表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/216

聖帝王国へ行こう

無駄遣いにより赤字がチラついた我が店に

帝国へ店舗拡大の提案と護衛任務の依頼が転がり込む

店舗の拡大は要相談だが護衛任務は金も稼げるし

帝国は気になってたんだよな俺達スナック無面一同

とギルドからジンロ、グレン、ルーン、ギルマスそして何故かビダンとジョーカーがついて来た

「僕も数日前から懺悔事業でギルドを手伝ってるんだ

ビダン君は意外にいい先輩だよ」

ジョーカーはコートを羽織りスーツに眼鏡

スタイリッシュに着こなしてる

ビダンはガントレットにタートルネックを着

短パンその下にタイツとヒール付きブーツ変態らしさが滲んでる年中バーテン服の俺から見ても変態だ

「この服ビダンさんが買ってくれたんだ

着こなしも教えてくれて助かってる」俺は「へ?」

コイツが他人の為に何かするとは

しかも中々お洒落なチョイスだ意外だなぁ……

「後輩は大事にしませんとね?」にこやかに答える 

何か裏がないだろうか?訝しげな顔をすると

ジンロが「そのブーツ新作だよね金あるの?

ちゃっちい依頼ばっかでしょ?」

ジョーカーはともかくビダンの働く姿

は思い浮かばないコイツ……働けるのか?

「僕だって最初から貴族や領主じゃあ無い

ネゴシエィトに魔物討伐、館の掃除に牧場で餌やり

何でもッ何でもしたさ……主の為にね!!」

自分の為にしろと思ったが調子に乗りそうだ

ジンロが鉄馬車のガラス窓を覗き

「おっ見えて来た!!」とはしゃぐ

森に囲まれたどこまでも高い城壁が見える

入り口には数十匹の大カピと地龍に数台の魔動力車も

並んでるこれだけの数まず此処以外で見ないだろう

「壮観だなぁ……別車の皆んなも見てる頃か?」

大カピが止まり獣舎に入り窓から

隣の鉄馬車の客が見える「ん?」

どうやら隣の鉄馬車で揉め事が起きてる

紅葉さんが間に入るがシロと向日葵さんが

絡まれているようだ「釣りはいらないから!!」

運転士にそう言い金貨を五枚雑に渡し走る

鉄馬車を急ぎ乗りうつり手首を掴む

「すいません……ちょっと…」息があがる

相手をしっかり見て「俺保護者なんで

話し聞いても良いですかね」少し間が開き

「チッ」睨み合う「俺が誰か分かってるのか?」

名前が知れた人物らしいが………

「名がありゃこんな所で暴れんでしょ?」手首を握る

 「グゥッ」運転士が「とめれず申し訳無い……

失礼ですが出てってください!!」外を指差し

相手が怯む「オマエら顔……憶えたぞ」

客を掻き分け出て行く、なんとかなったようだ

「ありがとうございます」運転士の顔色が悪い 

アイツが何か?あるのか

「どうしました?話し聞けます?」 目を少し泳がせ

話す「後で……会えますかな?」

鉄馬車を降りて地龍を見てると運転士数人が

降りてくる「お待たせいたしました」

どうやらアイツいや……アイツらはだな

貴族くで王国の王権を持つ有力者その為

狼藉は見逃され問題を起こしては揉み消すらしい

他にも王権を持つものはいるが人脈、資金、武力

と揃って性格以外は弱点が無い

コレは厄介な人間に顔を憶えられたな

「他にいる王権所持者は何もしないの……?」すると

「私もなんとかしようとは……」「え?」

どうやらこの運転士ターバンさんは元々

大カピや地龍の捕獲事業会の筆頭幹部つまり

社長で客や社員を見る為に運転士をやってるらしい

「他に王権のある知り合いは?」少し考え

「勇者様がいましたが……」

いました?今はどうしてるんだろうか?

「数年前にお亡くなりに………」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ