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歴史という名のファンタジー  作者: みなと劉
56/255

56話

「あらどうして? だって彼は私を裏切ったのよ? それに彼、もうすぐ死ぬはずだったの。だから、私が助けてあげたの。だからこれは愛の奇跡なの」

「そんなわけないでしょ!?」

と、リリーは声を荒げます。

「もしそうだとしても、あなたは絶対に地獄に落ちるべきよ」

しかし、マートルは動じずに続けます。

「そうかしら? 私は別に悪くないもの。悪いのは全部彼だもの。私を振ったのが悪いのよ」

その言葉を聞いた瞬間、リリーは我慢の限界に達してしまいました。

そしてマートルに向かって、魔法をかけようとしました。

しかし、

「わたしには効かないわよ?」と言って、彼女はそれをかわし、どこかへ行ってしまいました。

それ以来、リリーはここに来る度に必ずマートルに会いました。そしていつも同じような会話を交わして、最後に決まって「復讐」して帰ったそうです。

しかし、今回は違いました。

「ねぇあなた、今日が何の日かわかる?」

と言われました。

「もちろん、わかっているわ。大帝国大学入学の日」と答えました。

しかし、そうではなかったようです。

マートルはこう言いました。

「じゃあ、あなたはどうやってここまで来たの?」

リリーはドキッとしました。実はリリーは、試験を受ける前に一度、この学校に来ていたのです。

そしてその時に迷ってしまったのです。そしてたまたま通りかかったゴーストに道を教えてもらったということがありました。

なので彼女は焦りました。

「えっと、その、それは……」

何も言えないまま、沈黙が流れていきました。

そしてそのあと、マートルはゆっくりと口を開きました。

「あなたもそうなのね」

と、とても悲しそうな声で言いました。

「えっ、どういうこと?」

と、リリーは問い詰めました。

「実はね、私も同じなの。この学校に迷い込んだ時に、ゴーストに助けられたことがあるんだ」

リリーは驚いてしまいました。こんな所にマートル以外のゴーストがいるなんて思わなかったからです。

「でもね、私はゴーストがあまり好きではないの。彼らは皆、自分勝手だし、他人の不幸を喜んでいるだけだもの」とマートルは続けます。

そして、リリーはこう言いました。

「私も同感よ。私もゴーストが苦手なの。だからあなたの気持ちがよく分かる」

「なら良かった。あなたとは仲良くなれそうね。よろしく」

マートルが笑顔になりました。リリーはなんだかほっとしました。

それから、マートルとリリーはすぐに打ち解けて友達になりました。

そしてよく女子トイレに来て話すようになりました。

リリーはマートルのことを親友と思うまでになっていたのです。

ここまでにしておきます。

では

『イギリス神話』ですが、これまたたくさんのお話があります。

その中でも特に有名なものをご紹介いたします。

まずは「狼男ウェアウルフ」です。

彼はある日、森の中で一人の旅人と出会いました。

そして彼は、旅の途中で病気になってしまいました。しかし、その薬を買うお金がなかったのです。

そこで彼は、その旅人に助けを求めました。

「どうか僕を助けてください」

するとその人は、「いいだろう」と返事をして、すぐに家に連れて行ってくれたのです。

しかし、そこには恐ろしい怪物がいました。

「お前は何者だ!」とその人が言うと、

「私は森に住む魔女さ」と言いました。そして続けて「私の呪いを解くことができたら逃がしてやるよ」と言いました。

旅人は必死になって戦いました。

しかし力の差は歴然でした。ついに追い詰められた彼は殺されそうになったのです。

すると、そこに偶然にも狼がやって来ました。

彼は自分の命の危険を顧みず、勇敢にも立ち向かいました。

そして、なんとか倒すことに成功したのです。

「やったぞ!」

と喜んだその時、

「うーん」

と声が聞こえました。なんと旅人は無事だったのです。

どうやら気を失っているだけのようでした。

その後二人は無事に村へと帰りました。

そして、薬を買ってもらって元気になった彼は、村人たちから英雄として称えられました。

そして、二人の仲はさらに深まったのです。

次に紹介する話は、かなり有名ですね。

「ハーピー」についてのお話です。

ある時、あるところに男の子がおりました。

彼は両親と共に幸せに暮らしていました。

しかしその幸せな生活は、突然終わってしまったのです。

彼の両親は、何者かに襲われて死んでしまったのです。

しかもその日は、なぜかいつもよりずっと夜が早く明けました。

まるで、誰かに時間を止められているかのように……。

そして犯人は見つかりませんでした。警察も諦めてしまいました。

そしてその次の日の夜、彼が一人で散歩をしていると、不思議な光景に出くわしました。

なぜか木の上に鳥の巣があったのです。

彼は不思議に思いました。なぜなら、昨日はこんなことはなかったはずなのに……と。

しかし、彼は好奇心に負けて巣に入っていきました。

そして中を覗くと、卵がありました。

しかし、一つだけ割れてないものがあったのです。

それを見ていると、急に眠くなりました。

そしてそのまま倒れ込んで寝てしまったのです。

目を覚ますと、そこは見知らぬ場所でした。

しかし、彼はすぐに気付きました。ここは自分が先ほど見た場所だと。

そして、周りを見渡していると、あるものを見つけました。

それは、真っ白なドレスを着た美しい女性でした。

彼女は彼に向かってこう言いました。

「あなたは、私の夫になる人ですか?」

彼は驚きました。

なぜそんなことを聞かれるのか、彼には全く分かりません。しかし、彼女はさらに続けます。

「もしそうなら、一緒にここを出て行きましょう」

と言ってきました。

当然、彼には意味がわかりません。

「どういうこと?」と聞き返すと、

「それはね、今、世界は大変なことになっているからよ」と答えました。

「あなたはこのままここにいても死んでしまうのよ」と。

彼は彼女の言っていることがよく理解できませんでしたが、とにかく彼女について行くことにしました。

「どこに行くの?僕はまだ死にたくないよ」と言うと、

「心配しなくても大丈夫。私が絶対に死なせないから」

と言いました。

そして二人で山を下りていきました。

途中何度も怖い目にあいましたが、二人はなんとか生きて帰れそうです。

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