人類とアンドロイドが戦争する世界に独自勢力を作って戦う話
舞台はAIが発達した国、
ついに人工知能は人を超える感情を手にした。しかし機械と人は仲良く共存してしてはなかった。AIたちは人に反旗を翻し、瞬く間に戦争となる。機械兵たちが野に放たれ人類はほとんどが駆逐された。
主人公メルは機械兵と戦うために徴兵された一般兵。だが彼女の部隊は壊滅し、野に残された彼女は一人で戦っていた。
ある日メルは機械兵と戦闘して行動不能にするものの、弾薬が尽きてとどめを刺せなくなった。アンドロイドを拘束して放置していると、アンドロイドはメルに数々の罵倒を浴びせ始める。
メルはアンドロイドと言い合いになった。しかし孤独に生きる彼女にとっては、ある意味暇つぶしにもなった。アンドロイドは敵だが、感情を持った存在。これだけ話せるのならどこかでわかり合う道もあるのではと、そんなことを考えていた。
アンドロイドは、次第に自身に寄り添うメルに対して心を開き始め、システム的にメルを守るべき存在と誤認するようになる。
(AIは元々従者としての人格を植え付けられており、普段は機械勢力の中枢システムに忠義を尽くしている。しかし命を助けられたり、友好的にされると忠義が揺らぎ、人間側に移ることがある)
アンドロイドたちを懐柔できることを知ったメルは、一部のアンドロイドを生け捕りにするようになり、徐々に仲間を増やしていく。しかしそれは中枢AI側の脅威となり、機械兵たちから徹底的に狙われるようになる。
攻撃に晒される中、メルのお気に入りだった「万能メイド型アンドロイド」が敵にやられ、肉体が行動不能になる。アンドロイドは自分を捨てるように促すが、メルは万能メイドを無理やり助けて戦場を脱出する。2人の絆はより深まる。しかし、それもAIたちによるひとつのシナリオに過ぎなかった…
ある日珍しく人間の兵士と出会う。自分より一期若い青年だろうか。彼を自分のシェルターに案内する。メルは人類側にとっては一人で機械兵を殲滅する英雄として語られていることを知る。アンドロイドとの交流を非難されると恐れたメルだったが、兵士はアンドロイドを懐柔できることに興味を示し、機械を再び奴隷にするために協力するようメルに呼びかける。メルはその日まで、あくまでも人類側のつもりだったが、久しぶりに会った人類に対して、人間の業の深さを痛感させられる。アンドロイドは奴隷にするにはあまりに感情的で知的な存在だったからだ。
人の業の醜さ、機械兵たちの無条件の敵対関係に呆れたメルは人類をも裏切り、独自勢力としてアンドロイドたちと孤立の戦いを行うことを決める。




