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憧憬の向こう側  作者: 葉竹ゆり
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ほら、観て?夜空に白い雲が浮かんでるよ?

今夜の、ほぼほぼ実話です。

なんか、伝えようとして伝わらないこの気持ち。

好きって、難しいですねぇ?

月を見ましょう。

中天の月。

お正月の月が、こんなに綺麗な年は、

きっと、いいことがありますよ。



その月をみて、

そう、おもって、

そう、伝えようと、思ったんだ。



ー翼ー

ほら、観て?

夜空に白い雲が浮かんでるよ?




ーすみれ子ー

「……」



ー翼ー

珍しいでしょ、夜に雲が視えるなんて。



ーすみれ子ー

「…そお?けっこう視える日、あるよ。」



ー翼ー

ふ、ふーん。

あぁ、いま眼鏡掛けてるからかな、

いつもは、見えないの、私、……

……

でね、

どうして、雲が白いと思う?



ーすみれ子ー

「さあ?……」



ー翼ー

それは、月がとっても綺麗だから。



ーすみれ子ー

「…綺麗?……明るいってこと?……」



ー翼ー

そう!すっごい、でしょ?あの月!

満月!

ほら、あのあたり、明るくて

青空みたいになってるよ。



ーすみれ子ー

「いや、そんなことはないよ……」



ー翼ー

そう?でも、きれー、こんな月観たの

いつ以来だろう?



ーすみれ子ー

「そうそう、さっきの続き、なに食べようか?」



ー翼ー

きっと、あの空に誰かいらっしゃって

今年一年いい年ですからねーって、

ああして、魅せてくれてるのね?



ーすみれ子ー

「……で、なに食べたい?

そっちに、あわせるけど?」



ー翼ー

きっとあの綺麗なお月さまは、

神さまがふたりに魅せてくれてるのね?



ーすみれ子ー

「…え?それさっき聞いたよ?」



ー翼ー

ええ。2度目ですから。「2度」いいましたから!


ところで、これは、何度目かしら?


《月が、綺麗、でしょう?》

明治の文豪の「今夜は、月が綺麗ですね」

『アイ ラブ ユー』の意訳だそうですが、さすが、夏目さん、さすが繊細極まりないですねー。


私たちの場合、どちらがダメなのか知りませんが、ちょっと綺麗なオチにはならなかったようです。このあと、実は気づいていて茶化してくれるのなら、その繊細さは、さすが平成!ややこしいですなと、それでも拍手はさせていただきますがね。『実は』、気づいているほうに賭けたいですね。なんせ、『実話』だけに。

ちゃんちゃん。

長々とまえがきからあとがきまで、最後まで、お読みくださりありがとうございます。

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