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【コメディー】意訳:「魔王が本当にやられたかどうかちゃんと確認しなきゃ!」
【お題:金庫、燃える城 テーマ:特になし 文字数:500字】
火事だ。
魔王城が燃えている。
火の不始末かな? って違うか。こんなとき勇者はどうすれば良いんだろう。
だいぶ火力凄いけど、まさかこれ、魔王死んでない……よね?
「シメた! 今のうち忍び込んで、宝箱だけ取ってずらかろうぜ!」
なんて弓使いのクロルが意気揚々と言い出す。
いやそんな狡いマネしてる場合じゃないでしょ。
「はぁ……全く、何バカ言ってんの」
と、呆れた様子で嘆息するのは魔術師のリサ。
そうだ、リサの言うとおり。アホなクロルにもっと言ってやれ。
「宝箱は木製なんだから、もう中まで燃えてるに決まってるじゃん」
「そうか! く、くそぅ……!」
「……え? そこ?」
いや火事場泥棒は否定しないんかい。
「……ハッ、待て! 金庫だ! 金庫ならまだ焼けてないはず!」
「っ! その手があったか!」
その手があったか! じゃない!
てか二人とも、すでに魔王倒した気になってるでしょ!
「もう真面目に考えて! 相手はあの魔王だよ?」
この程度の炎ならまだ生きてる可能性が高い。
なら――
「奴の皮膚と内臓が焼かれて苦悶の表情でむせび泣きながら絶命する姿を拝まないと気が済まないじゃない!」
「「いや勇者の思考が一番ヤバい」」
あ、あれ? 私、何か変なこと言った……?




