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最終話 「パチンコは麻薬」は100年先まで語り継ごう

 これだけベタ褒めしていると逆にうさん臭く感じるだろうが「パチンコは麻薬 【パチンコはあなたの人生を奪います】」は日本国民ならぜひとも1度は見てほしいホームページである。

 まぁパチンコメーカーやパチンコ店経営者などからは嫌という程煙たがれるだろうが。


 このホームページは「2ちゃんねる」などの掲示板文化が華麗(かれい)に花開いた時期だからこそ集められた証言が山のように掲載されており、

 もし製作者のネットに触れるタイミングが5年でも遅かったらここまでのクオリティを持つホームページは作れなかったと思う。

 個人的にはブログが普及した後ではここまでの「濃さ」があるものは作れなかったと思う。




 今でこそブログはかつての全盛期だった頃と比べれば……という立ち位置だが、

 ブログ誕生当時は現代のSNSの登場に通じるところがあって、気軽に「今」を切り取って出すことができたのが革命的な点だった。

 それこそ「今夜の夕食は豚肉の生姜焼きに豚汁と豚づくし♪」なんて気軽に発信することもできたのだ。


 ブログ登場以前はホームページの更新にはある程度の手間がかかっていたのを、ブログの登場によってその手間を一気になくしてしまった破壊力は絶大なものだった。

 それまでどちらかというと「アンダーグラウンド」な側面も持っていたネットがブログの普及で一気に市民権を得たと個人的には思う。

 ただし手軽に更新できる分、中身を凝縮するというか「煮詰める」ことをしなくてもよくなったので「ホームページの持つ特有の濃さ」は一気に薄くなったように感じたこともあった。


 そういう意味では管理人が「パチンコは麻薬」を作ろうと思った時期が幸いしてあれだけの内容のものが作れたという「第1の奇跡」と

 ヤフージオシティーズのサービスが終了した後に保存活動が起こって、そこで1度は消失したサイトが復活した、という「第2の奇跡」という

 2つの奇跡があるから令和の時代でも見れるのだと思うと、本当に奇跡なんていう言葉では表現しきれないほどの、「とてつもない幸運」の下に存在できていると言っても過言ではないだろう。




 個人的には正直パチンコに対してはいい思いは無い。昔は車の中に我が子を置き去りにしてパチンコに出かけて蒸し殺しにしてしまった事例もあって社会問題にもなったが、

 パチンコ団体の息がかかった政治屋や、パチンコメーカーがTVのスポンサー筆頭になることで大事にはならなかった。

 最近の事例だとコロナウイルスの流行の中、パチンコ店が密になっているという報道もあったけどあまり深く追及されなかったでしょ?


 日本の成長に対し真っ向から足を引っ張る負の遺産という認識しかないので、パチンコは無くなっても一向に構わない。

 むしろ消え去った方が日本経済のためになる。とさえ言えるのだが今現在パチンコにハマっているであろう市民には届かないだろう。


 何せ「必ず胴元が勝つようにできている」ギャンブルに対して「いくら負けても」次は勝てる。と無条件に、何の根拠もなく、信じられる時点で終わってる。

 勝った時の事しか考えてなくて、簡単な収支計算すらできないようでは何のための学校教育か? とさえ思ってしまう。




 例えばギャンブルで手持ち資金の50%を失ったとしよう。そうしたらその負けを取り戻すには50%勝つのではない。

 手持ち資金を「倍」にする、つまり「100%増加」させないといけないのだ。

 10万円が手持ち資金でそれが5万円まで減ったら、残りの5万円で資金を倍にしないと10万円に増やす=元を取ることはできないのだ。


 冷静な判断力があるのなら、手持ちの資金を倍にするのはいかにハイリスクで危険な行為かわかると思う。

 なぜパチンコ中毒者(パチンカス)はそこまで負けても諦めないのか?

 答えは「パチンコは麻薬」のページに載っているのでここでは言わないが、こんな簡単なことも分からないほど視野が狭くなっているのではと思ってしまう。




 これを読んでもなお「それでも俺はパチンコを打ちたい!」と思えるだろうか?

「パチンコは麻薬」のホームページや、このエッセイで目覚めてパチンコを辞める人が1人でも多く出てくることを願ってやまない。

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