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VRMMOで『封印術士』始めてみました!  作者: 自信だけはある白豚
七日目
62/89

60

無理矢理な感じが強い上に、文章能力の低下がみられる。

え?いつも通り?

……さーせん。

ジャイアントビークイーンを『黒猪刀』で一閃した俺は、残りHPを見たあとサブウェポンの『白竜刀』を抜刀、更に一閃する。

『黒猪刀』は【短刀術】を持っているので安心できるが、『白竜刀』はプレイヤースキルのみ、さらにその二刀流もスキルがないのでこれまたプレイヤースキル。

プレイヤースキルがあれば、なんでもできることがVRMMOのいいところだが、その分脳が疲れる。

脳を酷使し続けるからだろう。


「よし!これで……」


『白竜刀』を一閃したあとは、接近して右手『黒猪刀』の間合いに入った瞬間に斬り、蹴る。

蹴ったことで少し間が空き、『白竜刀』で一閃。


「討った!」


その声と共に、光の粒子となるジャイアントビークイーン。

ここまで1分もかかっていない。

残り『解印』時間は、17分。


ジャイアントビーの巣は、ジャイアントビークイーンが居なくなって10分経つと、無くなる。

そのあと7分間で残りのジャイアントビーを倒せば、勝てる!

適度に数を減らしつつ、耐え抜くしかない。

俺は『黒猪刀』と『白竜刀』の二刀流で、ジャイアントビーを処理しながらカウントを進めていった。


―――――――――――――――


それは突然だった。

ジャイアントビーの巣が何の脈絡もなく、大きな木から離れて落ちていき、その衝撃で巣は壊れた。

壊れた瞬間光の粒子となり、巣はなくなった。


「そうか、もう10分が経ったのか…。」


カウントしていたので何となく分かっていたが、なぜかそう呟いてしまった。

まあ、さんざんジャイアントビーの相手して疲れていたし?

無限わきがなくなったのなら、いいことだ。

しかしまだ目の前には、視界を埋め尽くすほどのジャイアントビーの大群がある。

あと7分しかないのだし、早々にケリを着けたいところだ。


斬って、斬って、蹴って、殴って、また斬って。

さっきからずっと続けている動作を繰り返す。

現在のジャイアントビーの数、推定300。

残り『解印』時間は6分強。

ちょっと厳しいが頑張って倒すしかない。


「斬って、蹴って、斬って、殴って、斬って………」


そう呪詛のように呟きながら、動作を繰り返す。

先に『解印』が終わるか、それとも先にジャイアントビーが全滅するか、根比べだ!


俺は『黒猪刀』と『白竜刀』で、いなして斬る。

何度もいなして、何度も斬って、何度も斬り返していく。

残りわずかというところで、それは唐突に訪れた。


パキッ……。


「……は?」


『黒猪刀』が半分に折れた。

しかし、光の粒子にはならない。

なんで?

そうして動きが一瞬止まり、その間に針で攻撃される。


「……!?…くっ!?」


攻撃された痛みで顔をしかめたが、すぐに『白竜刀』で斬り返すと、後ろに跳んで距離をとる。

とりあえず今は、光の粒子にならないことは関係ない。

重要なのは、手数が減ったことだ。

『白竜刀』だけじゃ、手数が足りない。

後ろに下がった俺は『白竜刀』を納めると、地面に落ちてある『魔法のサンタ袋』を拾い、腕を突っ込む。

そして、プレゼントを適当に取り出して投げる。

プレゼントのいいところは、魔法を使う意思を込めて投げるだけだから楽っていうとこかな?

まあ、それはどうでもいいや。

そして、プレゼントでジャイアントビー達にダメージを与え、近づいてきた瀕死の奴を蹴ったり、殴ったり、尻尾でなぎ払ったりして、倒し続けた。

その結果、『解印』残り時間1分弱で全滅させることができた。


《《《ジャイアントフォレスト》のエリアボス、『ジャイアントビークイーン』とその取り巻き『ジャイアントビー』の軍隊が討伐されました。》》

《《これにより、《ジャイアントフォレスト》の中心に迷宮(ダンジョン)『大樹の祠』が開放されました。》》


《【封印】のスキルレベルが上がりました。》

《【識別】のスキルレベルが上がりました。》

《【MP自動回復】のスキルレベルが上がりました。》

《【杖術】のスキルレベルが上がりました。》

《【短刀術】のスキルレベルが上がりました。》

《【回避】のスキルレベルが上がりました。》

《【回避】のスキルレベルが上がりました。》

《【アクロバット】のスキルレベルが上がりました。》


《これまでの行動から【刀術】を手に入れました。》

《【刀術】と【短刀術】が揃ったことで一部スキルが解放されました。》

《解放されたスキルはスキルポイントを使うことで習得可能です。》


《プレイヤーの種族レベルが上がりました。》

《プレイヤーのレベルが上がりました。》

《プレイヤーの種族レベルが上がりました。》

《プレイヤーのレベルが上がりました。》

《プレイヤーの種族レベルが上がりました。》

《プレイヤーのレベルが上がりました。》


《プレイヤーの種族レベルが10になりました。よって種族進化が可能になりました。》

《プレイヤーのレベルが10になりました。一部クエストと一部スキルが解放されました。》


《『ルドルフ』の種族レベルが上がりました。》

《『ルドルフ』の種族レベルが上がりました。》

《『ルドルフ』の種族レベルが上がりました。》

《『ルドルフ』のステータスポイントが振り分けられます。》

《『ルドルフ』のレベルが上がりました。》

《『ルドルフ』の【風魔法】のスキルレベルが上がりました。》

《『ルドルフ』の【回避】のスキルレベルが上がりました。》

《『ルドルフ』の【回避】のスキルレベルが上がりました。》


………インフォが多いな!?

ステータスは、STRとINTとMNDが上がっていた。

VITとDEXとAGIに、自由なポイントを振り分けた。

つーか、『種族進化』ってなに?

俺、人間やめるのか?


名前:サンタ

種族:人間Lv7→10

職業(ジョブ):封印術士

Lv(レベル):7→10


STR:12→13

VIT:10→11

DEX:12→13

AGI:14→15

INT:14→15

MND:8→9

LUK:11


スキル:

【封印Lv4→5】【鑑定Lv1→3】

【識別Lv8→9】

【火魔法Lv7】

【水魔法Lv4】【光魔法Lv7】

【MP自動回復Lv3→4】

【本術Lv2】【杖術Lv3→4】

【短刀術Lv3→4】

【錬金術Lv1】【回避Lv8→10】(MAX)

【テイムLv1】【隠行Lv1】(NEW)

【アクロバットLv1→2】(NEW)

【刀術Lv1】(NEW)


ストック:『猛毒液』『竜王(ドラゴンキング)

『』(なし)×8個




【テイムモンスター】


名前:ルドルフ

種族:トナカイベビーLv1→5

職業(ジョブ):無し

Lv(レベル):1


STR:15→16

VIT:5

DEX:15→16

AGI:20→21

INT:15→16

MND:5

LUK:5


スキル:【角攻撃Lv2】【発光Lv1】

【光魔法Lv2】【火魔法Lv2】

【風魔法Lv2→4】【先導の光Lv2】

【運搬Lv2】【ソリ装備可Lv―】

【騎乗Lv1】【回避Lv1→3】


レベルアップのインフォは、1レベル分しかレベルアップを伝えないので一気に上がると、何度も同じことを聞くことになるぞ。

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