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温泉の謎

晩飯をたらふく食った俺達は温泉にむかい歩いていた


「そういや聞いとるか?この温泉水質がたまに

変わって温泉の効能も変わるらしいねん?」


何だ?ソレ…都市伝説ならぬ、里伝説か?


「ハンクさんが変えてるんじゃあ……ないのか?水質とか温泉の効能はともかく他所様が

イジって壊したら駄目だろ?そしたらハンクさん

以外にいないだろ?ソレとも魔物の仕業か?」


そういうとロキは唾を飲み「ソレがおるらしいねん」


 え?まさかこんな……里の中に魔物が…いるのか?


「妖精が!!」「へ?」いや…まさか…


聞き間違いか?「凄い大精霊級の妖精がおるらしい」


「ソレは大精霊じゃないのか!?」


大精霊がいるかよ…こんな里の中に…そう思ったが…「そういえば僕も聞いたよ…?」


「主よわたしも聞きました」ニコとビダンもか?


「僕は歌声が昨日の夜入ったときに聞こえて来た

多分女子風呂や外じゃない…ハズ??」


 「随分と曖昧模糊ですねぇ?私は昨日少し

飲みたい気分で外に出ると声をかけられ…

その後まぁ色々あって帰りのさいにあの民泊には

力の強い大精霊級の妖精がいる……と素敵な……

マダムから聞きおよんでますねぇ?」


「オマエ……人様のマダムと………およんだん!?」


 ビダンは否定したがロキは聞くまい…

しかし大精霊級ってのが気になるな?

皆んな何で妖精って言うんだ?誰かこういうの   詳しい人はいないもんかアイデアがこうポンと…

そうだポンあの二人なら知ってるハズだ!!

そう考えてると引き戸が開きその本人が来た


「あっ…先ぶりです…お邪魔します」


「おや皆さんもこちらに入浴ですか…私達は人が少ない時間によくこちら妖精の水場に入りに来てまして……よく考えると皆さんはお泊まりですね

…失敬失敬…フゥ〜……」


「妖精の水場って何ですか?ちょっと時間が有れば」


シューベルトさんが水掛をし風呂に浸かると

俺は気になったコトを聞く


「ええ私長風呂ですから話しましょう妖精の水場に

ついてですね……… ああ良い湯だ…そうこの感覚こそが妖精の水場と呼ばれる所以でしてね良い水場や

温泉は…… 妖精の水場と呼ばれ大事にされ我々と

生きてくださる大精霊様の贈り物とされています

そして歌をうたうと喜んでくださり

恩恵を与えるとされてます」


パシャっと顔を洗い笑みをこぼすストレンジャー君は

このコト知ってるんだろうか?俺も顔を洗うと

気分が良くなるコレが贈り物分かるなぁ…


「続けましょう…スー君お酒頼んで三人分お願い!!

さっ大精霊様の話しですが…残念ながらあまり記録が無く我々のような伝承や魔物が好きな変わり者しか

調べないのですよ…そうですねぇ?

大精霊達は過去の人々が作り出した延命処置では

ないか?そう囁かれたコトもありましてね?」


そこでポン・ストレンジャーが酒瓶を持って来るが


「女将さんは価値が分かってらっしゃるのかな?」


「ぬる燗が良いから蓋抜いて温めてってさ?」


奇妙な百面相をした後「もったいないが…

無下にはできませんさっ…白金貨を飲みましょう

貴方も共犯になってください大樹の誉れ別名…

妖精の酔酒…ぬる燗になんて贅沢過ぎる品だが…

とても美味い…生きてて…良かったコレも、

大精霊の贈り物といわれるもので水に米に麹と

全てをこだわり抜き産まれる酒…時価白金貨三枚が

金貨八枚で手に入った至福にして至高の瞬間…」


泣いてるめっちゃ泣くよこの人…大丈夫?


「我々の寿命が伸びたようです…そう…延命処置

でしたねアレは魔法エネルギーを自身の脳に繋げて

体外のマナと融合させ永久的なマナ集合生物に変換

まっ…禁忌ですな…しかしこのぬる燗は美味い…

禁忌的美味さだ…しかしねぇ禁忌の技術は…

金も時間もかかるつまり不死身で無く延命処置…

何故?そりゃそう周りが生きてないつまり大精霊とは

過去の延命者の魔法的亡霊だよ…悲しい…私なら……

耐えかねる家族友人知人すら居るか分からない?!

何故正気を保てるモノか?妖精や大精霊は気が触れて

可笑しくない……そう私は思うまさに悲劇だよ?」


長風呂と聞いたが話も長い酔ってるし………大丈夫? 

「ん?!待てよこの理論レイスと大精霊の類似性が

出てるぞ大発見だよ…コレは…ヒック………スー君

メモだ羊皮紙を出してくれ破れにくいモノが良い

ヒックとなると大精霊が死体やゴーレムに…

魔法生物に宿る可能性がある敵として大変危険だが

味方に出来れば世界がポンと変わるぞぉお!?」


ソレってアンドロイドとかサイボーグになるのか?

凄いけど異世界の技術的には普通かもな?

いや俺は毒されてるのか?世紀の発見かも知れない?

温泉には魔法的亡霊が棲んでる…てコトか?!

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