DQNベビーカー様を丸呑みシ刑だ!
ある日の休日、たまには埼玉県サイタマ市多宮区に遊びに行こうと電車を乗り継いでいたら、乗り換え先のホームで、高齢ご婦人の悲鳴が聞こえた!
「あぁ~っ!!」
バタン!!
60代と思しきご婦人が、前のめりで倒れてしまったのです。
その後ろから、スマホをポチポチいじりらがらベビーカーを押す、30代半ばくらいの性格キツそうなママが。
近くにいた男性が、
「おい!こちらの女性はアンタが歩きスマホしながら押していたベビーカーにぶつけられて転んだんだぞ!『すいません』とか『大丈夫ですか』も言えねぇのか!!」
とベビーカーママに怒鳴っていたが、聞こえないフリしてたのか気づいてないのか、無視して電車に乗って去っていった。
「無視すんじゃねーよ!クソっ!」
怒りで暴走しかけた男性は我に返って、
「奥さん、大丈夫ですか?脚、ケガしてますね!」
と、ご婦人を気遣った。
それを聞いた私は、
「駅員さん呼んできます!」
と男性に伝え、救援を求めに『駅員室』にダッシュしました。
駅員さん達に事情を話すと、念の為に折りたたみ車椅子も持参して、高齢ご婦人と男性の元に駆けつけてくれました。
若い女性駅員さんが、
「脚、動かせますか?」
とご婦人に尋ね、身体を支えながらゆっくり立たせようとしたら、
「う゛っ!!」
ズキン!
痛がってました。
骨折の可能性もあるかもしれないです…。
車椅子を広げ、私と女性駅員さんの2人でご婦人を車椅子に乗せました。
救助した男性は、ことの発端の目撃者として駅員室で説明しました。
高齢ご婦人は、歩きスマホしたママさんが押すベビーカーに後ろからど突かれた所為で、倒れたと。
そのママは救助どころか謝罪もせずに立ち去ったと。
駅員さんのベテラン格男性が、
「はぁ~っ。最近多いんですよね…ベビーカートラブルが…。ベビーカーユーザーさんが肩身の狭い想いをしないように当社では『思いやり』啓発を他の乗客に周知してるのですが、逆にベビーカーユーザーさんの方が、他の乗客に迷惑行為していて…。今回のようなこととか…。」
と、ため息をついていた。
近年、『子供を産んだら偉い』『赤ん坊持ち・ベビーカーユーザーなら何やっても許される』等等、傲慢なママが増えている。
今回のケースは皮肉を込めて『ベビーカー様』と呼ばれるママでしょうね。
こーゆー輩の所為で、何の罪もないベビーカーユーザーさんまで『ベビーカーを使っている』と言う理由だけで白い目で見られて肩身の狭い想いをしてるのに。
高齢ご婦人は、救急車で運ばれていきました。
もし骨折してたら、高齢者には致命傷になりかねないですし。
ご婦人のご家族様と連絡が取れ、この件は伝わったそうです。
息子さんが大激怒してたとのことです。
オレ達だってベビーカー使ってるが、間違ってもそんなことはしないし、手助けしていただいた時は感謝を忘れない。
アイツは
親の風上にも置けない!
警察に
捕まえて貰いたい!!
と!!!
歩きスマホしながらベビーカーで転ばせておきながら、救助どころか謝罪すらしない。
残念ながら、あそこの駅は防犯カメラが少ないし、証拠を録画してた目撃者がいるわけでもない。
警察では逮捕できないかも…。
ウェアウルフ興信所でも厳しいかしら…。
でも、ここで諦めたら、ご婦人が泣き寝入りするしかないです。
ニオイ…ニオイで掴めないかしら???
ミアちゃんなら、嗅覚は超優れているし。
ご婦人のお見舞いに行くついでに、ミアちゃんにこっそりと、ご婦人に吸着した、ベビーカー様改めDQNベビーカー様のニオイを嗅いで貰いました。
警察犬を上回る嗅覚なので、1、2日くらい後でも平気。
ニオイだけでも調査できないか、木場所長に問い合わせたところ、成功率は低いができるとのことです。
なので、ニオイを魔法で香水化し、木場所長の所へ送りました。
ウェアウルフは鼻が効く魔物。
どんなニオイなのか解れば、ニオイで追うことができると。
成功率は低いと言われてましたが、運は味方してくれ、1週間チョイで調査結果が出ました。
所長自ら調査に加わったそうです。
子を持つ親として、『けしからん!』と思ったからだそうです。
※念の為に解説。木場所長は、来年小学生になる息子さんが1人居る
・DQNベビーカー様の本名は、剛漫駄 マミ。
・有名企業の正社員で育児休暇中。
・働くママ偉いと良い気になり、更にキャリア組であることを鼻にかけている。
・同世代の同僚に、上記のことでマウントを取っている。
・満員電車に無理矢理ベビーカーで乗車して、他の乗客をケガされた前科あり。
・上記の度に旦那が尻拭いしている。
・旦那は同じ職場の同期だが、ノンキャリアなので公私共に奥さんに逆らえない。
・離婚を考えるレベルだが、親権を取りたくても不利な状況なので、離婚できない。
※親権は、余程のことが無ければ母親有利。
シングルファザーとして子育てしながら働ける部署ではないし、稼ぎも奥さんより少ない。
そして、子育て手伝える親兄弟が居ない。
平日の日中なので、私シホは裁きに参加できません。
なので、ラーラとミアちゃんに頑張っていただきます。
ーミアちゃん視点ー
ヤッホー!ミアです。
今回はお姉と一緒にDQN退治をします。
あと、お姉の知人のラミア(名前は特に無い)も一緒です。
知人ラミアさんは、児童相談所の職員に化けてます。
何故?
それはね、DQNベビーカー様をラーラゾーンに拉致した後に、赤ちゃんを保護する為です。
興信所の調査では、ヤツに育児放棄の疑いがあるからなんです。
自分を良く見せる為のアクセサリーとして、人様の前では『子育てしてます』を演じてるだけなんだとか?
腹を痛めてまで産んだら、慈しんで育てろや!!
私たちの母さまは、子供をポコポコ産むけど、育児放棄は絶対にしませんでしたよ!
辛い時は、大姉様達の手を借りたりして、私たち35人姉妹をキチンと育ててますもん!
赤ちゃんはDQNベビーカー様ではなく、旦那さんに育ててもらった方が良いですね!!
DQNベビーカー様は平日の午前中に、公園に散歩に出かけるらしいので、張り込みしてます。
まだ来ないわねぇ…。
ボヤいていると、お姉から
「ミアちゃん、DQN退治には、忍耐も大事なのよ。」
と、ご指導が入りました。
わかってますよ、お姉♡
30分程待っていると、
DQNベビーカー様がベビーカーを押して出現しました。
なんかかったるそうですねぇ。
周りに人が居ないことを確認すると、
「はぁ~っホントは面倒くさいんだよねぇ子育て。でも「子育てキチンとしながら仕事復帰して頑張る」アピールすれば、会社での評価が高くなるからねぇ~。」
と、独り言を言い、
ポケットから
タバコを取り出して、
火をつけた!!
ちょっ!!
この街では路上喫煙は条例で禁止ですわよ!!
公園の注意事項でも、喫煙禁止出してるし!
しかも、赤ちゃんのそばでタバコなんて言語道断!!!(怒)
「お姉!!」
私が叫ぶと、お姉は察してくれました。
お姉はすぐに時間を止める技を使い、ラーラゾーン発生態勢に入りました。
「ラーラゾーン、発生!!!!」
DQNベビーカー様本人、お姉、私ミアは、ラーラゾーンに吸い込まれていきました。
知人ラミアさんは時間を止められてないので、私達に、
「赤ちゃんは私が保護しますので、心置きなく丸呑みの裁きを下してやって下さいね!」
と、伝達し、私たちを見送ってくれました。
ラーラゾーンに吸い込まれてから15分経過したが、DQNベビーカー様はまだ気がつきません。
手乗りサイズの私ミアが、蛇胴体の尻尾でDQNベビーカー様の顔をペチペチ叩いて起こしました。
その後、私達は等身大サイズになりました。
「痛い!」
DQNベビーカー様は痛がりながら身体を起こしました。
目の前に、下半身が蛇の女の子が2人いることに驚くDQNベビーカー様!
「ひぃぃ!!蛇女の化け物!!」
尻餅ついた体勢で後退りするDQNベビーカー様。
そんなDQNに自己紹介?をしてあげましたわ。
「化け物は化け物でも、良い人間の味方をし、悪い人間を喰らう蛇女の化け物でーす♪」
とね♡
DQNベビーカー様は、
「私が何をしたって言うのよ!!」
と、ヒスを起こしました。
ラーラ「私、見たんだから!武蔵裏和駅で、貴様が歩きスマホしながら押してたベビーカーで、高齢女性をど突いたところを!しかも救助もしなければ、謝罪もしない!!」
ミアちゃん「アンタの悪事、興信所で調べてもらったわ!!」
私は一斉に、興信所の調査書と写真をバラ撒いてやりました。
DQNベビーカー様は調査書や写真を1枚1枚拾って確認。
無表情で見ながら、
「で?だから何なの?それにこんなもの!!」
と、言って1枚1枚破り捨ててました。
「出たー!追い詰められたDQNのテンプレ行動の証拠隠滅!!でも!ザ・ン・ネ・ン♪だって魔法で復元できますもの!お姉!!」
私はお姉に復元魔法をお願いしました。
「ん~ハアッ!!」
あっという間に、破かれた調査書や写真は復元しました。
「破いたって何度でも復元できるのよ、DQNベビーカー様♡」
と言うと、DQNベビーカー様は更にヒスに。
「少子高齢化が進んでる日本の為に、子供作った私は偉いのよ!なのに、たかがそのくらいで目くじら立てるヤツらがおかしいのよ!!」
お姉が
「てか貴様、会社でも自分がキャリア組であることを良いことに、同僚どころか旦那さんにマウント取ってるそうじゃない!」
と言うと、
DQN「実力あることは事実じゃん!」
ラーラ「実力は自慢する為でなく、仕事に活かせ!それと旦那を見下すなら、何故結婚したんだ!」
DQNベビーカー様に問い詰めると、
「そんなの決まってんじゃん!独身より既婚の方が会社のステータスアップするからよ。そんでもって子持ちなら、ますますステータスアップするし。『子育てキチンとしながら働くキャリアウーマン』なんてなれば、私の株が上がるし。」
更に
「アイツは女にモテない男なんだから、私が結婚してやらなかったら、きっと一生独身だったわよ、アハハハ…!」
お姉は静かにキレた。
「わかった。もう黙れ。貴様の屁理屈聞いてると反吐が出ますから…」
そして、間髪入れずに、
「貴様はシ刑だー!ラミアに丸呑みされ、胃袋で骨すら溶けて、この世から消えろ!!
と叫んだ。
私達は2人で
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!
と巨大化。
お姉がDQNベビーカー様の全身に巻き付く!
ボキベキバキボキベキバキボキベキバキボキ…!!
「がはっ!」
DQNベビーカー様の全身の骨が粉砕された!
お姉は少しだけDQNを解放し、私はササっと身包みを剥いだり使えそうな臓器を剥ぎ取りました。
お姉はDQNベビーカー様に言った、
「貴様は加害者だが、家族には罪がない。だから赤ちゃんは児童相談所が保護して旦那さんに引き渡す!先程剥いだモノを換金し、貴様からの慰謝料として被害者に払わせる!だから安心してあの世へ逝け!」
しかしDQNベビーカー様は虫の息。
聞こえてるかどうか微妙www
臓器は新鮮なうちに魔族の闇医師に、代金後払いで魔法転送した。
お食事タイムです。
お姉が
「今回はジャンケンでどっちが食べるか決めましょう?」
と言ったので、ジャンケンで
2人「ジャンケンポン!!」
私パー!
お姉はチョキ!
あっ、負けた。
ラーラ「じゃ、私の勝ちなので、食べますね!いただきま~す♡」
お姉がDQNベビーカー様を捕食する。
アゴをゴムのようにビローンと広げて、少しずつ、少しずつDQNベビーカー様を飲み込んだ。
人間部分の胃袋がボコっと膨れる。
蛇胴体の胃袋に送り込まれると、蛇皮越しに胃袋をナデナデ。
そうすることで、更に消化力がアップする。
私はお姉と尻尾を絡ませて、消化タイムに付き合いました。
数分したら、お姉の蛇胴体の膨らみが少し凹んできました。
奴は骨だけになってきたな。
更に数分で、完成に膨らみが無くなった。
お姉はトイレを済ませて、シ刑完了!!
◆シホに戻して後日談◆
DQNベビーカー様は、行方不明になった。
目撃者の話によると、黒服の男達に拉致されたとか?
「借金500万円、身体で稼いでもらおうか!」
と、怒鳴られながら…。
勿論、ドッペル人形を使った『見せかけ』ですがね。
本物のDQNベビーカー様は、ラーラの胃袋で溶けて消えましたし。
旦那さんが捜索願を出したそうですが、当然見つかる訳がない。
赤ちゃんは児童相談所職員に化けたラミアが、旦那さんのもとに返したので、無事です。
DQNベビーカー様の職場では、彼女を解雇にしました。
行方不明とは言え、無断欠勤が続いたことや、同僚に迷惑レベルのマウント取ってた、他所の人たちをベビーカーでケガさせまくっていたことも考慮した上での解雇だそうです。
実力はあるが、協調性に欠けて他人に凄く迷惑な存在だったとか?
旦那さんも、3年経っても奥さんが見つからないなら、これ幸い?とばかりに離婚裁判を起こす予定とのことだそう。
『これ幸い?』
ウェアウルフ興信所の調査で「離婚を考えるレベルだが…」とあったとおり、本音は離婚したかったんです。
親権を取った上で。
旦那さんは子育ての為に勤め先の会社を退職しようとしましたが、地道だが誠実、奥さんと違って協調性もあることを認められて、大事な日以外は定時退社できるよう調整+会社近くの保育所を紹介して、会社に留まるよう配慮していただけたそうです。
子持ちの同僚も気持ちレベルサポートしてくれるそうなので、良かった良かった!!
DQNベビーカー様本人から巻き上げた私物や臓器などを換金し、DQNベビーカー様にケガさせられた方々への慰謝料に充てました。
高齢者被害者の中には後遺症も残った方がおり、その方には特に多めに払われました。
893に化けたオークが慰謝料を渡しに行きましたが、高齢者の方には何故かウケが良いようで、コワモテの見た目に怯えず、
「ご足労いただいた上に、高額の慰謝料を届けて下さり、ありがとうね。」
と感謝した高齢者がいらしたそうです。
オークの中には、高齢者被害者の歩行の介助をして、散歩に付き合った方も居たとか?
流石、心優しい上に親人間派が多い魔物:オーク。
ベビーカーは、人を傷つけても許される、免罪符ではありません。
使い方を誤れば、下手すれば人をピーッしてしまう道具になることを、肝に銘じて下さい。
互いが思いやりと感謝を持って、ベビーカーを使って下さい。
作者はいつぞや実家帰省の帰り、大荷物を抱えてたので実家の某駅で、エレベーターでホームに下りようと閉ボタン押したら、ベビーカー押したお母さんが接近してたので、急いで開ボタン!
そしたら、
「ありがとうございます」
と、丁寧にお礼をおっしゃって下さいました。
実家の某駅のエレベーターは上と下では出口が違うエレベーターで2、3人が限度の手狭。
ホーム側出口は私が近かったので私が先に降りつつ、
「押さえておきますんで」
と手でドアを押さえて、ベビーカーのお母さんがスムーズに降りられるよう手助けしました。
ベビーカーのお母さんがお礼をおっしゃったことで、『助けてあげたい』と言う気持ちが湧いたからです。
誰もが思いやりと感謝の気持ちを持てば、こう言うトラブルが減るんでしょうね。
ベビーカー様と蔑まれたり、ベビーカーに怪我させられる人が出たり等等の。




