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日本円でダンジョン運営  作者: sterl
一章 獣神王の迷宮
31/145

霧中の洋館

 冥土を追って歩き続けること30分。こんなに広い部屋にしてないよなと思っていると、辺りに霧が充満しはじめた。こんな霧もモニターで見たときはなかったはずだ。この冥土ならなにか知ってるかもな。


「冥土さん、この霧はなんでしょうか?」


「ただの霧です。それがどうかしたのですか?」


「あ、いや、なにも」


「無駄なことで話しかけないで下さい」


「あっはい」


 この冥土、メイドなのに態度悪くないか?冥土に丁寧な態度するの止めるか?

 ……それはさておき、冥土でも知らないのか。いや、隠してるのかもしれないな。とにかくこの霧はなにか怪しい。

 そう言えばなんでこの冥土は私を案内してるんだ?これだけ距離があるなら、私が来たのに気づいてカースキングが送ってきたとは考えづらいし……。まさか私が来るまでずっとあそこで待ってたのか?


「着きましたよ」


 冥土に言われ前を見ると、いつの間にか不気味な洋館の玄関が目の前にあった。霧の中に紛れるようにしてあるため、不気味だ。外観は壊れたり蜘蛛の巣が張ってあったりするわけでも無いのだが、不気味だ。


「ここがカースキングの屋敷……」


「では、私はここで」


 私がその屋敷を見ていると、冥土が屋敷へと入っていった。こう言うのはカースキングのいる部屋まで案内するものじゃないのか?

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