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クルイー由梨ー
小さい頃から、天才だとか冷酷だとか言われ続けた。
私を見るのは全て恐れの視線。
「ふっ。。」
バカバカしい。人一人殺しかけてなぜそんなに恐れるのだ。
人間と言う生き物はつくづくくだらない生き物だと思う。
容姿端麗、天才ともてはやし、それが人を殺しかけたと知ると蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
くだらない。
「はぁっ。。。俺はっ。。どうしたらいいんだ。。」
目の前で息を切らして私にすがるような目を向ける男を除いては。
ふふっ。騙されてる騙されてる。
数日前、こいつの茶に猛毒の毒薬を入れたと嘘をつくと真っ先に血を吐いてくれた。思った以上に単純だ。
やめてあげろ?
ふふっ、嫌だね。
だって私は壊れていく人間を見るのがぞわぞわするほど楽しいのだ。
「もっと。。私を楽しませてくれ」
もっともっともっとモットモットモットモットモットモットモットモット。。。
コワレテヨ、ネェ?




