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あれからしばらく歩き回ったが、未だに誰とも会っていない。
ほとんどのプレイヤーはもうやられたのか?
そうなるとあと少しなんだけどなぁ。
と、考えながら歩いていると声が聞こえてきた。
『あー、あー。テステス。マイクテストー。イベントに参加している人たち聞こえてる?聞こえてたらなんかしてー。』
とりあえず声に従って、頭の上で大きな丸を作った。
『オッケー、皆聞こえてるね。今からメニューで、グループ内の残りプレイヤー数が出るから参考にしてね!因みに一番グループ内の残りプレイヤーが少ないのは、Cグループだよ!やったね!』
「いや、なにが“やったね!”だよ!?」
『とりあえずそれだけだから!グループ内で誰かが一位になるまでこのイベント終わらないよ!頑張って探してね!』
「言い方が軽いわっ!」
まあ、何はともあれ。
残りプレイヤーの数がわかるようになるのは、今欲しかった機能の1つだろう。
できればフィールドも狭くしてほしいんだが……。
まあ、言っても無駄か。
とりあえずメニューっと。
なになに?あと……18人か。
あのヤバいパーティの人数が、パーティ最大人数の6人。
俺が1人で、後ろの茂みに3人。
ねぇ、なんで皆バトルロワイヤルってルールなのに固まって動いてんの?
ルールガン無視じゃないのか、これは。
小声で詠唱をしながら、走り出す。
「あっ!?逃げたぞ!」
「追え追え!さっさと片付けちまうぞ!」
「おうとも!」
いや、そんな大きな声出すとか素人かよ。
もう少し落ち着いて行動しろっての。
しかもご丁寧に縦一列になってやがる。
ガチのアホじゃないですか、やだー……っと。
アホなこと言ってる間に、詠唱が終わったな。
それじゃ、走っていた勢いを殺して反転。
そして勢いを殺しきれずにこちらに突っ込んできたプレイヤーに、渾身のラリアット!
「グハァッ!」
俺は勢いそのままに回転して、回し蹴りのようにしてラリアットを受けたプレイヤーを蹴って、他のプレイヤーにぶつける。
そして詠唱の終わった魔法を発動!
「『アッシュフォール』!」
態勢を崩し全くこちらを警戒していないプレイヤー3人は、上から降り注ぐ灰の山に埋もれてしまった。
灰は結構強い勢いで降り注いでいるからか、灰が舞い上がっている。
……これで【火魔法】を使ったら粉塵爆発とかしないだろうか?
うん、【火魔法】を使うのは止めとこう。
もし本当に粉塵爆発が今起こってみろ。
そうしたら、俺もこの埋まってる奴等と一緒におさらばだぜ。
コイツらには悪いが、持続ダメージで倒れてもらおう。
一応近くに『ファイアボム』が入ったプレゼント箱を置いておいて、そのまま立ち去る。
あわよくば、粉塵爆発が起こってくれると嬉しい。
まあ、実験みたいなものだから起こらなくてもいいんだけどね。
灰はずっと舞い上がったままだし、プレゼント箱が開けば起こるはず。
というわけで、俺はそのまま退散。
少し経って後ろの方から爆発音が聞こえた。
実験は成功したらしい。
Dグループ残りプレイヤー数13人。




