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使えたはずの魔法

今いる、この場所は一体どこだろうか。5000年前とは丸っきり

違う。しかし、分かることがいくつかある。


...今、魔獣に襲われそう。


うわー、メチャクチャ見られてる。よだれも垂らしてるよ。

きっと、俺が子供の姿で相手は仕留めたと思ってるんだろう。


ふっ!、哀れなり。すぐに楽にしてくれる。


敵意を向けてくる魔獣にグラードは魔法を放つ。


......あれ?

 

ん?なんだ?


また、魔法を放つ。しかし


.....ん?....魔法...でない....


グラードは、どうにかして魔法を放とうと、幾度となく挑戦

するが、結果は最悪。 


なぜだ。なぜ、魔法が放てない...。一体どうしたのだ。


それを今まで黙って見ていた魔獣が遂に動き出した。


魔獣が向かっていく。獲物を弄ぶ様に、ゆっくり、ゆっくりと

徐々に距離を詰めながら。


しかし。グラードはそれどころではなかった。

何せ、魔法が放てないからである。


身の危険を感じたグラードは逃げようと試みる。

しかし、魔獣は逃げようと試みるグラードより先に

回り込み、逃げさせない。


そろそろ、ヤバイな。


すると、魔獣が襲いかかってきた。

なかなかデカイ割には速い動きでグラードに噛みつこうとした。


[炎槍]ファイアースピア!!!」


突如聞こえてくる声にグラードは驚きを隠せなかった。


しばらくその声の主を見ていると向こうから話し掛けてくる。


「大丈夫か?怪我はないか?...まさか、この森にこんな小さい

こがいるなんて...僕、大丈夫?」


おお。何とも、素晴らしい美女だ、身なりからして...騎士か。

金髪で胸は大きくてウエストは細い。ボンッ キュッって感じだ。

妃にしたい。...おっと本音が漏れてしまった。


しばらく、その女性をまじまじと見ていた。


「ぼ、僕? だ、大丈夫?」


彼女は自分の胸元を見て素早く手で覆い、顔を赤らめた。


いかんいかん。あまりの魅力に見いってしまった。


「...ま、まだ、でないぞ....」


うん。可愛い。襲いたい。


しばらくの沈黙の後、初めに喋りだしたのはグラードだった。


「えっと、まずは...助けてくれてありがとうございましゅ!!!」


あ、しまった。噛んでしまった。これは恥ずかしい。


「「...」」


仕切り直して。


「えっと、自分はグラードって言います。実は、5歳の儀式で

闇魔法と闇特化を貰いまして。親から勘当されました。

そして、ここに放り出されました」


「か、勘当って...そうか、それでここに...って言うか

本当に5歳か?しっかりしすぎてるが...それにしても闇魔法と

闇特化か...」


「それがどうかしたんですか? 自分分からないです」


5000年前では、闇魔法は普通に使われていたし、べつに

差別やそう言ったことはまるでなかった。だから、5000年後

のこの世界で闇がどのように思われているか想像すらできない。


「いや、実はな、闇は使えないんだ。闇魔法は目眩まし程度

でしか利用出来ないんだ。だから、皆闇を引いたらハズレと言うんだ」


「なるほど...それでは僕はハズレと言うことですか...」


おかしいな...5000年前は闇魔法はとても強かった。目眩ましに

使えるがそれ以外でもとても役に立っていた。もしかして神からの贈り物

のせいなのか?


「ま、まあ、気にするな...目眩ましも以外と使えるからな。逃げるときとか、

逃げるときとか、にげる...とき..と...か」


いや!逃げるときしか需要ねーじゃん。今の闇魔法。


「あ、そうだった。今すぐにここから離れよう。この森はSSクラス

の森だ。魔獣や神獣がうようよいて危険だ...たまたま、私がクエスト

受けていたから助かったものの、もし来なかったら死んでたぞ」


グラードは頷き、街まで乗せてくれると言うので言われるがままにした。


街に向かう途中に彼女の名前を教えてもらった。彼女の名前は

ルカ イグランド と言うそうだ。騎士学院というものがあり

そのなかで騎士の序列2位だそうだ。


学生かよっ!って思うほど成長した胸をまた2度見してしまった。


いかんいかん。煩悩を捨てなくては。襲ってしまうかもしれん。

気を付けていなければな...





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