ショート番外 ラミアのミアは人間のミアと友達に?!
ひょんなことから登場した、ラーラの4つ子の妹ミアちゃん。
べっ…別に作者が勢いで思いついたから、登場させたわけではないですからね。
くどいですが、彼女は姉ラーラと違って人間が大好き。
良い人間とはお友達になりたいと思っているのですが、
人間には、魔物の姿が見えません。
ご主人様認定されている人間でしたら、話は別ですが。
ミアちゃんは1人で人間界に散歩に行ってると、20代後半と思しき母親と、3歳くらいの幼女が手を繋いで歩いているのを見かけました。
ミアちゃんは思わず、
「人間の子供は可愛いなぁ♡食べちゃいたい♡」
と。
あっ、捕食する方ではなくて、愛でちゃいたいと言う意味で。
30分ほど歩いた後、休憩の為に公園で一休み。
花壇の側で、とぐろを巻いて昼寝しながら日向ぼっこ。
暖かくて気持ち良いなぁ、と思いながらZZZZZ…するミアちゃん。
そこに、
「誰かぁ~!!カラスが娘を襲ってるのー!!」
と、女性の悲鳴が!!!
ミアちゃんが目を覚まして悲鳴のあった方向を見ると、
散歩中に見かけた
若い母娘では
ありませんか!
幼女が、カラス2匹に絡まれています!
幼女はギャン泣き!
突っつかれたのか、幼女はところどころ軽いケガをしているようです。
ミアちゃんは思わず等身大サイズになり、ダッシュでカラス達に突進!!
そして、
「やいカラスども!小さい女の子を虐めるなー!!」
と叫ぶと、カラス達はカラス語で
「カァ~カカァ~カァ~!!(そこのニンゲンのガキは、俺たちのナワバリに入ったから痛めつけたんじゃ!文句あるのか!)」
と、ミアちゃんに逆ギレしてきたのです。
ミアちゃんプッツーン!!!
「公園はみんなのものよー!!アンタらカラスの集会所じゃなーい!!!身勝手な理由で人間、しかも小さな女の子を虐めるなんて許せないわーー!!!」
本気モードになってしまったミアちゃん!
あーあ。カラス達にタヒ亡フラグが立ちましたね。
ミアちゃんは
目には見えないスピードで、
(と、言っても、そもそもミアちゃんの姿は人間には見えないが)
シュッと幼女を保護し、
母親の元に返しつつ、
サッと2人を安全圏に担いで避難させた後に…
カラス2匹に
尻尾アタァ~ック!!
ヒュン!!
勢いよく尻尾を一振りすると、
「ガァァァァァ…!!!!」
ドッゴーーーーーーーーン!!
カラス2匹は思いっきり吹き飛び、樹木に激突しました。
血まみれになって即タヒ。
ミアちゃんは怪力ですので、これを活かした尻尾アタックは、車が猛スピードで衝突した時レベルの威力があります。
これがラーラゾーンの中で、ラーラゾーンのバフがかかっていたら、カラスは木っ端微塵でしょうね?
母娘にグロいものをお見せしないように、時間を止めるワザを使い、その間にカラス2匹のシ体を証拠隠滅しました。
時間が動き出すと、母親は泣いている幼女をあやしました。
「美愛ちゃん!大丈夫?イタイイタイだったよね~!」
なんとこの幼女も「ミア」ちゃんと言う名前のようです。
ラミアのミアちゃんは、手乗りサイズに戻ると、人間のミアちゃんの元に駆け寄り、ケガをしている部分に優しく蛇の胴体を巻きつけました。
そして、治療魔法を施したのです。
人間ミアちゃんの左手、右腕、そして、カラスのクチバシで穴を開けられたズボンから見える左脚のキズに。
ラミアのミアちゃんはラーラと違って魔術はあまり得意ではないので、完全にキズを治すことはできませんが、人間の応急処置よりは効果がありました。
人間のミアちゃんはケガがある程度治ったことで、泣き止みました。
母親もビックリ!
「アレェ?美愛ちゃん、イタイイタイが治ってるねぇ~?良かったね~⭐︎」
ちょっとだけ傷が残っているので、母親は娘に消毒とバンドエイドをしました。
手当を施された人間ミアちゃんは、突然、ラミアのミアちゃんの元にヨチヨチ歩きで駆け寄ってきたのです。
まるで、ミアちゃんの存在に気づいているかのように!
ラミアのミアちゃんもビックリ!
「アレェ?私のこと、見えるの?!?!」
驚いていると、人間ミアちゃんが、
「まんま、なにか、ここにいる~♪」
この感じだと、おそらくラミアのミアちゃんのことは、薄らレベルで見えてるのだと思います。
母親も
「ホントだぁ~?なにかいるねぇ~?」
娘の言葉に信じたフリなのか、本当に薄らでも見えてるのかは定かではありませんが、母親も『何か見える』と言っております。
人間ミアちゃんは、ラミアのミアちゃんをナデナデしてます。
ラミアのミアちゃん、嬉しくて、尻尾の先っちょをフリフリしてます。
人間ミアちゃんがもう少し大きければ、等身大サイズになって蛇胴体で抱擁したいくらいのようです。
※怪力なので、等身大サイズの抱擁は手加減しても、幼児には危険なんです…。
人間ミアちゃんはある程度ナデナデすると、
「ありがと…」
と、ラミアのミアちゃんにお礼を言ったのです。
そして、ラミアのミアちゃんにバイバイして、母親のところへ戻りました。
ラミアのミアちゃんも、人間ミアちゃんにバイバイしました。
母娘を見送った後、テレポートで姉ラーラと姉のご主人様のところに戻りました。
ミアちゃんはお散歩中の出来事を、シホとラーラに報告したのでした。
「人間の女の子とお友達になれたかもしれないのー!ミア嬉しい♡」
そんな妹に姉ラーラは言いました。
「良かったね。そしたら、もっと魔術を頑張りましょうね?ミアちゃんは私よりパワーがあることは良いことだけど、私達の世界では、魔術が沢山使えないと生活していけないんですし。それに、魔術が沢山使えれば、貴女の大好きな人間をもっと助けられるんだよ。」
と。
ミアちゃんは、
「ハーイお姉!私もっと頑張る!!」
と、気合いを入れて答えたのでありました。
ミアちゃんのセリフで、この番外を締めましょう。
「読者の皆さん!ミアも応援してねー!!」




