表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第二章 異世界転移したおっさんが、おっさん達と戯れる。
59/124

輸送の仕事 おっさんの畑・2

水の掛かった周辺に、種や種芋を置いていった。

後は放置するだけだな。

そういえば時間はどういう流れだ?



設定を押すと。

1時間ー>24時間

時間同期 最大8時間


ん?

1時間ー>24時間は押しても反応しない。

時間同期を押すと『同期中』と表示される。


何だこれ?



<質問と回答>で、動作を確認した。


時間はこちらの世界が1時間で、畑は1日経過する。

時間同期中のみ世界が1時間で、畑が1時間になるようだ。


おっさんの倉庫とは仕様が、違うらしい。

時間同期を押して解除した。


やることが無くなったので、筋トレをする。

昼食後に畑を確認、特に変化はない。


夕食後の確認。

いつの間にか芽が出て、葉っぱが生えているぞ!

感動だ!

明日の朝には、収穫できるの物があるかもしれない。



朝がやって来た、尻尾が邪魔だ!

魔導書ドラクエが腕の中で寝ているが、尻をこちらに向けている。

尻をコッチに向けるな!

猫の習性なのか?

いや、あいつ猫じゃないだろ、魔導書だ。



直樹:

「さて……

 冒険の書」



馬鹿猫が消え去り、おっさんの畑を確認した。

芋類の収穫はまだできない。

葉物も、もう少し時間がいるだろうか?


枯れてなくて、よかった。

間欠給水は機能しているらしい。


食事をすませて荷物を取り込むと馬車は……

俺の所に来ない、止まったままだ。


フリストとユミルが何かやっている。

何か積み込んでいるのか?

用事は終わったらしく、俺の所にやって来る。

俺が乗ると馬車はすぐに走り出した。


狭いぞ!

これは、いつもより人口密度が増している!

確かいつもは7人のはずだが。

今回は、なぜか11人いた。

ひとり、ひとりの顔を見ていくと。

フリストが、目をそらした。



直樹:

「フリスト。

 聞きたいことがある」


フリスト:

「俺様は、何も知りません!」


直樹:

「いや、お前は知っている。

 なぜ、人数が増えた?」


フリスト:

「さぁ……」


直樹:

「フリスト。

 俺の目を見て答えろ。

 人数が増えたのは、お前の責任か?」


フリスト:

「いいえ……」


目を合わせようとしない。


直樹:

「怒らないから、正直に言え……」


フリスト:

「いや……

 前回の失敗を踏まえて。

 俺様とユミルの代わりに護衛兵を……」


直樹:

「どういう事だ?

 お前たちが警護の任務を、しなくてもいいように。

 兵士を付けたという事か?」


フリスト:

「はい……

 だって、魚が食べられないじゃんか!」


直樹:

「お前は、まったく。

 よく少将が許したな、あのケチが……

 人件費だって増えるだろうに」


フリストが急に百面相を始める。


直樹:

「おい!

 お前、まだ何か隠し事を!」


フリスト:

「違うよ!

 俺様は、ナオキちゃんのために。

 異世界人と会えるように話を付けただけだよ!」


直樹:

「なんの話だ?」


フリスト:

「ナオキちゃんだって。

 異世界人に会いたいでしょ?」


直樹:

「それは、そうだが……」


フリスト:

「いつかは、こうなるはずだから。

 少し予定を早めただけだよ!

 大丈夫!

 俺様が、ナオキちゃんを守るから!!」


直樹:

「どういう事だ?」


フリスト:

「ナオキちゃん。

 大丈夫!

 守るから!!」


直樹:

「ユミル、どういう事だ?」


ユミルが、はぁーーとため息をつくと。

フリストの代わりにユミルが話し出した。


ユミル:

「ナオキ様。

 今回の輸送が終わった後の話です。

 結論から言うと。

 近々に戦地へ物資輸送が開始されます」


直樹:

「はぁ!?

 危険じゃないのか?

 どういうことだ?」


ユミル:

「かいつまんで言うと……

 フリストが見送りに来た少将殿に、護衛の兵士を増やせと無理を言い出しました。

 当然拒否されるのですが。

 この時、異世界人の話が出たのです。

 異世界人をナオキ様に、会わせないんだから。

 少しは優遇しろと……


 実は前回紹介された異世界人たちは、戦地へと向かう事が正式に決定されたそうです。

 戦闘はいつ終わるかも見当がつかず。

 会うのなら当然戦地へと赴く必要があります。

 ナオキ様はいずれ戦地への輸送任務も請け負う事になるはずで。


 少将殿も戦地への輸送を。

 いつ切り出そうか悩んでいるようでした。


 そこで……フリストが力説したのです。

 ナオキ様は、これについても前向きだ!

 と、戦地へ行くのなら。

 竜車にも護衛兵が、もっと乗ることになる。

 だから今回の輸送からでも兵士を増やして。

 事前に慣れておく必要があるはずだと……」


直樹:

「ユミル!!

 何だそれは!!

 お前は何も言わなかったのか!?」


ユミル:

「ナオキ様は、ご家族を探しておられます。

 探す場所について。

 心当たりはありますか?」


直樹:

「いや……

 しかし、これと今回の件に関係があるの……か?」


ユミル:

「はい。

 異世界人の方は例外なく冒険の書を持っています。

 種類は違いますが、その力は強力です」


直樹:

「軍事利用か……

 そして、その活躍の地は戦場……」


ユミル:

「はい

 そして、戦争では命が消費されます」


直樹:

「異世界人は戦場へと集まる。

 そうか。

 時間が足りないな……」


ユミル:

「はい

 申し訳ありません」


直樹:

「ユミル。

 お前はこの可能性を初めから知っていたな……?」


ユミル:

「はい

 申し訳ありません」


直樹:

「いいんだ。ありがとう。

 今回のお前の判断は、俺の望みと一致している。

 俺が、甘いんだ……


 そうだ……

 考えるべきだったんだ。

 気づくべきだった……

 家族が……

 家族が戦場にいる可能性に!」


ユミル:

「申し訳ありません」


直樹:

「いい。

 ユミル。

 俺は強くなれると思うか?」


ユミル:

「わかりません……」


直樹:

「ユミル!、フリスト!

 力を貸せ、強くなるぞ!」


ユミル:

「はい」

フリスト:

「それなりに……」


フリストをじっと見つめる。


フリスト:

「はい、頑張ります!」

感想、レビュー、ブクマ、評価、お待ちしております。

おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ