第二章 異世界転移したおっさんが、おっさん達と戯れる。
74/124

輸送の仕事 おっさんの畑・17

直樹:

「はぁ……

 俺は、何歳に見える?」


フリスト:

「40……2?」


直樹:

「俺は、39だ……

 こちらの世界でだいぶ時間が立っているから。

 もしかしたら、40かも知れんが……

 お前は何歳だ!」


フリスト:

「16だけど……」


直樹:

「まだ16じゃないか!

 もし、俺が死んだら。

 お前は1年で死んでしまうんだぞ!

 異世界人は、命を狙われやすいみたいだし……」


フリスト:

「それが、どうしたの?」


直樹:

「仮に俺が、今後40年間長生きしても。

 お前は56じゃないか。

 57で死んじゃうんだぞ!」


フリスト:

「なんで?

 どうせ、あと5年しか。

 みんな生きられないよ」


直樹:

「はぁ?

 何言ってんの?」


フリスト:

「ナオキちゃんこそ。

 何を言ってるの?」


直樹:

「……

 ?


 どういう事?

 でしょうか……?

 フリストさん」


フリスト:

「だって竜の国は、5年、経たないうちに滅亡するから。

 私、ナオキちゃんの、子供が産みたい」



とんでもない事を、聞いた気がする。

なんだか。

頭が急に、重たくなった気がした。



直樹:

「すまない。

 もう一度、言ってくれるか?」


フリスト:

「だから!

 ナオキちゃんの、子供が産みたいの!」


ナオキ?:

「子供は、何人欲しいの?」


フリスト:

「2人は欲しいな」


ナオキ?:

「僕は、もっと多くてもいい」


フリスト:

「えーー!

 ホントに!?」


ナオキ?:

「ナオキ。

 ハッスルしやうぞ!」


フリスト:

「急にーー。

 モウ、恥ずかしい」


直樹:

「今のは、俺じゃない。

 コラ!

 何のつもりだ!」



頭に張り付いていた、馬鹿猫を地面へと叩きつける。

クルリと体勢を整えると綺麗に着地した。



魔導書ドラクエ:

「ナオキ、酷いな」


直樹:

「勝手に、俺の将来設計を決めるな。

 話を進めるな、馬鹿やろう。

 なんで、お前が出てきている?」


魔導書ドラクエ:

「ナオキと同じだ。

 引っかかる言葉が、出てきたからな。

 直接、聞きに来た」


直樹:

「お前は、関係ないだろ?」


魔導書ドラクエ:

「何を言ってるんだ?

 何かあれば、僕がナオキから相談を受けるんだ。

 事前に色々と知っていたほうがいい」


直樹:

「そう言われると……な。

 邪魔するなよ」


魔導書ドラクエ:

「静かにしていよう」


直樹:

「フリスト。

 済まないが。

 もう一度、頼む」


フリスト:

「ナオキちゃん、何人欲しいの?」


直樹:

「そっちじゃない。

 コレは、コレで大事件なんだが。

 もう一つの方だ!」


フリスト:

「国の話?

 8年前……

 ヨトゥンヘイムの戦いは聞いてるでしょ?」


直樹:

「あぁ、聞いてる。

 ユミルの言っていた、やつだな」


フリスト:

「ヨトゥンヘイムは負けたんだけど。

 実際に戦ったのは、アスガルド全体。

 ヨトゥンヘイム、スヴァルトアルフヘイム、ミッドガルド、ヴァナヘイム。

 すべてで戦って、負けたんだよ。

 先の戦いで純粋な竜は、ほとんど殺された。

 もう無理。

 この国は、もう終わりなんだ。


 ヨトゥンヘイムは、征服された?

 征服なんかされてない!

 今だって、まだ戦ってる!


 スヴァルトアルフヘイム、ミッドガルド、ヴァナヘイムだって。

 都市のいくつかを、失っているの。

 出来ることは、時間稼ぎだけで。

 あとは。

 滅亡までの時間が早いか……遅いか」


直樹:

「お前ら、そんな重要な話。

 一度だって言った事無いだろ」


フリスト:

「それは、私たちは軍属だし。

 まだ希望はあるって。

 思っている人も多いし……」


直樹:

「では。

 何故、今さら?

 お前は今も軍属だろ?」


フリスト:

「私は、契約したから。

 ナオキちゃんに嘘はつけない」


直樹:

「なら何故、契約した!!

 まだ仮契約で……

 解除できたんだろ?」


フリスト:

「ナオキちゃん。

 色々やってたし。

 何してるか知りたかったし。

 

 この前、隠れ家に行って。

 色々見て。

 本を見て、おじさん達、幸せそうで……

 だから私は、決意したの」

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よろしくお願いします。

地図はランキング?の所に、リンクを貼ってあります。

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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