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Das Heldenlied   ヘルデンリート 20 Die Hymne  作者: Siberius
シエルの章
10/59

シエル――テロリズム

シエルはついに運命に関する言葉を口にした。

「なんだって!? もう一度言ってみろ!」

シエルの父がはちきれんばかりの怒気を放った。

「私は将来修道女になりたい」

それはシエルの本心だった。

ウソ偽りなき言葉だった。

ところがそれは両親の怒りを招いた。

「何をバカなことを言っているんだ! おまえは将来科学者になるんだ! いつからそんなバカなことを考えたんだ!」

父がリビングのテーブルに拳を叩きつけた。

母がそれに追従する。

「その通りよ。あなたの将来は科学者になることに決まっているのよ。最近自由にさせすぎたのかもしれないわね。変な小説でも読んだんでしょう? ねえ、あなた?」

「そうだな。これからは文学の本を読むことは禁止する。いいな?」

普通の子供であれば両親の言葉に屈しただろう。

だが今のシエルには信仰を否定する言葉と受け取った。

「いや! 私は科学者にはならない! 教会に仕えるシュヴェスターになる!」

シエルが両親に反論した。

シエルの両親は絶句した。

まさか、娘が宗教界に入りたいなどと言うとは……

こんなことは彼らには考えられないことだった。

「いったい何を言っている? 宗教だと? バカなことを! 今は科学の時代だ! 宗教は過去の遺物にすぎん! そんなものは多くの人々から無視されて当然だ!」

そんな父に母も同意する。

「シエル、科学は宗教を克服したのよ。宗教なんてバカな考えは捨てなさい。科学こそ、幸福と未来につながっているのよ」

「それでも私はシュヴェスターになりたい!」

父と母は大きなため息を出した。

「はあ……どうやらおまえを自由にさせすぎたみたいだな。おまえは恥ずべき迷妄に心を奪われている。まったく、いつからこうなった? シャーラ! おまえの監督不行き届きだぞ!」

父がシャーラに当たり散らした。

「申しわけございません、だんな様!」

メイドのシャーラが頭を下げた。

「シャーラは悪くない! 全部私が決めたことなの!」

シエルの訴えに両親は耳をかさなかった。

「わかった、もういい。シエル、今後おまえが宗教とかかわることはすべて禁止する。

土、日にも自由はない。おまえは科学者になるべく勉強に励むんだ。それに外出もしばらくは禁止する」

「そんな!?」

「誤解するな、シエル。私たちはおまえのためを思ってこうしているんだ。おまえが科学者になれば輝かしい未来が待っているのだから。以上だ」

シエルは自分の部屋へと駆け出した。

そして中から鍵をかけた。

それが両親に対する唯一の抵抗だった。

シエルは食事を食べることも拒否した。



「シエルが最近教会に来ない?」

「ええ、そうなのよ」

教会の中でセリオンとセレネが話していた。

「まさか、シエルの身に何かあったのか?」

セリオンが疑問を口にする。

「いいえ、そうではないらしいの」

「結論がわからないな」

「どうも、シエルちゃんは両親ともめたようなの。シエルちゃんの両親が教会に行くことを禁止したみたいなのよ」

「そういうことか。確かシエルの両親は……?」

「ええ、『科学者』よ」

セレネは科学者という言葉にアクセントを置いた。

「つまり、シエルちゃんの両親が反対しているようなの」

「シエルの両親が科学者となると、宗教を否定することを言ったのかもしれないな……実際、宗教と科学は同根なんだが……」

「おそらく、シエルちゃんの両親は宗教を否定的に見ているのね。それはここ、ヴェルテ共和国の一般的傾向だけれど……」

「まあ、ヴェルテは科学の国だからな。科学は事実を教えてくれる。科学の欠点はその意味を教えはしないということだ。その意味を語るのは宗教や哲学だ。それがヴェルテでは必ずしも意識されているわけではないしな」

「失礼します」

「どなたでしょうか?」

突然現れたのは赤いローブを着た女性だった。

「私はエファイア(Efeia)と申します。こちらにセリオン様はいらっしゃるでしょうか?」

「俺が、そのセリオンだ」

「あなた様でしたか。あなた様あてにお願いがあるのです」

「それはどういう願いだ?」

「はい。ある地方で魔物が暴れております。その魔物を倒してほしいのです。もちろん、報酬もお支払いします」

セリオンはセレネのほうを向いた。

セレネはうなずいた。

セリオンもうなずいた。

「いいだろう。そういう件なら俺はプロフェッショナルだ」

「場所へは私が案内します」

「わかった。俺は後からついて行こう」



「どこっまで行くんだ?」

「もう少し行ったところです」

エファイアは不愛想に答えた。

「……もういいだろう。いい加減に本心を見せたらどうだ?」

セリオンたちは湖のそばまで来ていた。

「……いつからお気づきに?」

「最初からだ」

「これは私の失態ですね……」

そう言うとエファイアは殺気を放った。

「おまえは何者だ?」

「フフフ……私は炎の魔女にして審問官エファイア! 同胞のサイーゼを殺された恨みを晴らしに来たのです」

「なるほどな。確かにサイーゼは俺が倒した。それで『審問官』とはなんだ?」

「フフッ! あなたがそれを知る必要はありません! あなたはここで死ぬのですから!」

エファイアが右手をかかげた。

エファイアの前面に多連・火炎槍が現れた。

多連・火炎槍がセリオンに迫り来る。

セリオンは氷星剣を出してガードした。

エファイアの炎魔法はその技量、魔力共に高かった。

エファイアの火炎槍は命中精度、攻撃範囲、コントロール力のいずれも優れていた。

エファイアの猛攻がセリオンに重くのしかかる。

セリオンは迫り来る火炎槍をすべて氷星剣で無力化していた。

しかし、このままではいずれ氷星剣に限界が来るだろう。

エファイアは炎の槍で弾幕を張り、容易にセリオンを近づけさせない。

セリオンは上から来る火炎槍を氷星剣で斬った。

セリオンは右側に移動した。

エファイアの炎の槍が収まる。

エファイアは火球を多量に出現させた。

火球群が蛍の光のように光る。

エファイアは火球群を放った。

火球群は正確にセリオンに飛んでいった。

エファイアの火球はただの火球ではなかった。

その威力、効果範囲。爆発力と、どれをとっても一級品だ。

セリオンは冷静だった。

セリオンは蒼気を発すると、蒼気の波でエファイアの火球を撃ち落とした。

火球が次々と爆発する。

「なっ!? 迎撃された!?」

エファイアは驚いた。

エファイアの自信やプライドもいっしょに砕け散った。

「なかなかやるようですが、これで終わりにしましょう! 灼熱砲!」

エファイアが右手に炎の魔力を集める。

それは膨大な量となり火の粉が飛び散る。

エファイアは灼熱砲を発射した。

セリオンはそれに対して翔破斬を出した。

翔破斬は灼熱砲を貫き、エファイアに迫った。

とっさにエファイアはバリアを張った。

しかし、翔破斬はそのバリアでも防ぎきれなかった。

「くっ!……これほどとは……さすがにサイーゼを倒しただけはありますね。いいでしょう。こちらも切り札を切らせてもらいます! 出なさい! 炎の堕天使イスラフェル(Israfel)!」

エファイアが空に右手を上げた。

そこには魔法陣が現れて、その中から一つの炎が飛び出てきた。

炎は形を整えて、赤い翼を持つ天使へと姿を変えた。

「アッハッハッハ! 見なさい! 炎の堕天使イスラフェルですよ!」

イスラフェルは片目の堕天使で、その瞳には明確な敵意があった。

セリオンの目と、イスラフェルの目が合った。

イスラフェルはギロリと脅してくる。

しかし、それでうろたえるようなセリオンではない。

イスラフェルはお王者のごとく翼を広げる。翼から燃える、炎の羽がセリオンに向けて放たれた。

炎の羽はセリオンの周囲を焼き尽くした。

イスラフェルは明らかに威圧してきた。

セリオンはこの威圧に屈しなかった。

セリオンは蒼気をまとって対抗した。

炎の羽がセリオンに狙いを定める。

セリオンの蒼波刃。

セリオンは蒼気の刃でイスラフェルの羽を斬り裂いた。

イスラフェルにこの攻撃は命中したが、バリアで防がれた。

セリオンは大きくジャンプしてイスラフェルに斬りつけた。

イスラフェルは炎のバリアでセリオンの攻撃を防いだ。

イスラフェルが再び赤い翼を広げる。

イスラフェルは大きな赤い羽を撃ちだす。

それは爆発する羽だった。

セリオンはとっさに後退した。

赤い羽は爆発し、周囲を焼いていく。

イスラフェルは炎の羽をセリオンに向けて射出した。

セリオンは脚力を強化して大きくジャンプすると、蒼気の刃でイスラフェルを斬りつけた。

イスラフェルは落下した。

イスラフェルは赤い粒子と化して消滅した。

それを見てエファイアがおののいた。

「そんな!? イスラフェルが倒された!?」

「次はおまえだ! 蒼波刃!」

セリオンの蒼波刃がエファイアにヒットした。

「あがっ!?」

「俺の勝ちだ」

「アッハッハッハッハ!」

「? 何がおかしい?」

セリオンはいぶかしんだ。

エファイアは地面に横たわりながら笑っていた。

「私には目的があった。それはあなたを教会から引き離すこと。いまごろ教会はどうなっているかしら?」

「く!? はめられたか!」

「今ごろ、教会には教団の特殊部隊が攻撃しているはずよ! 残念だったわね! 私の目的は果たされた。後はサタン様に祈るだけ。さようなら、青き狼さん……」

そう言い残すとエファイアは死んだ。

「ちっ! いそいで教会に戻らないと」



セレネは教会の中でひざまずいて祈っていた。

セレネにとっては平日の習慣だった。

そんな昼間に、黒服の男たちが教会の窓を割って侵入した。

「ヒャハー! 金目のものを出せ! なんちて!」

男たちは手に剣を持っていた。

「レンクス(Lenkus)、もっと静かにできんのか。まずは爆弾をこの教会にセットしろ」

隊長格の男が命令した。

「はいはい、わかってますよ、ジェダ(Jcheda)隊長」

レンクスと言われた男は爆弾を祭壇の上に置いた。

「あなたたち、何がしたいの!? ここは神聖な空間ですよ!」

セレネが抗議した。

「あなたがこの教会の責任者か。どうやら青き狼はいないようだな。クックック、大成功だ。エファイア様はよくやってくれた」

「エファイア……あの人はセリオンを連れ出すために来たのね?」

「そういうことだ」

「あなたたちは何者?」

「フッ、我々は教団の特務部隊の者だ」

「教団?」

セレネの目が細まる。

「フッ、おまえがそれを知る必要はない。レンクス、この女を人質にしろ!」

「はいはい、わかりましたよー!」

レンクスはふざけた口調で答えた。

「レンクス、まじめにやれ!」

ジェダは叱咤した。

「は!」

「うむ、それでいい。女よ、この教会は我々が占拠した。無駄な抵抗はしないことだ」

「くっ……」

セレネは悔しくも抵抗しない道を選んだ。

各地に教会占拠の報道が流れた。

テロリストたちはメディアを通して自分たちの存在を注目させた。

「我々はサタン様を崇拝する! ゆえに我々はシベリウス教と敵対する! 闇の盟主サタン様万歳!」

人々はこのニュースに驚愕した。

人々はます、このサタンを崇拝する者たちの存在に驚いた。

まさか物語の中での出来事ではあるまいし。

このテロリストたちがサタンの信者を名乗っていることも衝撃だった。

サタンとは悪魔の筆頭に立つ存在で、闇の勢力の盟主であるという。

サタンのしもべ=テロリストたちはメディアに対して告げた。

「我々はこの教会に爆弾を設置した。もし、我らに危害を加えるようであれば教会を爆破する! さらに我々は人質も持っている! 警察や軍が余計なことをするというのなら、この女の命はないものと思え!」

そうジェダが言った。

シエルはクヴィンツ教会が占拠された事件を学校で知った。

テレビに教会の様子が映し出される。

そこには、縄で腕を縛られたセレネがいた。

「セレネさん!」



「いったい、何が起こっているんだ?」

警察署の署長が漏らした。

現在、警察はクヴィンツ教会へ至る道を封鎖していた。

ロープが張られて人々は遠くから教会をうかがっていた。

「ちょっと、ごめんよ」

そこにセリオンが帰ってきた。

セリオンは教会の前でとらわれたセレネを見た。

セレネもセリオンが帰ってきたことに気づいた。

二人は視線をかわしてメッセージを伝え合う。

それだけで二人は分かり合えた。

テロリストたちは教会の前に出てきた。

どうやら彼らは教会の中に閉じこもる気はないらしい。

「警察の犬ども! 道を開けろ! この女が殺されてもいいのか!」

ジェダが大声で告げた。

警官たちはしぶしぶ道を開けた。

セレネが突然うなずいた。

セレネは縄を魔法「水刃」できると、多連・水泡槍をテロリストたちに放った。

テロリストたちは呆然としてなすすべもなく、胸を水泡槍で貫かれた。

セリオンを除くすべての人々があっけにとられた。

セレネは槍を取り出すと、近くにいたテロリストを屠った。

次にセレネが狙ったのはレンクスだった。

セレネはレンクスに槍で鋭い突きを放った。

混乱しつつも、レンクスはセレネの攻撃を防いだ。

「く!? この! この俺がたやすくやられると思うなよ!」

「今だ!」

セリオンが大きく跳び上がり、ジェダに斬りつけた。

セリオンはあえてリーダー格の男、ジェダを狙った。

ジェダは二本の刀を出して、セリオンの攻撃を受け止めた。

「ぐっ! きさまはセリオン・シベルスク! もう帰ってきたのか!」

「俺がいない隙を狙ったようだが甘かったな。セレネも武術を身につけている」

「おのれ! これで終わると思うな! レンクス! おまえはその女を始末しろ!」

「わかったぜ、隊長!」

「あら? それができるかしら?」

「なめるな! 俺はほかの奴らとは格が違うんだ!」

レンクスも刀を抜いた。

セレネが不敵な笑みを浮かべる。

セレネは槍で、レンクスは刀で攻撃を繰り出す。

二人は攻撃し、打ち合った。

戦いはセレネのほうが優勢だった。

「くそっ! 女のくせに! なめんじゃねえ!」

レンクスは押された。

「俺はまだマジの力を見せていないんだ! ガチでやってやるぜ! 疾風刀!」

レンクスが疾風をまとった刀を出した。

セレネは水刃を出してレンクスを抑え込んだ。

「風刃!」

「水泡弾!」

セレネが水泡弾を、レンクスが風刃を放った。

やはり、セレネの魔法のほうが上だった。

「あきらめて降服なさい! そのほうが身のためよ!」

レンクスは自らのプライドを踏みにじられたように感じた。

「ふざけんな、女あ! 風翔槍!」

セレネの前に風の槍が迫る。

セレネは笑うと、水をまとった突きを風の槍にぶつけた。

セレネの技「水撃突すいげきとつ」だ。

「ちっ! 今度こそ風の刃で斬り裂いてやる! 許してやらねえぞ、女あ!」

レンクスはセレネに接近すると再びセレネに疾風刀を出そうとした。

その瞬間、セレネは膨大な水を出し、突きとして放った。

「があっ!?」

レンクスの刀は弾かれて宙を舞った。

セレネの突きによってレンクスの体に穴が開いた。

「ち、ちくしょう……」

レンクスは力なく倒れた。

「本気を出したのはいつ以来かしらね……」



一方セリオンはジェダと斬り結んでいた。

ジェダは逆手にして二本の刀を両手で持っている。

ジェダたち特務部隊は暗殺者として訓練を受けていた。

しかし、今のジェダの刀には冴えがなかった。

ジェダは明らかに動揺していた。

セレネにかみつかれて、何人もの部下を失うとは考えられなかったからだ。

セリオンはジェダが動揺していなければもっと強いと思った。

セリオンは身体を強化してジェダと斬り結んだ。

「ぐうっ!?」

ジェダはセリオンの剣の圧力が上がって、軽くうめいた。

ジェダはセリオンが手加減していることを見抜いていた。

本気だったら、軽くあしらわれているだろう。

「お、おのれ!」

ジェダは必死に刀を振るうが、セリオンの斬撃について行くのでやっとだった。

セリオンは力を入れて、ジェダの刀を一本弾き飛ばした。

「ぐぬ!?」

ジェダは苦悶にあえいだ。

「お、おのれ! まだ終わりはせんぞ! 闇黒刀!」

ジェダは闇をまとった刀でセリオンを攻撃した。

セリオンは光輝刃を出して、ジェダに突撃した。

「ぐおあああっ!?」

ジェダは光の突きに耐え切れず、吹き飛んだ。

「くっ!」

ジェダはすぐに態勢を立て直す。

「まだやる気か? 投降しろ。そうすれば命だけは助けてやる」

「ふざけるな! 我々は決して投降しない! 捕虜になるくらいなら、死んだほうがましだ!」

ジェダが吠えた。

「そうか。向こうは決着がついたみたいだな?」

「何!?」

セレネとレンクスは戦いにケリがついたようだった。

レンクスは倒れていた。

「レンクス!?」

「こちらも、ケリをつけるとしようか」

「くそっ! カマイタチ!」

ジェダが連なる風の刃をセリオンに向けて放った。

セリオンは光の刃「光波刃」を出して、カマイタチを斬り裂く。

ジェダはその身体能力で光波刃を回避した。

「真空刃!」

ジェダは真空の刃を形成した。

真空刃はセリオンめがけて迫る。

セリオンは光の斬撃でそれを迎撃した。

セリオンの技「光輝斬」である。

「くらえ! 闇黒閃!」

ジェダが闇の刃のひらめきを出した。

セリオンは大きくジャンプすると、光輝斬でジェダに斬りつけた。

「ぐほあっ!?」

光の斬撃がジェダに叩き込まれた。

ジェダはその場に倒れた。

「ぐうう……おのれ……だが、教会だけは爆破して見せる!」

ジェダはリモコンを取り出すと、そのスイッチを入れた。

「なっ!? まずい! 爆弾が爆発する!」

「フハハハハハ! 残念だったな! ぐふっ!」

ジェダは最後の力で教会の爆破を試みたのだ。

爆弾にはタイマーがついていた。

「そうはさせないわ!」

セレネが教会の中に入った。

セレネはまっすぐに爆弾のところまで走った。

セレネは祭壇に近づくと、氷の魔法で爆弾を凍らせた。

「セレネ! 爆弾は大丈夫か!」

セリオンが教会に入ってきた。

爆弾のタイマーは30秒で止まっていた。

「ええ、大丈夫よ。ふう……危なかったわね」

爆発はセレネによって阻止された。



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