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ヌシ様と密林の図書館

ジンロが叫び出す「ヌシ様強いねえ!最強だねぇ!本当凄えよ!えっ?そんな敵まで?

行けますか?… イェーイ!!」


それに対し俺は

「ジンロ何してんだ…オイ?ジンロ!?何で急に煽り出したんだ…?!」叫び返すしか無い……?


「煽ってたらおばあだけで地上まで通れるかと

思って……やっぱ無理かな?」


「思ってもするな……外道の所業だぞオメェ!?」


「そっ…そんなに?強すぎるから…ついさぁ?

老婆だって忘れてきてさ?そういう事無い?」


鬼をナタ包丁で叩きのめす様はどちらが

鬼か忘れる程で有る


「ソコ通しなさい…ソラッ猫ちゃん怖がるでしょ

ガジュマルに括り付けるよ…」


本当に老婆なんだろうか?括ったら飲み込まれて

死ぬだろ…まぁ妖怪相手だモンなと目を逸らした…


「この人普段は温厚なんですよぉ!!…」

マンホール内にサンちゃんの渋い声が轟いたという…


「やっと密林堂近くまで来た…もう少しだ急ごう…」


おばあがピタッと止まり何かを出し確認する…


「この辺の図書館に知り合いが居る…

絶対役に立つから寄ってくよ……」

人の気配

無いんだけどなぁ?寄ってくの?…コクコクと頷く


「人だよねぇ?心霊系無理だよ……?」

いつに無くジンロがビビリ倒す……大丈夫だよな?

さっきから誰もいないとこでキョロキョロしだすし

違うよな…違うんだよな?


「うああ……今何回かチカチカした、電気ぃ…!!」

オマエの声の方が怖いって………? 


ロキがヌシ様をじっと見て呟く


「塩って呟いたで」気のせいだ……


「お酒置いてたよ?」そりゃ飲みたい時も有るさ…


「さっきの酒米が沈んでたぞ猫の眼を侮るなよ…」

何かを払ってらっしゃるよ…絶対に…?!


「少しワクワクする…」凄えぞニコ任せたぞ?


来た時には無かった気がするが図書館に着く…

「この棚に入ってるねぇ…ゆ…ゆ…無いねぇ

ゆ…ゆ…あったねぇ…さっ開くよ…?」


俺はつい「開くって何その本…ですか?………」


「この本の中に目当ての知り合いが居るんだよ……」


本の中って何だ…表紙には写し書房事典と書かれ

著者は夢野夢魔と書かれている誰だ?この著者が 

おばあの目当ての知り合いか?中に居るどういう意味だ…一瞬赤い箱という言葉が浮かぶ…まさか…?


「さっまたせると五月蝿い子娘だからね…

あと絵空事が混ざるから無視するなりなんなりね…」


ふわり身体が浮き空間が揺らぎ本の中のモノが

外へと溢れ出してくる


「な!?何だコレは………?」すとんと足が地に触れ


白い小部屋にいる事が分かる辺りを見わたすと

すぐそばに本を読む眼鏡の女学生がいる何故分かった

かというと古いセーラー服というやつを着ているから

である生きてる人間のようだが?どう話しかけるか?


「ようこそお客様私のメアリー・スーの世界へと…」


あちらから話しかけてくれたがメアリー・スーとは

創作物の主役を押し除け目立つ奇妙な人物の総称

コレがおばあの言う絵空事だろうか?


「誤解を与えたね私はこの物語りで無く七枝選考と言う作家モドキが作ったメアリー・スーだ君達の物語り

には余り関係が無い単役さ…ただ私の持つスキルは三つもある内二つはセットだがね…

役に立てるはずだよ……青年君…名前も何も無しで

青年君と呼ぶよ……一つは他世を覗く力

夢や空想の中で違う世界…異世界を見るコレはね……

意外な事誰でも待ち有る力でね…リアルな夢を見てそれが他世に通ずるそういうモノだね…」


そんな事があるか?いや妙な現実感ある気がする……


「二つ目は夢に渡る能力他の作品などでも取り上げ

られるコトが多い他の女学生や旅好きのサラリーマンが渡っていたろ不思議だっただろうがこの二つを偶然

待てば可能なんだ最後だけは私がメアリー・スーたる

所以三つ目は神の思考に介入する力あらゆる神の

考えに介入し誤認させたり私の願う結果を出す力だよ

便利なようで瞬間的な誤認しか無理だし完全に

願った結果が出るとは限らない時に惨劇が待つコトも

ある不完全な力なんだ………ただキミが頼ってくれるなら力をいくらでも貸そうじゃないか?」


色々と考えが巡ったが何故か一言しか思い浮かばない


「ありがとう、信じるよ!!……頼りにしてるよ?」


コレは本当に俺が考えた言葉か?奇妙な…

何かがこの空間を支配しているような感覚だ

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