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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第二章 異世界転移したおっさんが、おっさん達と戯れる。
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輸送の仕事 本格稼働・7

少将はそういうと颯爽と走り去っていった。

宿舎につくと一息つく。


なんか今回は、うまくいった気がする。

氷の魔法と回復魔法を貰えることになった。

上機嫌にくつろいでると、ユミルが話しかけてくる。



ユミル:

「ナオキ様、先ほどの件。

 あれで良かったのですか?」


直樹:

「あぁ。

 氷と回復魔法が手に入ったしな……」


ユミル:

「しかし……

 明日から首都とヤニスの往復ですよ」


直樹:

「ヤニスって何処?」


ユミル:

「漁師の街です。

 海の…監禁された……」


直樹:

「え!

 あんな遠い所。

 なんで行くの?」


ユミル:

「いえ……

 先ほどの少将殿との会話で……」


直樹:

「え!?

 そんなこと言った覚えはない!」


ユミル:

「ナオキ様!

 氷と回復魔法と5万の報酬で快諾されましたよ?」


直樹:

「え!!

 嘘!?

 ヤニスなんて、言葉なかったじゃん!」


ユミル:

「お二人で、海鮮だ!と」


直樹:

「海鮮って……ヤニスの事なのか?

 あそこの往復なら報酬5万じゃ足りないぞ!

 最低20万は貰わないと!

 往復に、何日かかると思っているんだ!


 氷と回復魔法っていくらぐらいだ!」


ユミル:

「使い古しの中古だと思われますので。

 2つ合わせても3万くらいでしょうか」



また、騙されたのか?

あの野郎、明日、ぶっ殺す!


コンコンコンコン、扉が叩かれる。

積み荷の準備ができたとの事だった。


案内されたテントには、少将は居ない。

荷物を取り込み、宿舎に帰ってきた。



フリスト:

「ナオキちゃん。

 やっぱりね!

 理由を付けて、ヤニスに行かされると思った!

 こうなると思ったよ。

 まさか、ナオキちゃんから言い出したというのは。

 予想外だったけど……」


直樹:

「どういうこと?」


ユミル:

「ナオキ様は、知らないのか……」


直樹:

「何のこと?」


フリスト:

「積荷だよ!

 積荷!

 俺様たち、肉と魚を持ってきたでしょ?」


直樹:

「あぁ

 それがどうした?」


フリスト:

「どうした、じゃないよ!

 壺の中に塩が詰め込まれていたでしょ?」


直樹:

「そうなの?」


フリスト:

「もう!

 常識!

 肉にせよ、魚にせよ。

 壺の中に塩を入れて塩漬けにするの!

 腐らない様に!


 首都と言えども、近くで養殖しているもの以外では。

 新鮮なものなんか手に入らない。

 塩漬けの乾物が多くって、一度は水で戻すの!

 だから美味しくないの!

 美味しい物は、産地じゃないと食べれないの!


 俺様たちが持ってきたのは、鮮度も抜群だった。

 塩は入っていたけど。

 干物じゃなかったヤツもあったの!


 本来であればあれだけの量……

 運ぶのには、1週間では運べないんだよ!

 1月超えるなんて、当たり前なんだから!

 軍の施設でも、鮮度の良い肉、魚が出たって!

 話題でもちきり、だったんだから!」


直樹:

「ヘェー。

 そんなにすごいのか?」


フリスト:

「凄いなんてもんじゃない!

 一大事なんだから!

 ナオキちゃんだって。

 高く買い取ってもらったでしょ?」


直樹:

「そういえば……」


フリスト:

「あの少将!

 やる気だよ!」


直樹:

「何を?」


フリスト:

「魚を氷漬けで、運ぶ気だ!」


直樹:

「それが……

 何?」


フリスト:

「何じゃないよ!

 革命だよ!

 きっと美味いんだよ!

 それが大量に!


 兵士の心を掌握できるいい機会!

 名前が一気に売れる!」


直樹:

「俺たちも、氷の魔法を貰えるじゃん!

 新鮮な魚を買ってこれるだろ?

 というか……


 そんなに美味いなら。

 なんで向こうで、魚を食わなかったんだよ!?」



ユミルとフリストが固まっている。

そいえば、こいつら疲労困憊だったな。

俺は、珍しいなんて思わなかったし。

感想、レビュー、ブクマ、評価、お待ちしております。

おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。

よろしくお願いします。

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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