芯と心(潜入中)
領主の城屋上庭園に銃声が鳴り響く既に城内は
死屍累々残った数十の兵も減って行くただ届かない
当たると思った瞬間に歯でとめ兵を盾に届かない
「無駄だよ…異世界の…ガンマン…」どうすれば届く
「君は強い…が…」手を派手に広げた領主が言う
「美しく…な…い、美しく無い」そのうちに弾丸を
ヤツの顔面に数発撃ち込む
「2回言ったね大事なの…?ブ男がよ!!」
領主が中指を立て「顔ばっか狙うんじゃねぇええ!」
ニヤリと笑い返す「行儀が美しくねえな」
ふと頭に昼間あった異世界人を思い出す
仲間がいれば楽だったろうか楽で無くとも心の支えに
なっただろうか殺せなど言わずに一緒にたたかおうと
そう言えば何か変わっただろうか
後悔の間にも敵は襲い来て弾丸を撃ち込む後少し……
その瞬間巨大な手が私を掴む
「ざぁんねぇん」
手だけでは無い全体的に巨大になったのだ
鉄の鎧がボディスーツように伸びて張り付いてる
「この鎧特殊素材でね伸びるんだ身体の方は
喰って得た能力…さ…美しい僕は美を追求した食事を…心がけているのさ美男…美女…美食…そう全て
の美は僕に食べられる為にあぁるぅう」
そう言いう領主に唾を「プッ…」と吐きかけ
「死ぬほど興味無いですぅ」と言う
「このアバズレがこの美領主ビダン様に
唾吐きやがったな…………死ねぇえぇえ」
「ビダンって言うのかなんか…美しく無い名だね?」
「誰だぃ君ぃ」青筋をうかべ怒るビダンの耳に
「なるほどぉ武器スキルか?」包丁を構え鎧を
木っ端微塵に切る
「ついでに膝裏キック」ぐらつきジンロを離すビダン
「なんで来たの……」ジンロが聞く
「マスターとしてお釣り返しに」ビダンが俺を睨むが
俺は案外、短気だし、ジンロを気に入ってたらしい
「裸になったついでに顔面ボコボコマッサージ
はいかがかな金貨一枚と銀貨2枚お連れさんから
いただいてるぜ」
ビダンが「こぬぅお糞がぁあ」
包丁をビダンの膝に投げ、顔面に連打を入れ
「やっぱ殺さねえ……」
ジンロが「えっ?」拳を握り「死ぬほど…マシだと思うほど殴り尽くす」ニタリと笑い言うとビダンが
怯え出すが
「アイス削りで得た新スキル」「ひぃいぃい!?」
「加速連撃」当たる程加速する拳でビダンの
顔が変形していく
「悪い事をすると鬼が来るぞ?」
ビダンは恐れただがその芯に一抹の美しさを魅た
ジンロが「なんでこいつアレ勃ってんの」
殴り過ぎたか?「死ぬ前になるって聞くな、うん」
「そうなんだキモい趣味かと思って焦ったわ」
二度として欲しく無いもんな…しかし
やり過ぎたか?そう思いながらギルドに運んだが
そこで変な事がおきた地下牢でのことだ
「彼は何処だい…おぉおぉお我が主よ私を……
導きぃい…………たまぇえ」何故か彼は死を史上の
救いとしてるらしく俺の信者になり
悪事をしない全て話すと言いだした
「何がしたいんだお前」ビダンが言う
「貴方様のやくに立ちたいのです…私より…強く…美し…い主の…役に……そう役に……」
少し考え「試練として反省してくれると嬉しいな」
祈るかのようなポーズをし、手を派手に広げ
また祈り、考える人的なポーズをする動きがうるさいなこの人
「分かりましたいつ程まで」まぁ知らんけど
「釈放はともかく反省は一生じゃない」
ジンロが「結構エグイ事言うね」
「そうかな被害者や遺族の事考えるとね」もっとも
それは元の世界ではだが
「私よりこの世界にむいてるよ」
何処がだろう殺す事から逃げたのに「そう…かな?」
と不安に呟く、ジンロも優しく呟く
「そのうち君にも分かるさ…」
失礼だが何歳なんだろう………?




