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VRMMOで『封印術士』始めてみました!  作者: 自信だけはある白豚
十五日目
76/89

74

8/??

あれからしばらく歩き回ったが、未だに誰とも会っていない。

ほとんどのプレイヤーはもうやられたのか?

そうなるとあと少しなんだけどなぁ。

と、考えながら歩いていると声が聞こえてきた。


『あー、あー。テステス。マイクテストー。イベントに参加している人たち聞こえてる?聞こえてたらなんかしてー。』


とりあえず声に従って、頭の上で大きな丸を作った。


『オッケー、皆聞こえてるね。今からメニューで、グループ内の残りプレイヤー数が出るから参考にしてね!因みに一番グループ内の残りプレイヤーが少ないのは、Cグループだよ!やったね!』

「いや、なにが“やったね!”だよ!?」

『とりあえずそれだけだから!グループ内で誰かが一位になるまでこのイベント終わらないよ!頑張って探してね!』

「言い方が軽いわっ!」


まあ、何はともあれ。

残りプレイヤーの数がわかるようになるのは、今欲しかった機能の1つだろう。

できればフィールドも狭くしてほしいんだが……。

まあ、言っても無駄か。


とりあえずメニューっと。

なになに?あと……18人か。

あのヤバいパーティの人数が、パーティ最大人数の6人。

俺が1人で、後ろの茂みに3人(・・・・・・・・)

ねぇ、なんで皆バトルロワイヤルってルールなのに固まって動いてんの?

ルールガン無視じゃないのか、これは。


小声で詠唱をしながら、走り出す。


「あっ!?逃げたぞ!」

「追え追え!さっさと片付けちまうぞ!」

「おうとも!」


いや、そんな大きな声出すとか素人かよ。

もう少し落ち着いて行動しろっての。

しかもご丁寧に縦一列になってやがる。

ガチのアホじゃないですか、やだー……っと。

アホなこと言ってる間に、詠唱が終わったな。

それじゃ、走っていた勢いを殺して反転。

そして勢いを殺しきれずにこちらに突っ込んできたプレイヤーに、渾身のラリアット!


「グハァッ!」


俺は勢いそのままに回転して、回し蹴りのようにしてラリアットを受けたプレイヤーを蹴って、他のプレイヤーにぶつける。

そして詠唱の終わった魔法を発動!


「『アッシュフォール』!」


態勢を崩し全くこちらを警戒していないプレイヤー3人は、上から降り注ぐ灰の山に埋もれてしまった。

灰は結構強い勢いで降り注いでいるからか、灰が舞い上がっている。

……これで【火魔法】を使ったら粉塵爆発とかしないだろうか?

うん、【火魔法】を使うのは止めとこう。

もし本当に粉塵爆発が今起こってみろ。

そうしたら、俺もこの埋まってる奴等と一緒におさらばだぜ。


コイツらには悪いが、持続ダメージで倒れてもらおう。

一応近くに『ファイアボム』が入ったプレゼント箱を置いておいて、そのまま立ち去る。

あわよくば、粉塵爆発が起こってくれると嬉しい。

まあ、実験みたいなものだから起こらなくてもいいんだけどね。

灰はずっと舞い上がったままだし、プレゼント箱が開けば起こるはず。

というわけで、俺はそのまま退散。


少し経って後ろの方から爆発音が聞こえた。

実験は成功したらしい。


Dグループ残りプレイヤー数13人(・・・)

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