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憧憬の向こう側  作者: 葉竹ゆり
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バージンロードを走り去れ!《改》



あたし、

どうしてこんな場所で

こんなこと考えてるんだろ?


この儀式に、

まるでリアリティーが感じられないのは、

ミンナ、そう?


別に嫌いじゃないから

わけわかんない


マリッジブルーってあるでしょう

そんなものかもしれないし、うそ。


あの娘が来てくれていないことに気がついて


それはそうだろうと思う反面

いないことが

逆にあの娘の存在を私に印象づけて


最後にあの娘とあったのはいつだった

あの娘はそれでも笑って私の背中を押してくれて

けどあとでひとりになったら

どうせ

あの部屋で泣いちゃってるんだろうけど


ちゃんと気持ちに整理をつけて

この男の人と結婚しようと思ったんだ

いいオトコだと

思ってるよ


それはね?

私とあの子の暮らしの中に

未来という空が見えなくて


こらえしょうがなかった


のか


だからつまずいた


のか


『好きはいまでも好き』だってね

べつに未練あるわけじゃないからね


未来もないし未練もないさ


あたしはあたしの

人生いきるから


あたしはこれからしあわせになるから


って、うそ。



こんなまんまでいいんだろうか

このまま公衆の面前で

誓いのキスして

神様に、

いいフーフになるって約束して

神様に、

しあわせになるって約束して…………


でも、ねぇ、神様?

約束したら、

その約束は守らなければいけないのよね?


えっ?


約束したら守らなければいけないの?


なら、あたし、あの娘と約束してた気がするッ!


あの約束、守らなくっちゃ!


あたし、やっぱ、イヤだ!


あたし、やっぱ、あの娘が、イイ。


ごめん、あたし、…………






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