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王都ドラゴン魔法薬店~妖精達と一緒にスローライフ~  作者: 三和土
第三章 生活環境を整えよう
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042.魔法とその認識について

「じゃあ、魔道具なんか作ってみたらどうだ?」

 上級回復薬とか作れるなら、魔力も結構有るんだろ? とジョンさんに聞かれたので、頷いておく。


「……ていうか、魔道具とかってまた、師匠に付いて習わないといけないんじゃないの?」

 そんな伝手なんて無いんだけど。そもそも趣味で魔道具を作りたいとかいうのに、弟子入りさせてくれる人なんて居るんだろうか?


「あー、それなんだが。魔道具ってのはそもそも道具部分と魔法部分とに分かれていてな」

 と、ジョンさんは割と出回っていて安価な着火の魔道具を出して来る。


「例えばこれなんかそうだが、持ち手と火を点ける時に押すボタンの部分とか、発生した火が先端部分で燃える様にする仕組みとか、点いた火が燃えている様にするための燃料の部分とかは、道具職人の仕事でな」

 と実際に魔道具の部分を指差して説明してくれる。


「それから、こっちの魔法陣なんだが、こっちは小さな火を一瞬だけ点す魔法が刻まれているらしい。……らしいってのは、魔法の素養が無ければ魔法陣は読めないからなんだが。それで、こっちは魔法を使える奴の仕事になるんだ」

 大体は戦闘で魔法を使えるほど魔力が強くない奴で薬師をやる程は弱くない奴だったり、魔法使いが副業がてらやっている事も多いのだとか。


 弟子入りして魔法陣に使う魔法を習う事も出来るが、魔法陣自体は使う言葉の種類や配置を習う事は出来ても、刻む紋様自体は個人個人によって違って来るらしい。

 丸切り同じ紋様を刻んでも、本人の読めない魔法陣は発動しないのだとか。


 ただ、魔道具の魔法陣は、読める本人が魔力を使って刻んだ物なので、魔石などの魔力を使って発動を促してやればちゃんと効力を発揮するのだとか。

 魔力を使って待機状態にまで持って行っているって事なのかな?


「へー、そうなんだ」

 魔法ってやっぱり訳が分からないよね。


「主殿。魔法は世界の(ことわり)を表す言葉を使う。理は常に一つだが、それを表す言葉が一つとは限らず、また理の見え方も一つとは限らない」

 だから使う人によって紋様も違ってくるのだそうだ。


「む、難しい……」


「何、己が読み取れる様に刻めば良いだけだ」

 多分主殿なら何となく分かる筈だ。と、狼姿のままでユースタスは鼻を鳴らす。


「まあ、俺も魔法を使える訳じゃないから、詳しい事は分からんのだが、魔法を使える奴は魔道具の魔法陣を刻めるって話だし。……それに、坊主ちょっと前に魔法をもっと勉強しないととか言ってただろ? これこれこうしたいからそれを勉強するみたいな、何か目的が有った方が頑張れるんじゃないか?」


「あー、それもそうかも」

 ちょっと前に雑談の端っこでぽろっと言った事を覚えてるとか、ジョンさんの癖に……!


「側の方も簡単な物なら自分で作っても良いだろうし、難しい物とかならアイヴァーの爺さんに相談すれば、職人を紹介してくれるんじゃないか?」

 まあ設計からとかになるとそれなりの値段になるから、作るかどうか売れるかどうかも含めて相談した方が良いとは思うけど。と、謂われる。


「売れるの?」

 魔道具ギルドとかに登録して無くてもイケる物なんだろうか?


「おー、魔道具はほら、魔力が無いと作れないから、魔法使いが副業でやってるって言っただろ? だから商業ギルドに登録してあれば、販売する事は出来るんだよ。新規の設計図の登録とかになると、魔道具ギルドの方の取り扱いになるらしいが、そっちも新規の設計図で仮登録扱いになるらしいぞ」

 魔道具で商売をするんでなければ、その程度で大丈夫じゃないか?


「成る程ねー。まあ、売るかどうかの前に、作れるかどうかも分からないけど」

 でも、あれとかこれとかちょっと不便だと思っていた物が、自分で何とか出来るようになるなら、それは魅力的な提案な気がする。

 何かね、工作とかってワクワクするよね。


「そこは頑張れよ~。そんで、門の仕事に便利な何かを作ってくれ」

 と、またジョンさんに頭をぐしゃぐしゃに掻き混ぜられてしまった。




「先ずは図書館に行って調べ物かなあ?」

 暇潰しだから、時間が掛かれば掛かる程良いのだ。……と、思う事にする。

 焦らない、焦らない。


「アイビン先生に頼んだら、王宮図書館に入れて貰えるかなあ?」

 薬関係の本を見る時は、アイビン先生が借りて来てくれていたけど、魔道具だから全然関係ないし、出来れば図書館に入って自分で調べたい。

 気になった事が有ったらその場でそれに関する本を探して見れた方が、きっと良いと思うんだよね。


「主殿が望むなら、王宮図書館の入館許可証ぐらいは手に入れて来るぞ」

 王宮(あそこ)関係なら、ちょっとは無理が利くんだ。とユースタスが得意げに鼻を鳴らす。


「お、本当? じゃあ必要になったら、お願いするね」

 先ずは一般の図書館で調べられるだけ調べてから。

 朝の混雑が終わった時間から、夕方の混雑が始まる前までだと、結構時間が足りないのだ。

 何と言っても王宮はちょっと遠い。


 メリークリスマスって書こうとして、予約時間が翌日0時だった事に気付いた次第です。

 今年のクリスマスはどうでしたか。私はまあ見てのとおりです。42話を書いていました。

 人生なんてそんなものです。


 読んで下さってありがとうございます。少しでも楽しんで貰えたでしょうか?

 ドラゴンとかタグに入れてるけど、最近ドラゴン的エピソードが無いなあと思いつつ……まあその内に?(実際は未定です)

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