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開かれる地下大カジノ金庫

カジノ大金庫前俺達はせっかく大金庫まで来たが

困惑の気持ちでいっぱいだった…………

「前皇帝皇女殿下ってどんぐらい偉いさんなんや…」 何急に聞いてんだ………皆んなビビってるぞ………

「前皇帝って事は皇帝してた皇女殿下いう事か?

ソレとも皇帝の娘いう事か………俺アホやからわからんねや…………皆んなは………

何でダチに気扱うんや?…分からんな?」

確かにロキの言う通りだ………位なんか気にして………

「ダチを遠ざけるのはおかしいよな?だが………

聞いて良いもんなのか?」そう考えてると

「有る意味両方と言えます………」 

「有る意味私は前世でこの国の女皇帝をしていました その際に不慮の事故で亡くなりお父様皇帝は

私の転生を待ち探してくれましたただ一つ問題が…」

「なんや俺達で良けりゃ聞くで?」ドンと胸を叩く

「私達が転生した時二人に分かれて記憶を失った…」

「二人に片方が皇帝の娘としてもう一人は………

分かりません…欠けたもう一人がいるという感覚だけが確かに有り私はその片割れを探しながら暮らして

来ましたそして見つけたんです………」

俺は…「二つじゃねぇか?解決しないとな……?」

「協力してくださるんですか?」

「乗り掛かった船だ泥舟でも……勝手に手伝うぜ?」

「二つって何…記憶が残るとは限らないし

僕達が解決出来るのは人探し一つぐらい………

多分記憶探しは難しいから僕達だけじゃ無理……」 

「安心しろニコ記憶はもう一人にあるかも知れない……そこじゃ無く転生の弊害があったんだ………」ニコは少し考え「弊害って何があったの?………

普通の健康な人だよ…他と違うようには見えない?」俺は首を横に振り「俺達と同じ事が弊害なんだよ……

実は帝国には伝承があってなソレに記された

神族からしか皇帝は産まれないだが転生の際に

皇女殿下は人間として産まれて来た本来皇帝が死去

した時のみ行われる王権選挙が次期王を決めるモノ

として行われているのは彼女を世間から守る為

俺達が顔も名前も知らなかったのは世継ぎや王 

皇帝に関わらせない為愛した人………娘ソレらを

民衆の好奇に晒さない為だったんだ…………

もしかしたら黒鬼は神族のなら損ないじゃないか?」

ジンロが「そこで黒鬼の神族なり損ない理論………

まさか片割れって…………」ロキが片手を殴りながら

「リーベルトが十中八九片割れで間違いないんやな?

ようこの心の綺麗な婆さんからあんなバケモン産まれたもんやな………何や面白なって来たで!!」

ジンロが拳銃に手をあて「合わさりや両性具有の

神族様か案外………倒すなり何なりすれば

神様に戻れるかもよ……根も歯もない期待だけどさ?無いよりゃマシでしょ?乞うご期待つって………」

ニコが「僕アイツが王様の国…何かやだな………

ぶっ潰すよ………アイツも世間の評価も

全部……!!」毛を逆立たサンちゃんが身体を膨らませ叫び「わしの飼い主は傷つけはさせんよ………この山本五郎左衛門の一生分の誇りにかけてのぅ今変化の時ぞぉお…」巨大な猫になる………

「何かオマエら俺よりテンションたけぇじゃねぇか?

置いてかれねえようにしないとな」大金庫を開け放ち 中に有る大剣を金銀財宝の山から引き抜こうとするが地面につき刺さっている………」

何やテンション爆上がりやったのに抜けんのか!?」

「イヤ………」「イヤでも抜けんのやろ?」

「切れ過ぎて床にめり込んでるんだ………」「は?」

オマエら俺から離れとけ…………」皆が少しさがる

「オラァア!!」地面かギギギと音を響かせ歪み

そのまま摩擦音を出し破き切れる音シュリッという

紙を切った様な音が大剣を引き切り裂いた地面から

する異常事態……………「怖っ…俺切れかけたで………見てみらや前髪!?」ロキの言葉に俺は「引くよな…そりゃ……まあ………?」ジンロも怯え「その大剣抜いて大丈夫キレ過ぎ出し妖刀とかヤバいやつじゃ無いよね……刺し直そう地面にね………?!」

「ニコどう思うよ刺し直すか……?地面に……?」

「大丈夫だと思うよ…何で?」何でって地面があり得ない切れかたしたからだよ………え?呪い系の武器?

そう思い武器スキルを見ると「スキル不殺特効…?」

どうやら生き物や植物魔法生物まで殺さずに…………あらゆる特効効果を発揮し倒すというモノだった  勇者の武器っぽくは有る自分の指を切るとすり抜け

痛みは無く何かHPというのが減った感覚が有る

HPって何だ減り切ると死ぬはずだがその前に動けなく

なるんだろうか?「安心しろ……不殺系の武器らしい

死ぬ事は無いようだ………ただ酷く疲れる………」 

「この見た目で不殺系って普通大剣にせんやろ!」

仕方ねぇじゃねぇか?ついてんだからよ………

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