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第1話 鰻が喰いてぇ

てんで素人ですが、異世界で鰻を美味そうに食べる話が見たかったので書きました


鰻の知識も素人ですが、都度調べて書こうと思います


ではよろしく


 それは、夏の暑い日だった。


 腹を空かした俺は近所のコンビニへ飯を買いに向かっていた。


 給料前でスカスカな財布を握りしめ、兎に角、甘塩っぱいものが食べたくて仕方なかった。


 牛丼、カツ丼、親子丼…如何にもしっくり来ないな。


 そんな時、ふと目に飛び込んで来たのはコンビニの窓にデカデカと張り出された一つのポスター。


【土用の丑の日、鰻重予約受付中】


 みたらし色のタレが染み込んだ艶々した白米の上に、ドンッ!と敷かれた焦茶色のご馳走は、たとえ写真だと分かっていてもその舌触りと食感、旨味が口の中で広がるのを感じずにはいられなかった。


「…鰻、へへ…、いいなぁ」


 口内は既に粘ついた唾液の洪水に満ちていた。


 本能が、魂が、鰻を求めていた。



 だが、不運にも、男は鰻を食べる事が出来なかった。


 長年の不摂生が祟ったのか、突然の胸の苦しみと激しい頭痛に襲われた。


 男は成す術なく、夏の日差しに熱されたアスファルトに倒れ伏した。


 自らの肌を削り肉を焼くアスファルトの熱さと身体の苦痛の中で男は自らの死を悟った。


 これは、助からない奴だ。


 男に未練は無かった。

 男の所得は少なかったが、仕事に不満はなかった。

 人並みに趣味を満喫し、恋愛経験はなかったが、満足いく人生を送れたと自負している。


 だが此処で、男の最期に強烈な未練が残ることになった。


 …鰻、…ウナギ、…うな…ぎ…。


 男は最後、掠れた声で、呟いた。


 「…鰻が、喰い、てぇ…。」


 そうして、男の一生は幕を閉じた。


 男の魂に、強烈な未練を刻み付けて…。



この小説が面白いなと思ったら、評価ではなく貴方が鰻モノ異世界を書いてください


異世界鰻に飢えています


楽しみにしてます

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