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魔法学校生、ルークはダンジョン研究家を目指す!  作者: SilkHat4177
第二章 探求と動き出す悪夢
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第26話

危なかった。1発くらい殴られるかと思ったが。


まあ、なんのかんのといって、お嬢様から、勝手にすればとの言葉をいただいたので、大手を振って開発ができるというわけだ。

…えっ、違う? 勝手にすればってそういうことじゃないって?


まあ、イイじゃないデスカ。


まあ、アレは試作機なので、まだ改善の余地がある。


うーん。次は空にでも飛べるようにするか…


「絶対に碌でもないこと考えてるわね…」


「なんでバレた…」


「ねーねー、このボタンなに?」


「あぁ、それ?それは、半径100mくらいの火球を前に飛ばすやつだよ。」


「ちょおっと待ちなさぁい!?

あなたそれ、大賢者でもできない規模の魔法なんですけど!?」


「あれ、そうだっけ?」


「そうだっけ?じゃないわよ!大体あなたは…」


「ねー!これなに?」


「それはね、威力の調節ツマミだよ。最大でね、半径20kmはいけるかな。」


「えー!すごい!」


「すごい…じゃないわよ…」


「やってみてよ!」


「うーん、いいけど、ここでやったら学園まとめて消し飛ぶよ?」


「じゃあ、南の大陸いこうよ!」


「まあこの機動戦車なら4時間あれば着くか…。」


「……ぐはっ」


「あっ、お嬢様!」


-搭乗員《おじょうさま》が気絶しました-


「ま、いいじゃん。後部座席にのせとこう!」


ティアは最近どんどん知能指数下がってない?

ほんとに大丈夫?


◇


魔の森を爆走中…


「うううっ。」


「あ、お嬢様復活?」


「はっ!ここはどこ!?」


「魔の森」


「えええええっ!?なんでもうユールガルト大陸の南端付近にいるの!?」


「あと1時間くらいで目的地に着くよ。」


「ねぇ、目的地ってさ…」


「うん、南の大陸。正確には、南の大陸の端っこ付近。」


「そこ、直線距離で結んだとしても馬車で片道20日はかかる距離なんですけど…?」


「あと1時間くらいで目的地に着くよ!」


「…。」


◇


そして、ついにやってきました、南の大陸!

長かったかなぁ。


「…すごいやり切った感出してるけど、片道4時間ですが?」


「………。」


いいじゃん細かいことは。演出だよ演出。


爆睡してたティアを起こして、大陸の真ん中あたりで実験を開始。


「前方よーし、記録装置よーし、予備防御機構よーし!」


「威力確認、出力MAX!」


「目標、30km先!」


「発射用意、3、2、1…」


「火炎弾!」


ドンッ


「火炎」弾というには、いささか温度が高そうな、青白い球体が、衝撃波を放ちながら真っ直ぐ飛んでいった。


その数秒後、俺は目の前でカメラのフラッシュを大量に焚かれたているような錯覚に陥っていた。


◇


「収まった…?」


「なんで製作者が想定してないのよ!」


「だって、倉庫街でこれやったら学園ごと蒸発するかもじゃん。」


と言いながら、外を見てみると、見渡す限り、一帯がコゲコゲに!


これ、距離25kmとかでやってたら危なかったかも?


「おー!すごいね!」


「確かにすごいな!」


「ちょっと待って、話についていけないの私だけ?」


「今度は、閃光を検出して、自動的に光量を絞るガラスでも作るか…。」


「あんたは一体何を目指してるのよ…。」


◇


〈それでは、本日のニュースです。〉


〈今日の午後7時ごろ、南の大陸で、正体不明の高エネルギー爆発が発生しました。〉


「………。」


〈軍によりますと、被害者はいなかったものの、南の大陸の約3分の2が、跡形もなく溶けていた、とのことです。〉


「………ルーク?」


「……申し訳ありませんでした!」

何かを作りだす技術「だけ」は、チート級なルークです。

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