第二十話 生徒会!!
「あ、あの、なんで僕らなんですか....」
リオは驚きのあまり途切れ途切れに言いながらも問う。
「簡単に言うとぉ、生徒会の人数が足りない!やりたい人がいない!ということなんですよ〜。生徒会は軍の手伝いとかでぇ〜、実際に戦場に行かないとダメだからぁ、危険でぇ〜、テキトウに誘うこともできないしぃ〜。そこで!決闘に何度も勝ってる強いファミエくんと!ファミエくんが『育てれば強くなる!』と褒めていたとか先生が言っていた、ローエンストくんに!お願いしてみたというわけぇ〜」
簡単に、と言っていたが長々とコールが語った。
「で、僕らですか....」
ため息混じりにいかにもめんどくさそうに答える。だが、一緒に来たもう一人は───
「やります!やらせてください!」
目を星のように輝かせてそう答えた。
「もちろんリオもやるよな?」
変わらない目でこちらを見てくる。
辞めてくれ、そんな目をされると断りにくい....
「えっと、他に候補はいないんですか....?」
ニクスの質問を完全にスルーしバツの悪そうな顔でコールに問う。
「あ〜、いないことは無いんだけどぉ....性格上問題が....」
『性格上問題』それだけでリオには誰の事を言っているのかが分かった。
おそらく、ノールのことだろう。
彼女は強いがプライドが高すぎるがゆえに『私に戦えと?私に命令すると?』
などとほざき、自分の目的以外ではなかなか動こうとしないのだ。
彼女自身は生徒会をやりたがっているのだが....代わりに会長の座を譲れとか言いそうだな。
「まぁ〜、ノールさ....失礼。その方わぁ、最終手段として考えていたのでぇ〜。もしぃ、ファミエくんにぃ断られたらぁ、生徒会が終わってしまいますぅ!」
今!ノールさ....まで言ったよね!ノールだよねっ!?
ノールが候補にいると言うだけで鳥肌が立った。
もし断ったら生徒会がノールに乗っ取られる。正しくいえば支配下か。支配されたらろくなことが起こらない!ヘタすれば軍への協力で死人を出しかねない!今まで死人が0人だったのは生徒会が捗っていたからだ。
ノールに生徒会を支配されるよりはと思い、しぶしぶ決心した。
「はぁ〜〜〜。分かりました....わかりましたよ....やりますよ、僕も」
大きな長いため息を吐いたあと問いかけに対して答えをだした。
隣ではニクスが星型の瞳で歓喜の意をあらわにしている。
「よしっ!きまりだねぇ〜!それじゃあ〜、早速で悪いんだけど....ぐ♡ん♡の♡お♡て♡つ♡だ♡い♡」
ニコッ............と、口元に人差し指を当てる、なんともあざとい仕草で生徒会で最初の仕事を命じられた。
ほんと、早速ですか......
授業をサボれるのは嬉しいんだけど.........
はぁ〜.................
リオとニクスの温度差が遂に絶対零度と太陽の表面温度並に達した。
お久しぶりです。雪野です。那珂です。長らくお待たせしました。皆様、どうか期限を守らない私をお許しください。2ヵ月か3ヵ月ぶりの投稿。楽しんで頂けたら幸いです。
すいません。今度から守ります。多分。




