表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハルウタ ー黒兎と白兎ー(下書き)  作者: MIA
【༒】天邪鬼-アマノジャク-
38/38

07. 一つの条件

「ルカ」


 レオの声に反応し、ドアのほうを見ればそこにはルカがいた。どうやら今入ってきたようだ。


サトリを少しの間見てから部屋の中へと入ってきた。

あられあられ

ルカでもレオでもなく、聞き覚えのある声が耳に届く。それは機嫌良く声を弾ませている。

ーーあ

ルカの足元にいる主を確認して驚愕した。彼もわたしの存在を知り、どちらともなく固まり見つめ合う形となってしまう。


「あ、オマエあの時の」


最初に言葉を発した赤い体をした鬼……天邪鬼のほうだった。

道端で偶然会って逃げてきた相手。怖くてたまったもんじゃない。

ぎゃあーと心の中で叫び、さりげなくレオの後ろに隠れようとする。


「知り合いか?」

ルカが問う。

「道端で会ったんだって。怖くて逃げてきたみたいだけど、どうしてルカが?」

わたしの代わりにレオが言ってくれた。



「こいつ、ハウラの居場所を知ってるようだから連れて来た」

「ハウラの?」


「だから、ちょっとした情報だって言ってんだろ」


信じられないというようなレオの雰囲気を察したのか、天邪鬼はルカを見上げ抗議する。



「で、その情報は? 」

「霰を貰ってからだ」


レオが優しく訊いたにも関わらず、ふんっと偉そうに腕を組む。


「アラレって、もしかして……お菓子? 」


二人とも何も言わないから間に口を挟んだ。


「おう、そうだ。持ってるか? 」


不機嫌そうな表情を一転させ、目を輝かせて訊いてくる。


「うん……いちよう」


仕方なくも頷いた。

霰をあげればハウラの居場所の情報を教えてくれる。ハウラを見つければ、わたしの目にある氷力石も取れる。

そう考えたら霰だけで済むなんて安い。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ