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第5話 ~愛してる~
もう、推理はいらない。
パチン。
景色が変わる。水族館だ。
「今回もよくやったね」
リーリアはいつもの如く荷物もまとめて運んできた。
「この世界の君達は自由だ」
わかってる。きっと私にはまだやるべき事がある。でも……。
「き……」
聞いた事のない男性の声が聞こえた。まさか……!
「私は退散しよう」
リーリアはふわりと消えていった。
「きゆ……き……」
「真央さん……!」
確かに、確かに真央さんが口を動かした……!
「季行……俺……呪いが消えたら一番に伝えたかった事がある……」
私の目から涙が零れる。
「季行、愛してる」
「私もっ! 愛してるっ!」
私は真央さんに抱きついてわんわん泣いた。
これからどうするか? 決まってる。今まで通り略奪行為を繰り返して生きていくのだ。
「季行、疲れたら抱える」
「真央さんがもうちょっとペース落としてくれたらいいの」
「めんどくさい」
「馬鹿」
地獄へは、あなたと一緒。この愛すべき不器用と。
「俺、もう我慢しないから」
「何を?」
「キスとかセックスとか……えーキスとかセックスとか」
私は呆れながら真央さんの手を取った。まあいっか。




