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【シリアス】とある引きこもりのつぶやき

【お題:湖、屍、穏やか テーマ:無気力 文字数:500字】

 今の僕は、まるで湖に浮かぶ屍のようだ。

 動かずに、波に揺られて、ゆっくりと腐っていって。

 大海の恐ろしさだって知らない。ただぷかぷかと漂流するだけ。

 目的地がどこにもないのだ。泳ぐ気力も当然ない。


「……どうしよう」


 つぶやいて、壁のシミをぼけっと眺める。なんだか人の顔みたいだなぁ、なんて思ったりして。

 それが今できる精一杯の行動だった。

 顔の形したシミが、僕をジッと見つめている。動きも思考もすべて見透かされているようで。

 気分が悪くなって、ベッドに身を投げた。なぜだか疲労がどっと体を襲う。

 今日は一日ナニしてたっけ? ……思い返してみて、すぐやめる。

 ナニもしてないくせに、なんで疲れてんだよ。自分で自分にツッコミを入れた。


 穏やかな人生を送りたい。そう願っていた。

 勉強とか仕事とか人間関係とか、苦しみのない平穏な生活が夢だった。

 それはまさにいま、現実となっている。でも……どうしてこんなにも苦しいのだろう。

 息が詰まるほど、叫びたくなるほど、不安で頭がおかしくなりそうで。


「……明日こそがんばろ」


 そうつぶやいて、一体何を頑張るんだって、心の中でツッコんで。

 無意味な一日を早く切り上げたくて、逃げるように布団をかぶる。

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