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無理矢理な感じが強い上に、文章能力の低下がみられる。
え?いつも通り?
……さーせん。
ジャイアントビークイーンを『黒猪刀』で一閃した俺は、残りHPを見たあとサブウェポンの『白竜刀』を抜刀、更に一閃する。
『黒猪刀』は【短刀術】を持っているので安心できるが、『白竜刀』はプレイヤースキルのみ、さらにその二刀流もスキルがないのでこれまたプレイヤースキル。
プレイヤースキルがあれば、なんでもできることがVRMMOのいいところだが、その分脳が疲れる。
脳を酷使し続けるからだろう。
「よし!これで……」
『白竜刀』を一閃したあとは、接近して右手『黒猪刀』の間合いに入った瞬間に斬り、蹴る。
蹴ったことで少し間が空き、『白竜刀』で一閃。
「討った!」
その声と共に、光の粒子となるジャイアントビークイーン。
ここまで1分もかかっていない。
残り『解印』時間は、17分。
ジャイアントビーの巣は、ジャイアントビークイーンが居なくなって10分経つと、無くなる。
そのあと7分間で残りのジャイアントビーを倒せば、勝てる!
適度に数を減らしつつ、耐え抜くしかない。
俺は『黒猪刀』と『白竜刀』の二刀流で、ジャイアントビーを処理しながらカウントを進めていった。
―――――――――――――――
それは突然だった。
ジャイアントビーの巣が何の脈絡もなく、大きな木から離れて落ちていき、その衝撃で巣は壊れた。
壊れた瞬間光の粒子となり、巣はなくなった。
「そうか、もう10分が経ったのか…。」
カウントしていたので何となく分かっていたが、なぜかそう呟いてしまった。
まあ、さんざんジャイアントビーの相手して疲れていたし?
無限わきがなくなったのなら、いいことだ。
しかしまだ目の前には、視界を埋め尽くすほどのジャイアントビーの大群がある。
あと7分しかないのだし、早々にケリを着けたいところだ。
斬って、斬って、蹴って、殴って、また斬って。
さっきからずっと続けている動作を繰り返す。
現在のジャイアントビーの数、推定300。
残り『解印』時間は6分強。
ちょっと厳しいが頑張って倒すしかない。
「斬って、蹴って、斬って、殴って、斬って………」
そう呪詛のように呟きながら、動作を繰り返す。
先に『解印』が終わるか、それとも先にジャイアントビーが全滅するか、根比べだ!
俺は『黒猪刀』と『白竜刀』で、いなして斬る。
何度もいなして、何度も斬って、何度も斬り返していく。
残りわずかというところで、それは唐突に訪れた。
パキッ……。
「……は?」
『黒猪刀』が半分に折れた。
しかし、光の粒子にはならない。
なんで?
そうして動きが一瞬止まり、その間に針で攻撃される。
「……!?…くっ!?」
攻撃された痛みで顔をしかめたが、すぐに『白竜刀』で斬り返すと、後ろに跳んで距離をとる。
とりあえず今は、光の粒子にならないことは関係ない。
重要なのは、手数が減ったことだ。
『白竜刀』だけじゃ、手数が足りない。
後ろに下がった俺は『白竜刀』を納めると、地面に落ちてある『魔法のサンタ袋』を拾い、腕を突っ込む。
そして、プレゼントを適当に取り出して投げる。
プレゼントのいいところは、魔法を使う意思を込めて投げるだけだから楽っていうとこかな?
まあ、それはどうでもいいや。
そして、プレゼントでジャイアントビー達にダメージを与え、近づいてきた瀕死の奴を蹴ったり、殴ったり、尻尾でなぎ払ったりして、倒し続けた。
その結果、『解印』残り時間1分弱で全滅させることができた。
《《《ジャイアントフォレスト》のエリアボス、『ジャイアントビークイーン』とその取り巻き『ジャイアントビー』の軍隊が討伐されました。》》
《《これにより、《ジャイアントフォレスト》の中心に迷宮『大樹の祠』が開放されました。》》
《【封印】のスキルレベルが上がりました。》
《【識別】のスキルレベルが上がりました。》
《【MP自動回復】のスキルレベルが上がりました。》
《【杖術】のスキルレベルが上がりました。》
《【短刀術】のスキルレベルが上がりました。》
《【回避】のスキルレベルが上がりました。》
《【回避】のスキルレベルが上がりました。》
《【アクロバット】のスキルレベルが上がりました。》
《これまでの行動から【刀術】を手に入れました。》
《【刀術】と【短刀術】が揃ったことで一部スキルが解放されました。》
《解放されたスキルはスキルポイントを使うことで習得可能です。》
《プレイヤーの種族レベルが上がりました。》
《プレイヤーのレベルが上がりました。》
《プレイヤーの種族レベルが上がりました。》
《プレイヤーのレベルが上がりました。》
《プレイヤーの種族レベルが上がりました。》
《プレイヤーのレベルが上がりました。》
《プレイヤーの種族レベルが10になりました。よって種族進化が可能になりました。》
《プレイヤーのレベルが10になりました。一部クエストと一部スキルが解放されました。》
《『ルドルフ』の種族レベルが上がりました。》
《『ルドルフ』の種族レベルが上がりました。》
《『ルドルフ』の種族レベルが上がりました。》
《『ルドルフ』のステータスポイントが振り分けられます。》
《『ルドルフ』のレベルが上がりました。》
《『ルドルフ』の【風魔法】のスキルレベルが上がりました。》
《『ルドルフ』の【回避】のスキルレベルが上がりました。》
《『ルドルフ』の【回避】のスキルレベルが上がりました。》
………インフォが多いな!?
ステータスは、STRとINTとMNDが上がっていた。
VITとDEXとAGIに、自由なポイントを振り分けた。
つーか、『種族進化』ってなに?
俺、人間やめるのか?
名前:サンタ
種族:人間Lv7→10
職業:封印術士
Lv:7→10
STR:12→13
VIT:10→11
DEX:12→13
AGI:14→15
INT:14→15
MND:8→9
LUK:11
スキル:
【封印Lv4→5】【鑑定Lv1→3】
【識別Lv8→9】
【火魔法Lv7】
【水魔法Lv4】【光魔法Lv7】
【MP自動回復Lv3→4】
【本術Lv2】【杖術Lv3→4】
【短刀術Lv3→4】
【錬金術Lv1】【回避Lv8→10】(MAX)
【テイムLv1】【隠行Lv1】(NEW)
【アクロバットLv1→2】(NEW)
【刀術Lv1】(NEW)
ストック:『猛毒液』『竜王』
『』×8個
【テイムモンスター】
名前:ルドルフ
種族:トナカイベビーLv1→5
職業:無し
Lv:1
STR:15→16
VIT:5
DEX:15→16
AGI:20→21
INT:15→16
MND:5
LUK:5
スキル:【角攻撃Lv2】【発光Lv1】
【光魔法Lv2】【火魔法Lv2】
【風魔法Lv2→4】【先導の光Lv2】
【運搬Lv2】【ソリ装備可Lv―】
【騎乗Lv1】【回避Lv1→3】
レベルアップのインフォは、1レベル分しかレベルアップを伝えないので一気に上がると、何度も同じことを聞くことになるぞ。




