〜第1章1部"大公爵家"〜 初めての修行: アルノルド編②
ブックマークが10件していただきました。また、PVも1000を突破して大変驚いています(*≧∀≦*)
ぶっちゃけよくわかっていないのですが、投稿した時は「数十件くらいは読んでほしいな〜」と、思っていたのでとても嬉しいです。
期待に応えることができる文章なのかとびくびくしながらこれから投稿していきますが、これからもどうぞよろしくお願いします(*´ー`*)
「だから俺が基本的に教えるのは持久力を鍛えて、相手より早く、長く戦場で動き回れる様にするのを目的としてる。ただ、決定打としてしっかりと一撃を与えなきゃいかんし、農兵のサポートもしないといかんから、騎士は走るだけじゃなくしっかりと鍛え上げるがな……」
そういうと叔父は苦笑いをしながらさらにつづけた。
「将来大公爵になって、戦さ場では大将を務めることになるだろうから護身術も大事だと思うかもしれんが、お前が自ら戦う場面になったらもう負けだ。暗殺があるから必要ではあるが、そんなのは護衛がほぼ取り押さえる。負け戦の時は馬を使って逃げるかもしれんが、大混乱に陥ったら馬が使えん可能性も高い、だから走って逃げる様にすることが大事だ」
………歴史でよく暗殺された人がいたから護身術がとっても大事だと思っていたけど、部下にとってはある程度の護身ができればいいんだろうなぁ、下手に武芸が出来たら自信を持って戦うけど、それはあくまでも"武官"で、"将官"がやることじゃないしな。
「俺が前線で騎士を率いて戦う場面もないわけじゃないが、普通は絶対に出ない。士気を上げざるを得ない時や絶対に守らないといけないときだけだ。世間の貴族は、「〇〇を一騎討ちで討ち取った」だとかで功を得たやつに貴族どもは周りにそいつを誇りたいから一気に将校にあげる奴が多い」
" 猛将"っていうのはとても花があるけど、あれが活躍出来るのは配下や上官が"適切な働き場所"を与えているからだ。あの三国志の"呂布"や、楚の"項羽"といった本当の化け物なら戦を"戦術"レベルでひっくり返すかもしれないけどそれに値する化け物は何人もいるはずがないし、結局そんな化け物達も大局で負けた結果身を滅ぼしている。、、叔父のことを猛将タイプだと思っていたけど申し訳ないな(-_-)
「ただ、それでも配下か上官に上手くコントロールする奴がいれば問題ないがな、まあその指示を黙って聞かない我が強い奴が多いから指揮統制がバラバラになって敗北の原因になるときがある、上手くいかないもんだ」
「お前が武芸で功を稼ぐ必要はないから下手で全然構わん、大人しく護衛に守られとけ」
「はい、わかりましたおじうえ、それでもあるていどはじぶんでじぶんのみをまもれるようになりたいです!」
今ので気が楽になったけど、護衛がいるといってもやっぱ暗殺には気をつけたいから鍛えてもらわないとなぁ、まあまず走りをこなさないといけないけど。
「がっはっはっ、まあ護身は大切だからな。体力をつけて、同時にしっかりと教えてやるさ」
「はい、ぜひおねがいします!!」
こうしてシゲンは、アルノルドとの初日の修行?というより話し合いは終わった。これから嫌というほど走らされて護身を学び、"大将"としての心構えをつけていくのである。
明日はちょっとプライベートの方で忙しいので、無事に午後9時に投稿出来るかわかりません。もし投稿出来ていなかったら金曜日の午後9時に二つ分投稿しますので、ご了承願いますm(_ _)m