※興醒めのキャラ紹介
メアリ
とある下級男爵の一人娘。
平凡な見た目と平凡な頭脳の、ごく普通の女の子。
義妹のノアに何かを取られるのが怖くて付き従ってたけど、
突然ロイに求婚されてちょっと優越感を感じた、
現代で言う引きこもりの厨二病。
狂ったふりをしてロイから逃げ出すスキを伺っているけれど、
結局一人で何かをする勇気もなければ、
ロイに立ち向かう度胸も、ロイに愛される自分を捨てる自信もない。
アリサが従僕として側にいるのは知りません。
今も彼女は、辺境の分家でメイドをしていると思っています。
ロイ
元街の孤児チームのリーダー的存在。
成長期にしっかり栄養を取れなかったので
一般的な十三歳より小さいけれど、娼婦の子なので見た目は良い。
盗みも殺しも、生きるために一通り経験済み。
初恋のメアリにとんでもなく執着して、
子どもらしく痛々しい方面で頑張った、
こちらはアクティブタイプの厨二病をイメージしています。
悪ぶったりかしこぶってるだけで別に特別聡くはないので、
メアリが正気なことは知りませんし、今後知ることもありません。
アリサ
元々子爵家の三女で、政略結婚に使われる筈が、
婚前に暴漢に襲われて処女じゃなくなってしまったので、
実家から勘当されたところをメアリに拾われたメイド。
ロイが公爵に取り入るのに必要な情報をたくさん集めた人。
ついでに人々を攫ってざまぁを実行したのもこの人。
何でもできるスーパーウーマン。
メアリにとっての幸せを勘違いしているので、
今後もロイと一緒にメアリを囲って生きていきます。
メアリのことを好きですが、姉としての気持ちに近く、
肉欲はそこにありません。
ノア
爵位のない市民の子。
顔だけべらぼうに良くて、あとは全部残念な子。
最初は可哀想で色々買ってあげていたメアリの両親も、
やがて可愛すぎるノアに陥落し、溺愛したばかりに
今回のことが起こりました。
救いようのない悪役が書きたかったのですが、
こうして書くとノアより甘やかした周りが悪い気がしてきますね。
ルートヴィヒ公爵
食えないジジイ。
めちゃでかい家のめちゃ偉い人で悪いこともたくさんしてる、
変わり者の偏屈ジジイ。
ロイが後を継いでくれるなら安泰なので、
むしろメアリがロイを繋ぎ止めていることを喜んでいますし、
そのためならロイが何をしていても気になりません。
仕事さえちゃんとしていれば、いつまでも味方。
婚約者やハーレムの方々
賑やかし。
男爵か、良くても子爵レベルの子どもしかいません。
ノアに惚れ込んで、何人かは体の関係もありますが、
互いに皆自分がノアの一番だと思っていて、
親の金をくすねて闇取引にまで手を出したお馬鹿さんたちの集まり。
末端の貴族にそんなことをされては困るので、
ルートヴィヒ公爵にメッ、されました。
こんなところまで読んで下さり、ありがとうございました。
ほんの少しでも、楽しんで頂けていれば幸いです。