衝撃
「なんですかこれは」
「い、いや~、この間の謝罪をしたいとのことで連れてきたんだけど、だめだった?」
「ダメも何も、このキモイ人を家に入れると、家汚れちゃうじゃん」
「汚れるわけないだろ……」
「黙ってろ!この豚!!」
なぜこうなったかというとほんの三十分前に遡る―
「茜?いる!?」
「まだいないのか?」
「うん。そうみたい。それじゃあお茶でもしてようか。」
そうして俺たちは二人で茜ちゃんの帰りを待っていた。
「映画ってどんな映画作るの?」
「う~~ん、やっぱり恋愛映画かな」
「楽しみだな」
映画のことより俺は、すごくドキドキしていた。やっと彼女と話すことができると思って。
「お手洗いどこかな」
「そこの角の所だよ」
「ただいまー」
「あ、おかえりー」
「今日さ、学校で男子に呼ばれて行ってみたら、好きです♡ なんて言われてほんとに気持ち悪かったの。もう鳥肌立っちゃって」
「そうなんだ。それにしても茜もてるよね」
「お姉ちゃんだって絶対陰でファンクラブとかできてるよ」
「そうかなー」
「ちょっとトイレ行ってくるね」
「今トイレ……」
「ふう、星宮ありがとう。もう帰ってきたか……」
「……」
「きゃあ~~~~~!!!」
「どうしたの茜!!」
「へ、変な人がいる」
そして今に至るのである。
「十宮君昨日のことで謝りたいんだって」
「昨日のこと?なんかあったっけ?」
ほんとにわからないような表情をしている
え、忘れてるの?バカなのかこの子は。俺があれだけ悩んでいたことを忘れてるの?
「昨日俺が急に話しかけたんだよ」
「そんなことありましたねぇ、って話しかけないでくださいこの豚」
にやにやしながらお腹をみて言わないでください。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
すかさず土下座をしながら謝った。
「それと、茜にお願いがあるって」
「なんです?豚」
「豚って呼ぶのやめてください。お願いします」
「嫌です豚」
「そうじゃないでしょ十宮君」
「茜ちゃん、俺の映画のヒロインをやってくれ!!」
言った。やっと言えた。ここから俺の青春が始まるんだ。
「お姉ちゃんと作るの?」
「お姉ちゃんと?」
「い、いや?十宮君が一人で作るんだよ」
「なーんだ、てっきり昨年の映画部の作品みたいにお姉ちゃんが監督をやるのかと思った」
昨年の作品?………
「星宮!お前、映画部だったのか!?」
「う、うん」
「しかもあの作品の監督!?あの作品よかったよ!」
「当たり前だろ豚、お姉ちゃんの作品なんだから」
「ま、まあね」
「さっきの話だけど、お姉ちゃんも協力するならいいよ」
お姉ちゃん大好きか。ま、相変わらずかわいいからいいな。星宮はあんなすごい作品を作れるんだから心強いし
「俺からも頼む。協力してくれ」
「う、うんいいよ」
「ようし」
「調子に乗るな豚」
こうして俺たち三人で映画作りをすることになった。星宮があまり乗り気じゃなかった気もするがまあいい作品が作れればいいか。
「じゃあお邪魔しました」
「気をつけてね十宮君」
「おう!これからよろしくな!」
うまくいく気がする。けど嫌な予感もするそんな帰り道だった。
読んでいただきありがとうございます。
衝撃的なことがわかりましたね”!
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