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35-あるような無いような
海斗「それで、さっきの僕の質問なんだけ
どさ」
ボピ「はい」
海斗「アートマンというものを自我として
想定する考え方と、アートマンのような
ものを想定しない考え方とではどちらが
正しいかってことなんだけど」
ボピ「アリのような超個体の生物では自我
があるのか無いのか、どちらか判定しに
くい状態でした」
海斗「そうだね」
ボピ「もし、アートマンという高次元の存
在が肉体という低次元のものに宿り自我
になると考えると、自我があるか無いか
の完全な2択になってしまい、蟻のよう
な自我があるような無いような中途半端
な生物は生まれないと、僕は思うのであ
りまちゅ」
海斗「なるほど。つまり、君はお釈迦様の
説に賛成するわけだね。アートマンのよ
うなものはないと言うわけだ」
ボピ「はい。そうでちゅ」
ーつづくー




