side 羅勇士 三太 part 10
あの後、混沌迷宮のことを聞くに聞けねぇで、その場に残った騎士と屑隊長と学者で王様に報告しに行った。もちろん移動方法は俺の風の使い手だ。
王様に報告したら、早急に他国の王にも伝えてこいって妙に焦った王様に命令された。言われた通りにその時王様に貰った手紙をいくつかの国の王に届けたんだが、どの王も妙に焦ってたな。
その後ギルドの執務室まで戻ってきたんだが、混沌迷宮ってなんなんだと思って図書館に来て今に至る。
いつもは図書館なんて滅多に来ねぇんだけどな、混沌迷宮って聞いてどいつもこいつも焦ってたし、調べといた方がいいだろ。
そんで混沌迷宮について調べたら、誰もが焦っていた理由がよくわかった。
まず、混沌迷宮は5つある。その5つの混沌迷宮には序列があるそうだ。序列第五位の"蟲神の混沌迷宮"、序列第四位の"獣神の混沌迷宮"、序列第三位の"海神の混沌迷宮"、序列第二位の"竜神の混沌迷宮"、そして序列第一位の"邪神の混沌迷宮"だ。
この5つの混沌迷宮は昔邪神が世界を支配した時に出現したらしいが、その後神様が邪神と封印するのと一緒に混沌迷宮も破壊したそうだ。その時神様は、混沌迷宮が全て復活したら邪神の封印も解けると人間に言い伝えたって話だ。
どうやらこの混沌迷宮は序列が低い順で復活するらしく、今回"獣神の混沌迷宮"が見つかったと学者が言っていたから、王様は既に復活しているはずの"蟲神の混沌迷宮"を急いで探しているのだろう。
要するに混沌迷宮を破壊しなければ邪神が復活するってことだ。だから王様も焦ってたってことだな。ようやく理解できた。
「ふーっ、疲れた疲れた」
さて、恐らく"獣神の混沌迷宮"破壊の一任者になるのはこの俺に間違いねぇ。あんなバケモノがいた迷宮をどうやって破壊するか、しっかり考えねぇとな。




