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【日常】毎日の延長戦

【お題:夜、ケータイ、才能(スキル) テーマ:あるある 文字数:497字】

 どうすれば負の連鎖を断ち切れるのだろう。


 そんな問いを不真面目に考えながら、

 今夜もベッドに潜って、スマホをいじる。


 明日なんか来なければいいのに、って強く願うほど。

 こうやって動画サイトとか、ネット小説とか漫画の世界に居座り続けてしまう。

 眠らない限り、明日の朝はやってこないから。私なりの小さくて無駄な抵抗。


「……そろそろ寝ないとなぁ」


 画面の時計を見て、思いのほか遅い時刻に、嫌気がさす。

「この動画で最後にしよう」なんて思ってたのに、いざ見終わってしまうと、途端に喪失感に襲われて。

 気がつけば、おすすめ動画欄をぼんやり巡回していた。


「……あ、これ面白そう」


 そんなときに限って、やけに敏感なアンテナが気になるタイトルを捕捉する。

 でもって再生ボタンを押すことで、おすすめ欄が若干修正されちゃって。

 また別の動画が気になりだす。


「……こういう無駄な発掘スキル、いらないんだよなぁ」


 なんて呟きつつ、一時停止ボタンは押さない。



 そうやって時間ばかりが過ぎて、


「……やば、さすがに寝なきゃ」


 ってなった頃には、もう目も頭も完全に冴えきってて。


 真っ暗な布団の中で、逆の意味で睡魔と戦いながら、

 今夜も憂鬱な朝を待ち続ける。

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