第二十一話 「明日ですべて解決できればいいのだが...... 」
これまでの人格事件......
オロボ46「今日は振り返り回だからいらないね」
一同「なぬっ!!」
こんにちは、オロボ46です。
今回は今までの振り返り回です。
今までの登場人物も乗せているので長くなっていますが、
(用意する必要性が見つからない)いつもの茶番劇は用意しています。
それでは、どうぞ。
僕の名前は青崎 祐介。
そして、僕の頭にはBLUE-CPYと呼ばれるもう一人の人格がある。
彼の名前は高次。
BLUE-CPYはそれぞれ特殊な能力を持ち、
高次は他人に幻を見せる能力を持つ。
僕が中学生の時に喫茶店[青脳]の店主であり、元探偵でもあった
影島 俊という人に出会った事がきっかけで、僕は探偵を目指していた。
あれから中学と高校を卒業した僕は
別の街の探偵学校で学んで、探偵としてこの街に戻ってきた。
その翌日、久しぶりに影島さんに会いに行く途中に
僕は虐められている小学生を助けた。正確には高次が助けたんだけどね。
その後、僕は喫茶店[青脳]で影島さんと小学生と再会した。
その小学生は影島さんにある依頼を持ちかけていた。
影島さんはある病気で日光に当たることが出来ないため、
僕が影島さんにあったころから探偵をやめていた。
その為、僕が変わりに小学生からの依頼を受けることにした。
依頼主の小学生には高校生の兄と社会人の姉がいる。
数日前、姉は久しぶりにこの町に帰ってきた。
そこで、兄は姉を迎えに行くことになった。
しかし、姉は待ち合わせ場所に向かう途中に何者かに刃物で刺されてしまった。
幸い、姉は命をとりとめた......が、
姉を迎えに行った兄の行方は解らなくなった。
姉の証言によると、犯人の顔は兄にそっくりだった。
姉はそんなはずはないと思ったが、確かにはっきりと兄の顔だった。
末っ子の少年は信じなかったが、最近の兄の様子はおかしいらしい。
依頼主の兄の名前は「兎三郎」。
僕は彼の行方を明らかにすると依頼主に約束した。
途中服屋に寄り道したり、病院にいる兎三郎くんの姉にあったりして、
僕は影島さんが教えてくれた廃墟に訪れる。
そこには誰かを監禁した跡、腐敗した生首、
そして......兎三郎くんと女子が写った写真を見つける。
しかし、そこで僕は正気を失った兎三郎に襲われた。
右手に傷を被いつつ、なんとか僕は廃墟から退散した。
その後、影島さんの姪のBLUE-CPYである小雪ちゃんの力で傷を治してもらい、
ショッピングモールへと向かった。
あの時は買い物ついでに死体が発見されたというニュースを聞いて
それをちょっと見に行くだけだった。
しかし、僕はそこで死体には首がないということを知った。
廃墟にあった生首が頭に浮かんだ。
その後、昔厄介になった警察の方とあったり、
喫茶店[青脳]でコーヒーを飲んだりして一日を終えた。
NEXT TO 大五郎
俺の名前は大橋 大五郎。
警視庁人格事件対策課の警部補だ。
人格事件対策課は数々の犯罪の中でも
BLUE-CPYによる犯罪に対抗して設立されている。
メンバーは全員BLUE-CPYを持つ者か、
BLUE-CPYについて専門の知識を持つ者ばかりだ。
俺の頭には気佐野という女性のBLUE-CPYがいる。
彼女は数分前にその場にいた者の行方を知る能力を持っていた。
数日前、女性が何者かに刺される事件が発生した。
俺は容疑者の一人である女性の弟の行方を中心に聞き込みをしていたが、
手がかりは何一つ手に入れなかった。
問題を抱えたままだった今朝、
俺は新人の暗井と組むことになった。
暗井はよくわからないやつだが、
友人で犯行可能な能力を持つBLUE-CPYを持つ人物を知っていた。
俺は暗井と共にその人物の元へと向かった。
その人物のアリバイを調べる為に、
俺たちはショッピングモールへと向かった。
そこで暗井はある従業員が落とした鍵を本人に届けようとして
従業員に近づくも、突き飛ばされて逃げられてしまう。
何かの犯罪を犯したと勘違いした俺は気佐野の協力を得て従業員を追い詰めた。
その時、俺の上司から連絡を受けた。
先ほど訪れたショッピングモールで首なし死体が発見されたとのことだった。
俺はひとまず従業員の取り調べを行い、
その後息抜きついでに喫茶店[青脳]を訪れた。
その後、売り物に血を付けられたと通報した服屋の証拠品を抱えて帰る道で、
俺は街から去っていたはずの祐介と再会する。
祐介は私立探偵となっており、
首なし死体と殺人未遂事件に繋がりがある可能性を指摘して去っていった......
NEXT TO 黒加
俺の名前は竹幹 黒加。亀山高校にかよう学生だ。
叔父である喫茶店[青脳]の店主、影島のところで厄介になっている。
俺には小雪というBLUE-CPYがいる。
小雪は言葉に特殊な能力を込めることができる。
ただ、俺と彼女は互いに会話することはできず、
それぞれの意思で人格を変えることができない。
その為、ヘアゴムを使って人格を変え、メモ張で情報を交換している。
今朝、小雪は親友の亜美の悩みを聞く為に
待ち合わせ場所で待っていた。
亜美の恋人の兎三郎は数日前に起きた
殺人未遂事件と共に行方を眩ましていたのだった。
しかし、亜美が遅刻してしまった為に話を聞くことができず、
その上に調理実習の授業で抜け出してしまう。
昼休み、俺は小雪に頼まれて図書室を訪れた時、
学校一の問題児である孤道から亜美の手紙を受けとる。
明日の土曜日に兎三郎の家に亜美と共に行くことになった。
小雪は喫茶店[青脳]を手伝いながら、
俺はハーモニカを吹きながら一日を過ごした。
明日ですべて解決できればいいのだが......
To be continued
これまでの登場人物
祐介:私立探偵。
高次:祐介のBLUE-CPY。他人に幻を見せる能力を持つ。
影島:喫茶店[青脳]の店主。かつては探偵だった。
黒加:影島の姪。亀山高校に通う女子高生。
小雪:黒加のBLUE-CPY。言葉に特殊な能力を込めることができる。
亜美:小雪の親友。
亜美の父親:服屋の店主
兎三郎:亜美の恋人。数日前から行方不明。大企業の御曹司でもある。
兎三郎の姉:殺人未遂事件の被害者。父親とは縁を切っている。
兎三郎の弟:小学生。祐介に兄の行方を依頼する。
大五郎:人格事件対策課の警部補。
気佐野:大五郎のBLUE-CPY。女性の人格。数分前にその場にいた者の行方を知る能力を持つ。
暗井:大五郎と組むことになった新人。
山田:影島の友人。
暑井:黒加の同級生。野球部所属。
孤道:黒加の同級生。学校一の問題児。
廃田:動画視聴サービスの投稿者。他人を操るBLUE-CPYを持つ。
尾日理:ショッピングモール[マンナカ]の従業員。
疾次:喫茶店[青脳]に訪れた老人。
暑井「うおおおお!!」
尾日理「ひいいっ! も、燃えている......」
疾次「出番が少ない上にあらすじにも名前が出てこなかったのが原因でしょう」
廃田「それにしても、なぜこんなメンバーでしょうかね?」
暗井「はあ......多分......我々は出番が少ないから......」
暑井・尾日理・疾次・廃田「お前は出番多いだろ!!」
いかがでしたか?
次回は二日目に突入です(実は最終日なんだけど)。
次回もお楽しみに!