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あらすじ
コンテスト応募用のあとがきです。
結末まで書かれてますので、未読の読者さまはご注意ください。
行き遅れの男爵令嬢のヴィヴィアンは、やっと現れた見合い相手にも振られる始末。
追い詰められた彼女の前に、初恋だった幼馴染のエドワードが現れる。
エドワードは、家と婚活の援助を引換に、敵国の人質だった悲劇の王子レイモンドの、偽の許嫁役を依頼。
レイモンド侯爵は帰国後も微妙な立場であり、それを利用し権力を手にしようとしている人間をおびき寄せる役割だ。
だが本物の恋人のように接するレイモンドに、戸惑うヴィヴィアン。
黒幕に捕らわれたヴィヴィアンを助けにやって来たエドワードの姿に想いを再確認し、レイモンドの告白を断る。だがレイモンドは強引にヴィヴィアンの腕を取る。向かった先にいたのはエドワードだった。実は、彼らは反国王派を炙り出すために立場を入れ替えていて、エドワードこそが悲劇の王子だった。黒幕を見つける過程で、自分の婚約者候補となる令嬢を次々と脱落させていたエドワードは、まんまとヴィヴィアンを手に入れた。




