のっぺらぼうのおっさん故郷(拠点)に帰る
異世界のルールはコチラと多々違います
隣の領地から始まりの街まで鉄馬車で走り半日で着いた前回と時間違うのは
繋がれてるのが地龍という魔物で口輪をつけ鱗の生えた大型犬のようだ口輪は炎を吐かないように他には
野生の仲間を呼ばないようにらしい降りた後に運転士がブラシで軽く擦ると腹を出して喜んでた
猫も良いが犬も良い椅子は少し硬めだった
後ろでダンとグレンが「地龍はデカいが良いなぁ」
五右衛門が「俺は猫派だ」ショーンが
「爬虫類もカラフルで冷たくて良いですよ」
ジンロ「イヤ冒険家なら大鷹かグリフォンだね」
ペット自慢が始まる予感
「うちは獣人以外のケモ出入り禁止だ」
ダンが「スナック出禁は厳しいな」
五右衛門が「やはり、猫最強」ジンロが聞く
「スナック良いなカラオケ置いてる?」一応だが
「安売りで古い型の魔道具があるよ」と伝える
グレンが「美人さん居る?俺も行きたい」と
眼を輝かせ言うが
「当店は紳士淑女の為の飲み場だよミルク
飲んでカラオケ歌って帰れ」と怒っておく
皆んな徹夜明けで変なテンションだ大丈夫だろうか
さらに数日後にはギルドの地下にビダンが輸送される
コチラに移して街から離れれば新しい領主を国が送れるからだビダンのような例は少なく
国が決めた領主なら余程の問題は起こさない
ただ領主選挙に期待するしかないのが現状
「皆んなは領主選挙どう思う」ジンロが少し考え
「まぁ隣の領地に口出しできないしなんとかなる
と思うしかないんじゃない」
他の皆んなも同じようだが「あっ!!」
ジンロが何かを思い付く
「二号店出したから選挙権あるわ」
この世界のルールでは所属するギルドが有れば
その領地の選挙権はあり、スナックもギルド傘下の店のため特例としてあちらのギルドに入ってる事になる
追放処分でも受けないと失効しない
ちゃんとした権利だ
「ガッツに電話しろ」とギルマスが言う
ジンロが「何とかなるもんだねぇ」
後は届いたビダンをしごいて協力者の情報を聞くだけだなんか興奮してきたぞそのままギルドに入ると誰かがぶつかって叫んだ「皮膚に鉄板入ってんのかい」
見覚えがある、ギルマスが「ツーどうした?」
階段近くでもう一人見覚えのある男が慌ててる
「どうしたベン?」とギルマスが言う
えっ?三人でガッツ…ベン…ツー
なの気張ったら大惨事みたいな偶然なの?それ?
ベンが「ギルマス妹さんがお帰りです」
ギルマスが苦虫を噛み潰したような顔で「何っ?!」
別の家で住んでる妹さんがギルマスに会いに来てるら
しい、嬉しい事のはずだが
「お前らも来てくれ」
一体どんな人何だ?そう思い階段を上がる




