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次原凛の華麗なる日常  作者: しののめ
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凛ちゃんとあおちゃんと登校

……私、次原凛! 学校に行く途中の小学6年生!!


好きな通学路は家から出て5分程の山沿いの道!


あのね、この道はとっても眺めがいいの!


山の上の鉄塔……斜面にある小さなあやしい掘っ立て小屋……何処に繋がってるのかもわからない謎の電線……。


そんなものを眺めていると色んな想像が浮かんでくるの。


きっとあの鉄塔の下では毎日妖精さんのパーティが開かれていて……掘っ立て小屋には侵略者と戦うための装備が隠されていて……あの電線は……電線は……電線は……えーっと電話とか……テレビとか、その、見るためで……うん! 夢があるなぁ。


私はまだ子供だし、まだあんな所までいけないの。でもいつか実際に色んな物を見て触ってそれをお話にして、お姉ちゃんや黄金丸達にお話してあげたい!


そんな事を考えながら歩いていると……。


「凛ちゃーん!」


「……あっ! あおちゃん!」


真っ赤なランドセルを揺らしながらこっちに手を振ってくる眼鏡の女の子……友達のあおちゃん!


あおちゃんはね、この山沿いの通学路の途中にあるお家の子なの! いつも途中で待ち合わせて一緒に登校するお友達!


「凛ちゃん、また考え事してたの?」


あおちゃんが不思議そうな顔で私の顔を下から覗き込んでくる。


最近あおちゃんより背が高くなったんだよなぁ、あおちゃんなら黄金丸にも乗れるかなぁ……じゃなくて……。


「うん! 鉄塔でね! 妖精さんのパーティが開かれていて夜には掘っ立て小屋の武器でゴブリンの群れと戦うの! 高圧電線でゴブリンを鹵獲して一緒にパーティをするの!」


「凛ちゃんは難しい言葉を知ってるねー。……でも、なんか色々混じってない?」


あおちゃんが呆れたような顔でにへら、と笑いながらツッコむ。


「……そ、そうかな……? う〜ん、さっきまでそんな事を考えてたような気がするけど……」


と、再び山の方を見ると……。


「あ、鳥……じゃなくて……飛行機……じゃなくて……えっと……あれって……」


「ドローンだよ。う〜ん……ゴブリンとか鹵獲とか高圧電線とかよりそっちを知っておくべきだと思うけどなぁ……」


やっぱり呆れたような、でもニコニコしながら笑顔であおちゃんが言うけど……。


「えへへ……あ、でもね! そのどろ〜んは実は妖精さんの長距離移動用工学魔法シャトルで……エネルギーは小型ゴブリンの人力……ゴブ力で……ゴブ力の元はちょっといいどんぐりで……」


ニコニコと笑いながら私のお話を聞いてくれるあおちゃん……。


学校に着くまでに全部話終わるかなぁ!

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