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『生存者名簿』

EVENT:生存者名簿


 病院の裏手には、珍しく汚染されていない川が流れている。ほとんどの水が泥や死体などによって汚染されてしまってる今、綺麗な水というのは貴重だ。

 そして、今日もまたその川には多くの人が訪れているのだが――今日はなぜか、外部の生存者の姿が多くみられた。

 普段であれば病院の関係者が水を汲みに来たり、服を洗ったりしているのだが、今日はなぜかその姿が見えず、代わりに何故か蛙を中心に多く生存者が集まっていた。

「……これはどうしたのです?」

 勇人が生存者の一人に尋ねる。

「ん? いや、どうも『生存者名簿』ってのを作ってるらしくてね。ほら、あそこの人がノートを持ってるだろう?」

 よく見ると、輪の中心には蛙の横にカメラを首に下げた男が立っている。

「『生存者名簿』ですか。……せっかくなので私も記名しましょうか。すみません! 私も記入したいのですが」

 勇人がカメラを持った男に話しかける。

「有り難う御座います。ではこちらの方の次に並んでくださいね」

「はい、わかりました」

 思ったよりも人が並んでいるようだ。順番待ちをしている生存者の中には僧職についていると思わしき人の姿も見える。彼が各地でゾンビを浄化して回っていると噂の寺生まれのTさんだろう。寺生まれってすごい、なんとなくそんな考えが頭をよぎった。

 そうこうしているうちに順番が来たのか、勇人に向かって話しかける人がいた。

「おう、次ぃあんちゃんの番や。ほなよろしくな」

 彼はそういってこちらに名簿を手渡すと去って行った。

「……高、崎、勇、人っと。よし、じゃあ次の人どうぞ」

 


生存者名簿37を受け取り、生存者名簿38を譲渡


HP:54→56

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